大盛り上がりの日本優勝で幕を閉じたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)2023。大谷選手やダルビッシュ投手、ヌートバー選手など、MLB(メジャーリーグベースボール)で活躍する日本人選手が、日本プロ野球界の選手たちと共に魅せてくれました。そこで今回は、世界一の野球王国アメリカのMLBが行なわれている球場にスポットを当てていきましょう。

MLBと各チームの本拠地球場

MLBとは?

MLB(メジャーリーグベースボール)はアメリカ合衆国とカナダに所在する30球団で編成される世界最高峰のプロ野球リーグで、ナショナルリーグとアメリカンリーグで構成されています。リーグ毎に優勝を競い、各リーグの優勝チームがワールドシリーズでワールド・チャンピオン目指します。

MLBでプレイする日本人選手

2023年現在、MLBの各球団に所属する日本人選手は9人。この中でラーズ・ヌートバー選手は母親が日本人、父親がアメリカ人のハーフ。日本では両親のいずれかが日本人の場合には日本人としています。

全30球団本拠地球場

各球団の本拠地球場は様々な歴史や特徴を持っています。球場自体の造りをはじめ見どころも盛り沢山。アメリカに旅行に行くならMLB観戦や球場見学を入れるのもいいかも!

アメリカンリーグ

※東地区
【オリオールズ・パーク・アット・カムデンヤーズ/ボルティモア・オリオールズ】メリーランド州ボルチモア/球場内のベーブ・ルースの銅像や、球場後方に見えるレンガ造りの倉庫が名物。

【トロピカーナ・フィールド/タンパベイ・レイズ】フロリダ州セントピーターズバーグ/MLB唯一の密閉式ドーム球場。球場内にはさまざまなショップやレストランがあり、「モールパーク」と呼ばれて大人気。

【フェンウェイ・パーク/ボストン・レッドソックス】マサチューセッツ州ボストン/吉田正尚選手が所属。MLB最古の球場で、外野後方の緑色のフェンスは“グリーンモンスター”と呼ばれて威圧感がバッターを襲います。

【ヤンキー・スタジアム/ニューヨーク・ヤンキース】NY州NYブロンクス/2009年に新設されたMLBで最も有名な球場。ヤンキースに所属したレジェンドたちのモニュメントは必見。

【ロジャーズ・センター/トロント・ブルージェイズ】オンタリオ州トロント/菊池雄星投手が所属。世界初の開閉式ドーム球場として建設された球場。多目的スタジアムでもあり、サッカーやアメフト、陸上競技などの色々なスポーツが行なわれます。

※中部地区
【カウフマン・スタジアム/カンザスシティ・ロイヤルズ】ミズーリ州カンザスシティ/外野スタンドに沿って設置された、高さ約98mの大噴水が見もの。ライトアップされた噴水は圧巻の美しさ!

【ギャランティード・レイト・フィールド/シカゴ・ホワイトソックス】イリノイ州シカゴ/ホワイトソックスが得点や勝利を挙げた時にはビデオボードから爆音が鳴って大きな花火が打ち上げられます。

【コメリカ・パーク/デトロイト・タイガース】ミシガン州デトロイト/球場のあちこちに虎の像を設置。スコアボードの上の虎はタイガースにホームランが出ると目が光る! 球場内の虎のメリーゴーランドもポイント。

【ターゲット・フィールド/ミネソタ・ツインズ】ミネソタ州ミネアポリス/前田健太投手が所属。メトロドームが本拠地だったツインズが、2010年に拠点を移した球場。天然芝で屋根なしがポイント。

【プログレッシブ・フィールド/クリーブランド・ガーディアンズ】オハイオ州クリーブランド/クリーブランドのダウンタウン内にある球場。隣にはNBAのキャバリアーズの本拠地も!

※西地区
【エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム/ロサンゼルス・エンゼルス】カリフォルニア州アナハイム/大谷翔平選手が所属。大谷選手の活躍でその人気も爆上がりのエンゼルス。ライトスタンド後方には巨大なロゴ“ビッグA”がそびえ立つ。球団のマスコット、ラリーモンキーも大人気。

【グローブライフ・フィールド/テキサス・レンジャーズ】テキサス州アーリントン/グローブライフ・パーク・イン・アーリントンが本拠地だったレンジャーズが、2020年から本拠地にした球場。全体的にコンパクトな球場で、大学スポーツでも多々利用されている。

【ミニッツメイド・パーク/ヒューストン・アストロズ】テキサス州ヒューストン/アストロズの選手がホームランを打つと、大量のオレンジを積んだ蒸気機関車が煙を出して走ります。

【リングセントラル・コロシアム/オークランド・アスレチックス】カリフォルニア州オークランド/藤浪晋太郎投手が所属。野球とフットボールの兼用球場。ファールゾーンが広いのが特徴な、投手有利の球場。

【T-モバイル・パーク/シアトル・マリナーズ】ワシントン州シアトル/球場内のほぼすべてのバーから試合が見られる景観の良さがポイント。マリナーズにイチロー選手が長年所属していたこともあり、日本でも有名。

ナショナルリーグ

※東地区
【シチズンズ・バンク・パーク/フィラデルフィア・フィリーズ】ペンシルベニア州フィラデルフィア/アメリカ建国の地にある球場ということもあり、外野センターの後方に“自由の鐘”という大きな鐘を設置。フィリーズからホームランが出ると球場内に鐘が鳴り響きます。

【シティ・フィールド/ニューヨーク・メッツ】NY州NYクイーンズ/千賀滉大投手が所属。「Let’ Go METS」と叫んで球場が一体感に包まれる応援風景が有名。ロトンダ・ゲートにはMLB初の黒人選手ジャッキー・ロビンソンのオブジェが並んでいます。

【トゥルーイスト・パーク/アトランタ・ブレーブス】ジョージア州カンバーランド/ブレーブスの過去のチーム成績を記した歴史コーナーや、ワールド・チャンピオンのレプリカ・トロフィ、歴代スーパースターが使用した野球グッズの陳列コーナーなどが人気。

【ナショナルズ・パーク/ワシントン・ナショナルズ】ワシントンD.C./桜の名所ワシントンにある球場で、春にはレフト後方の桜並木の桜を見ながら野球観戦ができる。試合途中に行なわれる歴代大統領の着ぐるみレースはワシントンならでは!

【ローンデポ・パーク/マイアミ・マーリンズ】フロリダ州マイアミ/センター後方に“ホームラン・フィーチャー”という巨大オブジェがあり、マーリンズにホームランが出ると電飾や花火で大盛り上がり。球場内にフロリダの熱帯魚たちが泳ぐ巨大水槽もあります。

※中部地区
【アメリカンファミリー・フィールド/ミルウォーキー・ブルワーズ】ウィスコンシン州ミルウォーキー/レフト後方には滑り台があり、マスコットのバーニー・ブルワーが滑るパフォーマンスで大興奮です。

【グレート・アメリカン・ボール・パーク/シンシナティ・レッズ】オハイオ州シンシナティ/センター後方に設置される2本の煙突からは、レッズにホームランが出ると白い煙と花火が打ち上がります。チーム殿堂博物館では黄金時代を築いたレッズの歴史を展示。

【ブッシュ・スタジアム/セントルイス・カージナルス】ミズーリ州セントルイス/ラーズ・ヌートバー選手が所属。チームカラーの赤に染まった球場内やダウンタウンの高層ビル群、ゲートウェイ・アーチが見渡せる景観など、雰囲気が最高の球場。

【リグレー・フィールド/シカゴ・カブス】イリノイ州シカゴ/鈴木誠也選手が所属。MLBで2番目に古い球場で、外野フェンスに絡まるツタが名物。手動式のスコアボードがレトロな雰囲気を醸し出しています。

【PNCパーク/ピッツバーグ・パイレーツ】ペンシルベニア州ピッツバーグ/球場から見える高層ビル、ロベルト・クレメンテ橋などの風景が絶景。ナイター観戦時には試合と共に美しい夜景が堪能できます。

※西地区
【クアーズ・フィールド/コロラド・ロッキーズ】コロラド州デンバー/ロッキー山脈の麓、標高1600mにある球場で気圧が低く打者に有利。そんな中で1995年、野茂英雄投手がノーヒットノーランを達成。

【チェイス・フィールド/アリゾナ・ダイヤモンドバックス】アリゾナ州フェニックス/ポイントは何といっても外野の中間スタンドにあるプール。泳ぎながら野球観戦もできます。

【ドジャー・スタジアム/ロサンゼルス・ドジャース】カリフォルニア州ロサンゼルス/美しい自然に囲まれて、独特のデザインをしたドジャー・スタジアムはメジャーで最も美しい球場といわれています。

【ペトコ・パーク/サンディエゴ・パドレス】カリフォルニア州サンディエゴ/ダルビッシュ有投手が所属。外野の後方には「パーク・アット・ザ・パーク」という大公園があり、ピクニックをしながら野球観戦も。子ども用の小さな野球場も併設されています。

【オラクル・パーク/サンフランシスコ・ジャイアンツ】カリフォルニア州サンフランシスコ/外野ライトの後方がサンフランシスコ湾で、場外ホームランはほとんどが海に飛び込む“スプラッシュ・ヒット”に!