国際為替市場で最も中心に扱われる通貨は米ドルです。
米ドルが国際通貨として扱われるようになった経歴には19世紀初頭にイギリスのポンドが世界通貨として扱われていたましたが第一次世界大戦後のアメリカは戦争特需で経済が急成長し、逆に欧州各国は疲弊していきました。
実質的には20世紀初頭、第二次世界大戦後のIMF体制の元で各国中央銀行に対してアメリカドルの保障により基軸通貨はポンドからドルへ基軸通貨がシフトしていきました。
その米ドルに今、基軸通貨としての信頼性が問われています。
まず基軸通貨としての機能には基準があります。しかし現状その機能にも陰りが見えています。
アメリカでのGDPは低迷を続けている事。行き過ぎた為替市場・金融、資本市場であったが故にリーマンショックという世界規模での金融危機を招いてしまったこと。発行国が財に変える事の出来る生産率があること、通貨価値が安定していること 。
景気対策による財政赤字の拡大、以上の事柄等から世界に及ぶ金融機関からの非難、中国からの基軸通貨としての安全の懸念を指摘され対外取引としての米ドルは世界基軸通貨としての信用を失っています。
基軸通貨としてのメリットは基軸通貨国のレートが変わっても国債を発行し保有させ続けている分利子を搾取し続ける事が出来るということです。
しかし上記の点から外貨の重要性は日進月歩変化しつつあります。
つまり外貨両替を賢く使い分けなければいけません。