海外旅行に行く時に必ず利用するのが空港です。
各国の空港では、外観から港内の施設、サービスなどに色々な趣向を凝らしています。
空港というと航空機に乗るためだけの通過点、と考える人も居ると思いますが、実は空港だけでも十分に楽しめる場所と言えるでしょう。

世界に数ある空港の中でも、行くだけで楽しめるオススメの空港を紹介していきましょう!

空港を利用する時の2つのパターン

まず基本的に覚えておきたいのは、空港を利用する時のパターンです。

航空機が直行便の場合

日本の空港から航空機に乗って、海外旅行の目的地の空港まで直接行くのが直行便です。
そして直行便では、利用する空港も出発時と到着時の2ヵ所のみとなります。

目的地に行くまでに航空機を乗り継ぐ“トランジット”

航空機の燃料や食料を補充したりするために途中で別の空港に降りて、航空機を乗り継ぐことを“トランジット”といいます。
この場合には出発時と目的地の到着時の他に、別の空港を利用することになります。
直行便に比べると色々な面で面倒ではある“トランジット”ですが、逆に考えれば世界の空港をもうひとつ楽しめる、ことにもなります。

どちらにしても、せっかく立ち寄った空港をただ通過するだけではなく可能な限り楽しむ、というのも海外旅行の醍醐味です。
時間に余裕を持って空港に行き、ならではの体験をしてみてはいかがでしょう?

行くだけでも楽しい世界の空港

イギリスの航空サービス格付け会社「スカイトラックス(Skytrax)」では、毎年“ワールド・エアポート・アワード”を発表しています。
これは世界100ヵ国以上、2400万人以上の投票によって選ばれる優秀空港ランキングで、設備からスタッフの対応、サービス、ターミナルの快適さなど約40項目で評価されています。
本コラムでは、基本的に2020年の最新ランキングを基に、印象的で楽しめる空港を抜粋して掲載していきます。

チャンギ国際空港/シンガポール

“ワールド・エアポート・アワード”のみならず、様々なサイトなどでいちばんに出るのがチャンギ国際空港です。
この空港は発展し続けるシンガポールのハブ空港(中継地点として地域の拠点となる空港)で、ランキングでは常に1位にランキングされる、今や観光スポットとも評される有名な空港です。

特徴としては、利用客が待ち時間に退屈しないように色々な施設が設けられていて、その充実度が秀逸ということです。
亜熱帯を思わせる、空港とは思えない自然を感じさせる空間演出は壮大で、世界最長の屋内人工滝は必見!
施設もショップやレストランは当然のこと、映画館やマッサージ施設、仮眠スペース、プールなど多彩です。
さらに乗り継ぎ時間が長い場合には、無料のシンガポール観光ツアーに参加することもできるという充実ぶりです。

仁川国際空港/韓国・ソウル

日本から行きやすい韓国のソウルにある仁川国際空港。
注目は韓国で話題のスイーツが大集合しているフードコート! 他にも高級ブランドショップやカフェ、レストラン、人気コスメショップなどが勢揃いしています。
第1、第2ターミナルが共に広大で、世界で最も清潔な空港では2位、スタッフサービスの良さでは3位にランキングされてもいます。

第1ターミナルには韓国伝統の瓦葺屋根の家などが設置されていて、韓国の文化や自然を知ることができるデジタル体験エリアも。さらに第2ターミナルは2018年オープンということもあり、最先端技術を駆使したオシャレな空間になっています。

ミュンヘン空港/ドイツ・バイエルン

ミュンヘン空港のポイントは、開放感いっぱいの透明な屋根。美術館のようなその空間は空港にいることを忘れそうです。
さらにドイツと言えばビール。この空港内にはビールの醸造所があり、ビアガーデンで本場のビールを楽しむこともできちゃいます! また、デリカテッセンやスイーツで有名な店「ダルマイヤー」や「ケーファー」「ライジーファー」などもあるので一度は利用したいところです。

ミュンヘン空港に行くなら11月中旬以降がオススメ。空港内で開催されるクリスマスマーケットでは、工芸品や名物料理が楽しめる屋台がズラリと並びます。

ロンドン・ヒースロー空港/イギリス・ロンドン

旅客ターミナルが4つあるヒースロー空港は、ヨーロッパで最大規模。
空港内には、高級デパート“ハロウッズ”の支店や“キャス・キッドソン”“グローリアス・ブリテン”を始めとしてあらゆるショップが並んでいるので、高級品からバラマキ用のお土産まで全てがここで揃います。免税価格で割安なのも嬉しいところです。

香港国際空港/中国・香港

アジアと欧米の空路を結んでいるのが香港国際空港です。アジアのラスベガスであるマカオへの乗り継ぎとして利用する人が多く、世界で始めてIMAXを導入した映画館や、ミュージアムの航空探知館などが楽しめます。
また、高級中華から甘味、フードコートと飲食のバリエーションが多いのもポイント。さらに香港名物の雑貨店も多数入っています。
アジアの主要空港として中国路線を多く運行しているので、中国へ行くなら利用する機会も多いはず。時間に余裕を持って訪れて空港内を楽しむのがオススメです。

ハマド国際空港/カタール・ドーハ

世界の約160路線以上を就航しているのがハマド国際空港です。
その外観は建造物としての評価が高く、清掃の行き届いたとても綺麗な空港としても有名です。
ポイントは中東らしい豪華な施設と、空港内のあちこちで見られる巨大なモニュメントです。その代表格である、出発ロビーにある超巨大なテディベアは必見! レストランやカフェは24時間営業なので時間を気にせずに利用できるし、家族連れに嬉しいのがキッズスペースの充実ぶりです。また、設置されているデスクトップのMacを自由に使い放題というのも珍しいです。

スキポール空港/オランダ・アムステルダム

西ヨーロッパで最も優れた空港の1位にも選ばれたスキポール空港は、ヨーロッパを代表するハブ空港のひとつです。
スキポール空港は世界で始めて空港内に図書館を設置したことでも有名。お洒落でゆったりとした空間の中でくつろげるのは最高でしょう。
最大のポイントとしては、アムステルダム国立美術館所蔵の絵画などを展示するミニギャラリーを利用できることです。美術館に行かずして名画を堪能、お土産まで買えるのは便利です。
また、空港内にあるカジノで勝負するのも楽しみのひとつ。大負けしないように注意しましょうね。

クアラルンプール国際空港/マレーシア

マレーシアを代表するクアラルンプール国際空港は、アジア最大規模の空港でもあり、ショッピングとグルメスポットが多数入っています。
ショッピングでは、マレーシアお馴染みのスーパーマーケット“ジャヤ・グロッサー”が定番。自分や家族、友人向けのお土産はここで全部揃っちゃいます。
そして東南アジアの屋台街がイメージのフードコードでグルメを堪能。ローカルフードの数々をたっぷりと味わえます。

また、航空機を真上から見下ろせる「スカイブリッジ」も見逃せません。この空港ならではの風景はインスタ映え間違い無しでしょう!

プリンセス・ジュリアナ国際空港/オランダ自治領セント・マーチン島

カリブ海のオランダ自治領セント・マーチン島にある国際空港ですが、ここのポイントは何と言っても大型旅客機がビーチのすぐ真上を通過して着陸することです。
ビーチでは爆風で巻き上げられる砂で大変になりますが、そのド迫力の光景のみを見に訪れる人もいるほどで、航空機マニアの間では“翼の聖地”とも呼ばれています。
ですが、空港内はとても綺麗で爽やか。カジュアルな飲食店も多いのでノンビリできるし、すぐにでもカリブ海のビーチを楽しめるのもポイントが高いですね。

日本を代表するあの空港がランキング2位に!

2020年の“ワールド・エアポート・アワード”で第2位にランキングされたのが、日本の羽田空港です。
新たに国際線ターミナルが拡張されたことで、世界的に評価の高い国際空港へと変貌を遂げました。
広大で綺麗、美しいデザインの空港内では、ガラス張りの向こうに滑走路が見えます。
ショッピングやグルメスポットも充実していて、中でも空港限定の羽田スイーツはここでしか楽しめません。
空港を訪れるだけでも十分に楽しめるので、一度行ってみてはどうでしょう?