映画、音楽から宗教まで~世界各地を聖地巡礼の旅!
みなさんは“聖地巡礼”をしたことはありますか? アニメやドラマ、映画、音楽などに登場する実際にある、モデルとなった場所を訪れてその世界に浸る…これが聖地巡礼の最大の魅力です。今回はそんな聖地巡礼についてのお話しをしましょう。
そもそも聖地巡礼とは?
日本において一般的にいわれる聖地巡礼とは、前述したように自分の好きな作品に登場する場所を訪れることですが、その起源を辿るとそれだけではありません。
聖地巡礼の2つのカテゴリー
聖地巡礼の本来の意味は宗教的な活動、行為のことをいいますが、現在ではいわゆるポップカルチャーのジャンルでの活動や行為も含めた、大きな枠での文化的活動のことを聖地巡礼というようになりました。
【宗教的聖地巡礼】本来の意味の宗教的聖地巡礼は、信者が宗教上の重要な場所である「聖地」を訪れて巡り歩くことをいいます。海外ではイスラム教徒がメッカを訪れる「ハッジ」やキリスト教徒では「エルサレム巡礼」、日本では四国八十八個所を巡る「お遍路」や「お伊勢参り」などが聖地巡礼になります。
【ポップカルチャー的聖地巡礼】1990年代以降、漫画やアニメ、映画、ドラマ、音楽などの舞台を巡るファン文化として、急激に発展したのがポップカルチャー的聖地巡礼。自分の大好きな作品の舞台となった場所(聖地)を巡ることでその世界観を疑似体験、物語の中に入っていくような感覚が魅力です。SNSなどでのファン交流効果もあり、現在では地域振興としても大きな効果を得られています。
【大きな広がりを続ける聖地巡礼】宗教的、ポップカルチャー的以外にも、世界遺産を巡ることも聖地巡礼といいますし、あらゆるジャンルで自分の心の琴線に触れたモノに対して、より強い思いを感じるための行動が聖地巡礼だといえるでしょう。また、信者やファンではなくても、観光などで場所を訪れることでその魅力に惹かれることも多々あります。
聖地巡礼の魅力と楽しみ方
聖地巡礼の魅力は、何といってもその場所で感じられる宗教的雰囲気や作品の世界に没入できることでしょう。これは何も信者や作品のファンだけに限ったことではありません。その場所自体の魅力(美しさや空気感など)に魅了されて作品のファンになる、逆現象が起こることも珍しくはありません。
【作品の世界に入り込む】実際に作品の舞台となった場所に立つことで、様々なシーンを思い浮かべてその世界に入り込める感動はとても大きいものです。その場所の風景はもちろん、聞こえてくる音や空気感、行き来する人々の姿など、五感をフル活用して感動体験を味わうことができます。
【製作者の意図を考察してみる】なぜその場所が選ばれたのか? どんな意味を込めてそのアングルで描いているのか? などなど、ファンとして製作者側の想いを考察してみると面白いでしょう。実際にその場所行くことで解ることも多いはずです。
【場所自体の魅力の発見】作品などを通しての魅力の他にも、せっかくその地にいるのだから、場所自体の魅力を発見することも楽しみのひとつ。宗教的に有名な場所や大きな観光地以外の、ごく普通にありふれた住宅街や公園、商店街、小さな山や川などのリアルな風景に感じられる魅力も見逃してはもったいないです。
【現地ならではのグルメも!】聖地に飲食店があるようなら、現地ならではのグルメを味わってみるのも楽しいです。作中に登場するグルメがあるのならもちろん、郷土料理や地元の食材を使った料理などを味わってみましょう。帰る前にお土産探しも忘れずに。場所によっては聖地でしか買えないグッズがあるかも!
【常識的なマナーだけは必ず守ること!】聖地を訪れたら、海外とか日本国内とかは関係なく、現地の人たちに迷惑がかかるような行為はNG! マナーだけは必ず守りましょう。
※聖地での必須マナー
1、庭など個人の所有地に無断で入らない
2、車道はもちろん、通行の邪魔になる場所に居ない
3、自分で出したゴミ(ビンや缶、食べ物のゴミ、タバコの吸い殻など)は必ず持ち帰る
4、人物が入る撮影は極力避けて、どうしても入るなら本人から許可を得る
5、撮影場所の確保などは自分本位にならず、他の人のことも考えて行動をする
1度は巡礼したい! 世界にあるおすすめ聖地
ここからはいろいろなジャンルの代表的な聖地をご紹介。旅行計画を立てるなら、場所によっては立ち入り禁止日時などがあるかもしれないので目的の聖地の情報を事前に確認することを忘れずにしましょう。
※アニメ編
【魔女の宅急便】“アドリア海の真珠”と呼ばれるクロアチアの港町ドブロブニクは、「魔女の宅急便」の舞台のひとつといわれる場所です。オレンジ色の屋根が並ぶ旧市街地とアドリア海のコントラストの美しさは、まさにアニメの世界と脳内で重なります。旧市街地は高い城壁に囲まれていて、その上を歩けるのでドブロブニク全体を一望できます。ほうきで飛ぶキキの視点を疑似体験しちゃいましょう!
【ハウルの動く城】「ハウルの動く城」の舞台となったのがフランス、アルザス地方のコルマールです。カラフルでキュートな木組みの家が建ち並ぶ風景はアニメそのもの。そして注目スポットは、主人公ソフィが働く帽子屋のモデルといわれるプフィスタの家です。これは16世紀に建てられたという歴史深い建物で街のシンボル的存在となっています。
【進撃の巨人】ドイツの街ネルトリンゲンは「進撃の巨人」のモデルといわれる街。360度を円形の城壁に囲まれた街中に入ると、そこはまさに作中の場所そのもの。城壁の上は遊歩道になっているので、中世の面影を残す街の全体を一望できます。赤い屋根が密集する様はまさにアニメそのままで大感動です。
※映画編
【ハリー・ポッターと賢者の石】ハリポタシリーズ第一弾が公開されてから25周年の今年、ぜひ行ってみたいのがイギリス、ロンドンのハリポタ聖地の数々です。何といっても徒歩で巡れるのがポイントです。
1、キングス・クロス駅9と3/4番線(ホグワーツ急行発着駅)
2、レドンホール・マーケット(ダイアゴン横丁)
3、オーストラリアハウス(グリンゴッツ魔法銀行の外観)
4、ミレニアム橋(死喰い人に破壊される橋)
5、パディントン駅(1作目で初登場)
6、セント・パンクラス駅(キングス・クロスの外観)
これに加えて、ワーナーブラザース・スタジオツアー(有料/予約必須)に参加すれば完璧です!
※音楽編
【ロックの伝説が生まれた街ロンドン】ブリティッシュロックの歴史を考えると、辿りつくのがロンドン。ビートルズやローリング・ストーンズをはじめ、デヴィッド・ボウイ、クイーンなど名だたるニュージシャン、バンドが生まれた聖地中の聖地です。海外旅行先はロンドン、大好きなアーティストの聖地をネットで調べて、曲を聴きながら聖地巡り…ロック好きには最高の海外聖地巡りとなるでしょう!
※宗教編
【世界三大宗教の聖地】ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と三大宗教の聖地が重なるイスラエルの都市エルサレムは、世界で最も重要な宗教都市です。この場所には嘆きの壁(ユダヤ教)、聖墳墓協会(キリスト教)、岩のドーム(イスラム教)があり、旧市街に宗教史の核心部が集まっています。エルサレムは各宗教の教徒ではなくても入ることはできますが、服装の確認や旅行予定日の情勢確認など、事前にしっかりとしたチェックと準備が必要になります。





































