海外旅行の飛行機で安眠するための3ステップ

海外旅行に行くためには、長時間のフライトが付きものです。短時間であれば、あまり乗ることのない飛行機にワクワクして退屈しないでしょうが、6時間から8時間、12時間以上という長時間だと話しは別です。 飛行機内での過ごし方でいちばんいいのが“寝る”こと。現地に着いてからのことを考えても、機内で睡眠を取っておくといいでしょう。

今回は、飛行機でしっかりと睡眠を取るためのポイントのご紹介です。

機内で安眠するための3つのステップ

「いつでもどこでもすぐに寝られる」そんな特技があるなら心配はいらないでしょうが、大抵の人はそうもいかないハズ。しかも飛行機の中というのは狭いし結構うるさいしで、寝るための環境はとてもいいとはいえません。ファーストクラスなら違いますが、ファーストクラスで海外旅行に行く人はほとんどいないでしょう。 そこで! エコノミークラス対策として安眠するためのポイントを3つのステップで解説していきましょう。

ステップ1・飛行機の予約時に乗る時間と座席を考える

狙い目は深夜&早朝便

時間的に理想的なのは、普段寝る時間帯と同じ時間の飛行機を取ることですが、そううまくいくとは限りません。これがダメだとしてもなるべくなら深夜か早朝便を取るようにしたいところです。 深夜&早朝便であれば搭乗客も少なめなので、上手くすると隣が空席になります。そうなれば、隣を気にするどころか隣席を自分で使うことも出来ちゃいます。

座席は飛行機前方の窓側がベスト

最初に言ってしまえば、安眠するのに理想的な座席は、 「揺れの少ない飛行機前方で、トイレなど隣席の行動を気にしないで済む窓側の席」ということになります。なので、その逆の飛行機後方の通路側や3列席ならば中央の席だと、安眠するのが大変になるかもしれません。

ですが、前方の席は人気があるので取りにくいもの。もし取れないなら中央などの席は避けて、思い切って後方の席を取るというのも手です。後方は人気が無いので隣が空いている可能性も高くなるでしょう。また、前方の通路側、後方の窓側があった場合、この時にはどっちの方が自分が寝やすいかを考えて選びましょう。

そして絶対に避けたいのは後ろが壁になっている席です。この席はシートをリクライニングさせることが出来ず、寝る場合には最悪の状態になってしまいます。

ステップ2・海外旅行前日に、機内で寝られる態勢を取る

前日の睡眠時間は短めに

出発前日は、睡眠時間を短めにしておくのがベストです。たっぷり寝てしまうと機内で寝られなくなってしまうかもしれません。ただし、寝ないで行くというのはNG。気圧が変化する飛行機の中で気分が悪くなったり体調を崩してしまうと元も子もありません。 そして睡眠時間を短くする時には、遅く寝るのではなく早く起きるように調整しましょう。これなら寝坊する心配も無いでしょう。

ステップ3・当日は、身体と心をリラックスさせて寝られる状態にする

ゆったりとした服装を選ぶ

服装は身体を締めつけるようなものや脱ぎにくいものは避けて、ゆったりとした服装を選びます。そのままでも寝られるようであればそれでOKだし、必要なら空港でスウェットなどに着替えましょう。大丈夫、みっともないことはありません。そうする人も沢山いますから! とにかく、リラックスできる服装で飛行機に乗ることが大切です。 他には、足をリラックスさせるためにサンダルやスリッパに履き替えること、そして薄手で羽織れるカーディガンのようなものを持っていきましょう。飛行機の中は意外に寒いもの。防寒対策も忘れずにしておくといいでしょう。

搭乗前に軽くストレッチ

身体と心をリラックスさせる方法としては、軽いストレッチなどがあります。ストレッチはエコノミー症候群の防止にもなるし、適度な運動は安眠するために有効な方法なのです。機内では狭くて出来ないので、待ち時間に空港で軽くやっておきましょう。

NGな飲み物

コーヒーやお茶は飲まないようにします。これらにはカフェインが含まれているので寝にくくなってしまったり、トイレが近くなってしまいます。 また、アルコールも少量ならいいでしょうが、できれば飲まない方がいいと思います。機内は気圧の変化で酔いやすく、悪酔いするかもしれません。ジュースやミネラルウォーターにしておくのが無難です。ただし、大量に飲むとトイレが近くなるので注意です。

安眠グッズでグッスリおやすみなさい!

現在では色々な安眠グッズが発売されています。寝にくい飛行機の中でこれらを使わない手はありません。 あると安心な代表的安眠グッズをご紹介しましょう。

アイマスク

夜には機内も消灯されますが、常夜灯や他の乗客のライトが気になったりすることもあります。アイマスクで視界を完全に遮ることで、より寝やすくなるでしょう。商品によっては、目元を温めてくれるものもあります。

耳栓、ノイズキャンセリングイヤホン

周囲の雑音は結構気になるものです。耳栓で雑音を遮るのも安眠するための策となります。 また、ノイズキャンセリングイヤホンとは、周囲の雑音を遮ってくれるイヤホンです。耳栓よりも消音効果があるので、チェックしてみるといいでしょう。イヤホンなら小さい音でリラックスミュージックをかけられるので一石二鳥ですね。

ネックピロー&抱き枕

いくらリクライニングしたとしても、寝てるうちに首が痛くなることもあります。これを避けるのに便利なのがネックピローです。ちなみに、ネックピローに睡眠効果のあるアロマオイルを少量垂らしておくのもいいでしょう。 また、抱き枕があると、上半身を乗せた状態で寝ることも出来るので便利です。どちらか自分の好みの方を持っていくのがオススメです。

その他の安眠グッズ

防寒グッズ

前述しましたが、飛行機内は温度が低くなります。ゆったり寝るためにもカーディガンやブランケットは持っていきたいところです。

スリッパ、フットレスト

足下をリラックスさせると、よりグッスリと寝られるもの。靴を脱いでスリッパに履き替えたり、フットレストなどで足下を解放してあげましょう。

マスク

飛行機内は気圧の変化などで乾燥しがちです。のどが痛くなることもあり得るのでマスクを持っていきましょう。この時には乾燥を防ぐためにも濡れマスクにします。

色々と紹介しましたが、要は自分がゆっくり寝られる態勢を作る、ということです。飛行機内で寝ておけば、現地に着いてから思いっきり行動できるでしょう。自分なりの睡眠対策を探してみて下さいね。