旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

イラン(テヘラン、イスファハーン、シーラーズ、ヤズド、マシュハド、タブリーズ)

あなたが旅行に行った年月

2019年8月

あなたが旅行に行った回数

4回

あなたの年齢、性別、職業

27歳、男性、会社員

一緒に旅行に行った人の人数

1人

トラブル体験をした場所

テヘラン エマームホメイニー国際空港

トラブル内容

飛行機で空港に到着した後、外貨両替をしようと両替商を探していた。すると、あるお兄さんがやってきて、「両替しないか?公式のレートのままで
両替してあげるよ。」といわれて、多くの旅行者が為替レートを確認するために使う「Currency」というアプリで示してきた。「手数料なしでこのレートで両替してあげるよ。」といわれたので、空港から市内まで行くための交通費として手持ちの10ドル紙幣をお兄さんが提示したレートで両替をした。(レートは1ドル=約40,000リアル)。
お得に両替出来てよかったと思い、空港から市内へ行き、観光を開始した。市内で観光しているときに、何点か外貨両替ができる店がレートを公示していたが、その時に書かれていたレートは「1ドル=約110,000イランリアル」でした。あれ、自分が空港で両替したレートの約3倍もお得になっているではないか、と思って唖然とした。もう一度自分のスマホにある「Currency」のアプリを見てみたら、「1ドル=約40,000リアル」と記載されていた。これが公定の為替レートなのになんで市場のレートとこんなに乖離しているのだろうかと思いホテルに帰ってスタッフの人にその理由について聞いてみた。スタッフの人が教えてくれたのは、イランはアメリカの制裁の影響で現地通貨であるイランリアルが不安定で政府が設定する公定レート(1ドル=約40,000イランリアル)と市場で外貨両替をする際の市場レート(1ドル=約110,000リアル)が大きく乖離していることが原因である。だからその公定レートと市場レートの差額で儲けようとする悪質な個人両替商が事情を知らない外国人旅行客からぼったくろうとしていると教えてもらいました。私みたいに空港で市場価格の3分の1である公定レートで両替をしてしまってトラブルにあった外国人はしばしばいる、ということでした。このようなトラブルは今まで旅行した国ではほとんど遭遇することがなかったため、理由を聞いたときはトラブルに遇ってしまったという落ち込みとともに、経済状態が不安定な国における公定レートと市場レートの乖離という独特な事情があるということを身をもって知ることができたという一種の学びをえることができて自分のためになったというポジティブな気持ちも感じられた。ただ、私が幸運だったのは、トラブルに遇ったときは少額しか両替していなかったので、被害額は少なかったことである。もし仮にその悪質な両替商に100ドル以上の多額の両替をしていたら、手持ちの現金がもっと減っていたと考えられる。先進国に旅行に行く場合はこのようなトラブルはほとんど発生しないかもしれないが、発展途上国や経済状態が不安定な国に旅行に行く際は、私が遭遇したような同様なトラブルに巻き込まれるかもしれないのでぜひとも注意していただきたいと思う。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

渡航先の国の外貨両替については地球の歩き方などのガイドブックや旅行者のブログ等で入念に調べておくべきだった。(特に途上国や経済が不安定な国は)②両替は空港や市内の公式な両替商でお行っておくべきだった。③ホテルの従業員や空港の職員など、現地の事情を知っている信頼のできる人に両替について聞いておくべきだった。