みなさんは世界の国々の首都がどこなのかお解りですか? アメリカなどの大きな国は知っているけど、小さな国々の首都は解らないという場合も多いと思います。そこで今回は、国に対する首都の役割りと世界の主な国の首都
、観光地としての魅力を合わせて紹介していこうと思います!

世界の首都を知って楽しもう

首都とは…

ひとくちに首都といっても、それを定義することは実は難しいことなのです。まずは首都とは何なのかのお話から始めましょう。

【首都って何?】首都とは国の中心となる都市のことをいいます。首都にはその国の統治機関が置かれていて、政治、行政の中枢機能管理や経済的中枢機能管理が集中して存在しています。ただし首都にある機能は国によって異なる部分も多々あります。

【首都の役割】前述したように、首都には行政や司法、国会などが置かれていて政治や経済の中心となる都市であることから、国内外に対してその国をよりよく動かしていくための役割があります。

世界の首都の役割と観光の魅力

約200ヵ国はある世界の国々なので、今回と次回の2回に分けて主な首都の紹介をしていきましょう。各国の首都を観光地としてフォーカス、旅行時に見逃せない場所と魅力をお伝えします。気になる首都があったら海外旅行の候補にしてみてはどうでしょうか?

■アメリカ合衆国/ワシントンD.C.
【ホワイウトハウス】アメリカ大統領が住んでいるホワイトハウス。建物内は一般公開されていませんが、敷地内の庭園は春と秋の年2回、“ローズガーデンツアー”として無料で一般公開されています。何より外観だけでも肉眼で見られることが魅力です。

【国立公文書館】アメリカ合衆国政府の書類を筆頭に、歴史的価値のある資料が保管されている公文書館。アメリカ独立宣言やアメリカ合衆国憲法、権利の章典など、アメリカの歴史的所蔵品が見られます。

【国立航空宇宙博物館】航空機や宇宙船に関するコレクションを展示する、世界最大規模の博物館。中でも人類初の月面着陸船アポロ11号“コロンビア”や、1903年に初飛行したライト兄弟の“ライトフライヤー号”などの歴史的実機は見逃せません。

■イギリス/ロンドン
【バッキンガム宮殿】現在でもイギリス国王が暮らしていて、執務をとっているのがバッキンガム宮殿です。宮殿を守っている衛兵の有名な交替シーンは必見。夏の間には宮殿内の一般公開もされているので要チェックです。

【大英博物館】世界三大ミュージアムのひとつである大英博物館は、世界中から観光客が訪れるロンドン屈指の観光地です。入場無料で歴史的所蔵物を見学できるほか、建物自体の美しさにも注目して欲しいところです。

【ロンドン塔】世界遺産にも登録されているのがロンドン塔。牢獄や処刑場として有名な場所ですが、城内の王室宝物庫ジュエル・ハウスでは王冠や載冠式で使用される装飾品を見学できます。さらに圧巻なのが王室の宝飾品でしょう。

■イスラエル/エルサレム
【旧市街地】中東の世界遺産エルサレムは旧市街地と新市街地に分かれていて、歴史的観光スポットは旧市街地に集中しています。旧市街はイスラム、ユダヤ、キリスト、さらにアルメニア人が暮らしている4地区で構成されていて、それぞれを自由に行き来可能です。

【最後の晩餐の部屋】レオナルド・ダ・ヴィンチで有名な「最後の晩餐」ですが、その最後の晩餐を行なったという伝説が残る場所です。アルメニア人地区にあるダビデ王の墓に隣接しています。超歴史的な場所を体感してみましょう。

【ヴィア・ドロローサ】死刑をいい渡されたイエスが、十字架を背負って処刑が行なわれる場所まで歩いたという道です。約600mのこの通りには、“ステーション”と呼ばれる祈りの場所が14ヵ所あります。常に巡礼者で賑わっている、必ず歩きたい場所といえます。

■イタリア/ローマ
【サン・ピエトロ大聖堂】カトリック教会の総本山であり、ミケランジェロの彫刻「ピエタ」や“バルダッキーノ(天蓋)”などが見どころのサン・ピエトロ大聖堂。そして25年に1度しか開かれない「聖なる扉」は要チェック。行くなら開かれる年を狙うのがおすすめ。

【スペイン広場】スペイン大使館がある場所ということから呼ばれているスペイン広場。名作映画「ローマの休日」での名シーンのロケ地としても有名な場所です。近くには名だたるブランドショップが建ち並ぶコンドッティ通りや、1893年創業の老舗店バビントン・ティー・ルームがあります。

【トレヴィの泉】1762年に完成した美しい噴水で、後ろ向きにコインを投げ入れるとまたいつか必ずローマに戻ることができる、といういい伝えがあります。ここは特に観光客で大賑わいする場所なので、スリなどの犯罪にも注意が必要かも…。

■インドネシア/ジャカルタ
【タマンミニ・インドネシア・インダー】インドネシアの各民族の生活を覗くことができるテーマパーク。バリ館、ジャワ館やコモドドラゴン博物館、水族館などもあるので家族みんなで楽しめる場所です。

【スラバヤ通り】骨董品などを取り扱う小さなショップが約200軒も建ち並ぶ観光名所。伝統人形やランプなどの骨董品から陶磁器などの日用品が所狭しと並んでいます。本物のアンティークが欲しいなら外せない場所です。

【JKT48シアター】日本のアイドルグループの人気がジャカルタにまで! AKB48の姉妹グループとしてデビューしたJKT48の専用劇場です。いつでも会いに行けるアイドルはここにもいるのです! 日本人とは異なる可愛さがある現地のアイドルを堪能しましょう。

■エジプト/カイロ
【ギザの三大ピラミッド&スフィンクス】カイロで絶対に外せないスポットがピラミッドとスフィンクスです。世界の七不思議のひとつといわれ、現地で見るとその謎の存在感と壮大さが圧巻です。古代エジプトの神秘を肌で感じることができて、一生の思い出になるでしょう。

【ナイル川】エジプトの象徴であるナイル川は、アフリカ大陸を南から北へ、カイロを通って地中海へと流れます。川沿いにはエジプトの遺跡や大自然が拡がって、クルーズを楽しむこともできます。船上から古代エジプトの遺跡を見学、夕暮れには赤く染まった風景を堪能できます。

【エジプト考古学博物館】古代エジプトの至宝を20万点以上収蔵する大規模な博物館で、
ツタンカーメン王の黄金のマスクや黄金の玉座、カフラー王座象、ラムセス2世のミイラなどの実物が見られます。

■オーストリア/ウィーン
【シェーンブルン宮殿】ウィーンで外せないのが世界遺産でもあるシェーンブルン宮殿です。モーツアルトやマリーアントワネットが居た場所であり、歴史の息吹を直接感じられる場所です。広大で美しい庭園は目を見張るほどです。

【アルベルティーナ美術館】モネ、ピカソ、セザンヌ、シャガール、ルーベンス、ブリューゲルら名だたる芸術家の名画を数多く所有する美術館で、ほかにもグラフィックアートや写真、家具など多くのコレクションを所有しています。芸術ファンには垂涎の場所でしょう。

【ウィーン国立歌劇場】音楽の都でもあるウィーンに行くならここも外せません。荘厳な外観は、ライトアップされた夕方以降に見ると圧巻。そんな外観の中では世界トップクラスのレパートリーが繰り広げられています。もし行くのであれば、公演日程をしっかりとチェックしてから行きましょう!

世界の首都の観光紹介はまだまだ続きます! 海外旅行計画の参考にして下さいね。