旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

フランス、マルセイユ

あなたが旅行に行った年月

2025年5月

あなたが旅行に行った回数

8回目

あなたの年齢、性別、職業

39歳、女性、レストラン料理人

一緒に旅行に行った人の人数

夫と二人

旅行の目的

本場の郷土料理ブイヤベース探訪と地中海港町の風景散策

旅行中にいった観光スポット

ヴァロン・デ・ゾーフ

海岸沿いの大通りにかかる巨大な石造りのアーチ高架橋をくぐると、まるで別世界のように静かな入り江が広がる隠れ家のような漁港です。岩肌にへばりつくように建つパステルカラーの古い漁師小屋や、水面に浮かぶ色鮮やかな小舟(ポワンチュ)の光景は、どこを切り取っても一枚の絵画のようでした。
入り江の奥にある老舗ピッツェリア「シェ・ジャノ」のテラス席に座り、潮風に吹かれながら焼きたてのピザと冷えたプロヴァンスのロゼワインを楽しみました。頭上には真っ青な南仏の空が広がり、波音と地元の人々の談笑が心地よく響いていて、大都市マルセイユの喧騒を忘れさせてくれる穏やかで贅沢なひとときを過ごせました。

 

マルセイユ旧港(ヴュー・ポール)

紀元前の古代ギリシャ時代から続くマルセイユの中心地で、何百隻ものヨットやボートが停泊する圧倒的な開放感に満ちた港です。建築家ノーマン・フォスターが手掛けた巨大な鏡張りの日除け屋根(オンブリエール)の下には世界中からの旅行者が集まり、天井に反射する港の景色を面白そうに見上げていました。
毎朝開かれる名物の魚市場にも足を運びました。水揚げされたばかりのアンコウ、ホウボウ、カサゴなど、ブイヤベースに欠かせない新鮮な岩礁魚が台の上に豪快に並べられ、漁師たちの威勢のいい掛け声が響き渡る光景は、料理人として胸が高鳴る素晴らしい体験でした。

 

ノートルダム・ド・ラ・ギャルド寺院

標高150メートルほどの石灰岩の丘の頂にそびえ立ち、「良き聖母(ボンヌ・メール)」として船乗りたちから親しまれてきた街のシンボルです。白と赤褐色の縞模様が美しいロマネスク・ビザンチン様式の寺院の頂上では、巨大な黄金のマリア像が太陽の光を受けて眩しく輝いていました。
テラスから見渡す360度の大パノラマは息を呑む美しさで、テラコッタ屋根が連なるマルセイユの街並みから、青く輝く地中海、遠くに浮かぶイフ城までを一望できました。聖堂の内部には航海の無事を感謝して奉納された無数の船の模型や絵画が飾られており、海とともに生きてきた人々の深い信仰心と歴史の重みが肌に伝わってきました。

 

ル・パニエ地区

旧港の北側に位置するマルセイユ最古の歴史を持つ旧市街です。迷路のように入り組んだ狭い路地や急な石段が続き、カラフルに塗られた古いアパートの窓辺には洗濯物が揺れ、壁のいたるところに前衛的なストリートアートが描かれていて独特のカルチャーを感じました。
路地沿いには昔ながらの製法を守るマルセイユ石鹸の工房や、地元アーティストのアトリエ、居心地の良い小さなビストロが点在していました。伝統的なオリーブオイル石鹸を手作りしている職人さんと会話を楽しみながらお土産を選んだり、名物のお菓子ナヴェットをつまんだりと、下町の生活感とアートが交差する温かい雰囲気を満喫できました。

 

カランク国立公園

マルセイユからカシスにかけて広がる、真っ白な石灰岩の断崖絶壁と入り組んだ入江が織りなす大自然の絶景スポットです。旧港から出航する観光クルーズ船に乗って海からのアプローチを選びました。
荒々しく切り立った白い崖と、海底が透き通るようなエメラルドグリーンの海のコントラストは言葉を失うほどの迫力でした。船が細い入り江の奥深くまで進むと、波の音と風の音だけが静かにこだまし、都市のすぐそばにこれほど壮大で手付かずの自然美が残されていることに感動しました。ハイキングコースも整備されているそうなので、次回はぜひ歩いて陸側からも訪れてみたいです。

 

旅行にかかった費用

旅費:約38万円(2名分の航空券+パリからのTGV往復運賃)
ホテル:約14万円(旧港近くのブティックホテル4泊・2名分)
観光・レジャー代:約3万円(カランククルーズ船、寺院プチトラン等)
食事代:約9万円(本場ブイヤベース名店、海鮮ビストロ、ワイン代)
お土産代:約3万円(マルセイユ石鹸、パスティス、オリーブオイル)
その他:約1万円(空港連絡バス、メトロチケット)
合計金額:約68万円(2名合計)

観光へ行く人へのアドバイス

マルセイユ名物の本格的なブイヤベースを味わいたい場合は、必ず「ブイヤベース憲章」に加盟している信頼できる老舗店を日本から事前予約しておくのが鉄則です。安さを売りにした大衆店では作り置きの魚のスープを出されることがあるため注意が必要です。また、旧港や主要な観光地は賑やかで魅力的ですが、駅周辺や旧市街の夜間の一人歩きは治安面で不安なエリアもあるため、日が暮れたら明るい大通りを歩くかタクシーを利用するなど、基本的な防犯意識を忘れずに旅を楽しんでください。