現在、日本人旅行者数の平均を取ると1年間に国民10人に対して1,4人は海外渡航へ飛び立ちます。
そんな皆様に現金の持ち歩きについていくつかアドバイス致します。
海外旅行に持参する現金の保管場所はいくつかに振り分けましょう。
海外旅行に持っていくときは現金での持ち運びか一番便利です、現金は必要な時にすぐに使用できるからです。
しかし場所によってはリスクが高くなるのも否めません。なぜなら日本は非常に治安の良い国とされ普段は意識しませんが、海外の特定地域ではそうはいかないからです。
観光客というだけで大金を持ってる事が分かってしまいます。
電子マネーはクレジットカードやキャッシュカードなど現金を必要とせずに利用した分の支払額をカード残高から引き落とす事が可能なサービスです。また実物通貨での支払いでは無い為、多くの紙幣を持ち歩かなくてもいい事が特徴です。
しかし残念ながらカード決済も万能ではなく、カードを読み取る機械で暗証番号や個人情報を盗み取られてしまうスキミングと言われる犯罪行為や、他人が悪用してしまうという危険性があります。そういったセキュリティー面に問題があるため知らずの内に残高が引き出されてしまう恐れもありますので頻繁に利用するよりは用途により使い分けるのが賢明です。
また旅行者用に現金を小切手化出来るトラベラーズチェックという支払手段もあります。トラベラーズチェックは紛失しても届け出を提出し正当な手続きで被害を申告すればその金額が弁済される仕組みなのですがビザ関係の手続きや身分証明の手順が頻雑でその作業には多くの労力と時間がかかるためやはり紛失盗難には気をつけるべきです。特に知られていないことですが、使用せずに余ったトラベラーズチェックを現金に換金することなくいつか使用する機会に備えて箪笥にしまっておきそのまま何年も経って存在を忘れ去ってしまうという失念リスクが多いことも気をつけるべきでしょう。
トラベラーズチェックの手数料は比較的に安く日本国内の銀行でドルの場合手数料1%、海外の場合では手数料0円~1.5%で外貨に両替することができます。しかしながらここでも注意が必要なことは予めトラベラーズチェックのレートには市場レートにプラスされた手数料が上乗せされており、更なる発行手数料としての上記金額がかかってくるので意外と安くはありません。
外貨両替と違い、その都度パスポートの提示、現金化が必要なこともありますので、不便な点は否めないでしょう。
海外で大金を持ち歩くのは危険です。所有物や金品を一度盗難に遭うともう二度と戻ってこないのが現状です。
個人でしっかりと一括にしておくのではなく現金は分別して持ち歩くことが大事です。
現金は使う分しか持ち歩かない。クレジットカードは信用の出来る場所で使う。念の為にトラベラーズチェックを必要分用意しておくことに心がけましょう。
以上のような事を守れば楽しい海外旅行を悲劇に巻き込まれるリスクを低減し安心して過ごすことができるでしょう。是非楽しんで来てください。