旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

イタリア、フィレンツェ

あなたが旅行に行った年月

2024年9月

あなたが旅行に行った回数

4回目

あなたの年齢、性別、職業

28歳、女性、Webデザイナー

一緒に旅行に行った人の人数

2人

トラブル体験をした場所

フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂近くの民間両替所

トラブル内容

友人と二人で念願だったイタリアのフィレンツェへ旅行に出かけました。街全体が美術館のように美しく、特にジョットの鐘楼から見渡したサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)の赤褐色のクーポラには息を呑むほど感動しました。

基本的にはクレジットカード決済で過ごす予定でしたが、サン・ロレンツォ市場周辺の露店で革製品の小物を買ったり、小さなバールでエスプレッソを飲んだりする際には現金が必要になる場面がありました。手持ちのユーロの現金が心許なくなってきたため、急遽手持ちの日本円を現地で両替することにしたのです。これが今回のトラブルの始まりでした。

大聖堂の周辺からシニョーリア広場へと続くカルツァイウオーリ通り周辺を歩いていたところ、看板に大きく「0% COMMISSION(手数料無料)」と書かれた民間の外貨両替所を見つけました。店頭の掲示板には各国の国旗とレートらしき数字が並んでおり、観光客も出入りしていたため、特に疑うこともなく店内へ入りました。

窓口で持参していた日本円の3万円分を差し出し、ユーロへの外貨両替を依頼しました。店員は無愛想ながらも淡々と作業を進め、画面や伝票をこちらに素早く見せながら「ここにサインをして」と早口な英語で促してきました。街歩きで少し疲れていたことや、後ろに他の観光客が並び始めていた焦りもあり、私は細かい内訳をしっかり確認しないまま言われるがままにサインをしてしまったのです。

店員から渡された現金とレシートを見て、私は血の気が引く思いがしました。当時のおおよその相場であれば190ユーロから200ユーロ程度にはなるはずだったのですが、実際に手渡されたのは130ユーロ足らずでした。日本円にして約1万円分もの大金が消えていたのです。

慌ててレシートを細かく確認すると、「手数料無料」と大きく掲示されていたはずなのに、適用された為替レート自体が市場相場から30パーセント以上も乖離した極めて不利な独自レートになっていました。さらに、パーセンテージの手数料は無料であるものの、高額な「固定取引手数料(トランザクションフィー)」という名目の費用がしっかりと差し引かれていたのです。

納得がいかず、すぐに窓口の店員に対して「表示されていた条件と違うのではないか」「あまりにも金額が少なすぎるので、外貨両替をキャンセルして元の日本円を返してほしい」と強く抗議しました。しかし店員は肩をすくめ、冷淡な態度で「あなたがサインした時点で取引は成立している。規約にもキャンセル不可と明記してある」と突き放すだけでした。警察を呼ぶと言っても全く動じる様子はなく、言葉の壁や旅先での限られた時間を考えるとこれ以上争うことも難しく、結局泣き寝入りするしかありませんでした。

せっかくの美しいフィレンツェ観光の思い出に深い傷がつき、その日は一日中やりきれない後悔と怒りで憂鬱な気分を引きずってしまいました。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

街中の「手数料無料」という看板を鵜呑みにせず、サインや現金の受け渡しをする前に「日本円でいくら渡したら最終的にユーロが何枚手元に来るのか」の受取総額を必ず確認するべきでした。また、観光地の路面両替所は利用せず、銀行のATMでクレジットカードの海外キャッシングを利用するか、出発前に国内で必要な現金を準備しておくべきでした。