旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

シンガポール

あなたが旅行に行った年月

2023年12月

あなたが旅行に行った回数

8回目

あなたの年齢、性別、職業

36歳、女性、Webデザイナー

一緒に旅行に行った人の人数

単独(一人旅)

トラブル体験をした場所

商業施設「ラッキープラザ」内の個人両替所

トラブル内容

シンガポールは非常に治安が良く、公共交通機関から飲食店までクレジットカードやタッチ決済が普及しているため、本来であれば多額の現金は必要ありません。しかし、現地のローカルな食文化を体験できる「ホーカーセンター(屋台街)」では、依然として現金支払いのみの店舗も多く、私は到着した翌日にいくらかの現金を確保しようと考えました。

宿泊していたホテルがオーチャードエリアにあったため、ネットで「レートが良い」という口コミを見かけた、ラッキープラザという古い商業施設へ向かいました。そこには数多くの外貨両替所が並んでおり、各店舗の電光掲示板には競い合うようにレートが表示されています。私はその中でも、ひときわ日本円のレートが良い一点の店舗に目を止めました。空港のレートよりも明らかに良く、周辺の店舗と比較してもわずかに得をする計算でした。

窓口へ行き、5万円を差し出しました。シンガポールドルへの両替です。掲示板のレート通りであれば、納得のいく金額が手元に来るはずでした。窓口の店員は無愛想に日本円を受け取り、機械で数えた後、電卓で計算した数字を私に見せてきました。しかし、その数字を見た瞬間、私は違和感を覚えました。掲示板のレートから算出した期待値よりも、50シンガポールドル(日本円で5,000円以上)も少なかったのです。
私が「レートが掲示板と違うのではないか」と指摘すると、店員は早口な英語で「掲示板のレートは一定額以上の大口両替のみに適用される。お前の金額は小口だから、事務手数料(ハンドリングチャージ)が10パーセントかかるんだ」と言い放ちました。掲示板のどこを隅々まで見ても、そのような注意書きは見当たりません。よく見ると、カウンターの下の方に、非常に小さな文字で現地の言葉と共に、何らかの条件が付帯することが書かれているようでしたが、初見の旅行者が理解できるものではありませんでした。

納得がいかなかった私は「両替をやめるからお金を返してほしい」と言いました。しかし店員は「もうシステムに入力して処理を開始した。キャンセルはできない。嫌なら警察を呼べ」と、非常に威圧的な態度でまくしたててきました。一人旅ということもあり、慣れない土地でトラブルが大きくなることを恐れた私は、結局その不当な手数料を差し引かれた金額を受け取るしかありませんでした。
後で調べたところ、シンガポールのような先進国であっても、観光客が集まる古いビル内の個人店舗では、こうした二重レートや不明瞭な手数料設定によるトラブルが少なからず報告されていることを知りました。せっかくの楽しい旅行のスタートだったにもかかわらず、自分の確認不足と店側の不誠実な対応により、非常に重苦しい気分でその後の観光を続けることになってしまいました。日本円にして数千円の差ではありますが、そのお金があれば現地でどれだけ美味しい食事ができたかと思うと、悔しさがこみ上げてきました。

このような経験を通して学んだのは、表に出てくる「良いレート」には必ず裏があるかもしれないと疑う姿勢です。シンガポールは安心という先入観が、私の警戒心を緩めていたのだと思います。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

現金を渡す前に、必ず「手数料込みで最終的にいくらになるのか」を電卓で示してもらい、納得してから取引を始めるべきでした。また、口コミのレートの良さだけに惑わされず、手数料の有無が明確に表示されている大手銀行系の窓口や、多少レートが悪くても透明性の高い空港内、あるいは近代的なショッピングモール内の信頼できる両替所を選ぶべきだったと強く感じています。