バンコクの街角両替所で遭遇したレート詐欺と手数料の巧妙な罠
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
タイ、バンコク
あなたが旅行に行った年月
2024年9月
あなたが旅行に行った回数
2回目
あなたの年齢、性別、職業
34歳、男性、事務職
一緒に旅行に行った人の人数
単独
トラブル体験をした場所
スクンビット通り沿いにある、看板が目立つ私設の両替所
トラブル内容
仕事を離れ、リフレッシュのために訪れた2度目のタイ旅行。初日に空港の銀行で両替した分が底をつき、私はバンコクの繁華街であるスクンビット通りを歩きながら、少しでも有利なレートを提示している両替所を探していました。普段からネットでのポイント還元や家計管理に気を配っている性格もあり、「空港よりも街中の方がレートが良い」というネットの情報を鵜呑みにしていたのが、今思えばトラブルの始まりでした。
大通りを少し脇に入った路地に、「No Commission(手数料無料)」と大きく赤い文字で書かれた看板を掲げる小さなブースを見つけました。掲示板に出ている日本円からタイバーツへのレートを確認すると、周囲の銀行系両替所よりも明らかに数パーセント良い数字が躍っていました。私は「ここならお得に両替できる」と確信し、手持ちの1万円札を数枚持って窓口へ向かいました。
窓口の男は愛想よく笑い、私の差し出した3万円を受け取ると、素早い手つきで電卓を叩きました。しかし、その画面に表示された数字は、私が事前にスマホの計算アプリで弾き出していた予想額よりも、2割近く低いものでした。驚いて「レートが表の掲示と違うのではないか」と英語で尋ねると、男の表情は一変し、無愛想に窓口の隅にある小さな紙切れを指差しました。
そこには、視力を凝らさないと読めないような極小の文字で、「掲示レートは10万円以上の両替にのみ適用。それ以下の場合は別途サービス料を徴収する」といった旨の注意書きが書かれていたのです。看板の「手数料無料」という言葉とは完全な矛盾です。納得がいかない私は「両替はやめるから、3万円を返してくれ」と強く要求しました。しかし、男はすでにレシートのようなものを発行しており、「システムに打ち込んだからキャンセルはできない。嫌なら警察を呼べ」と高圧的な態度でまくし立ててきました。
異国の地で警察沙汰になる恐怖と、後ろに並んでいた他の外国人観光客からの視線のプレッシャーに負け、私は結局、非常に悪いレートで両替を強行されてしまいました。数千円分もの損失が出た計算になります。本来なら美味しいディナーを数回楽しめたはずの金額が、一瞬の不注意と甘い看板に釣られたせいで消えてしまったのです。
外貨両替という、旅行者にとって最も基本的な行為に潜む甘い罠を身をもって体験し、その後の旅行中は常に疑心暗鬼になってしまいました。ホテルの部屋に戻ってからも、失った金額を計算しては自責の念に駆られ、せっかくの観光気分が台無しになったのを鮮明に覚えています。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
掲示されている良いレートには必ず裏があることを疑うべきでした。まず、看板の「手数料無料」を過信せず、現金を渡す前に必ず「この金額を両替したらいくら受け取れるか」の最終的なネット(受取額)を電卓で表示させ、確認するべきでした。また、バンコクであればスーパーリッチのような、信頼性が担保されている有名な公認両替所のみを利用し、路地裏の無名なブースを避けるのが鉄則だと痛感しました。









































