楽しい旅行での困り事は憂鬱になりがちです。それが大きなトラブルだと旅行そのものが台無しになるかも。これが海外旅行となるとさらに色々とありそうな予感…。ですが、どんな出来事にも必ず予防策や対処法はあります! 今回は、海外旅行に行く時に起こりそうなちょっとした困り事や大きなトラブルの内容と、それらに対応する方法の空港とホテル編です。

起こりそうなトラブルの内容と対処法

ちょっとした困り事はわりと起こりやすいともいえます。すぐに解決できることも多いのですが、せっかくの海外旅行なのに気持ちが萎えてしまいそう。また、大きなトラブルはめったにあるものではないとは思いますが、万が一の場合はかなり労力をハメになることも…。そうならないためにも事前の対策を考えておき、もし起こってしまってもしっかりと対応して、その後は旅行を楽しむために気持ちを切り替えるようにしましょう。何事もポジティブに! が大切ですよ。

英語でのコミュニケーション

海外では、相手とのコミュニケーションは英語などの外国語になります。ですがうまく喋れない、正確に伝わらないことも多いかもしれません。また、現地の言葉を喋れる人がいない場合には自動翻訳機がオススメです。ただし、故障やバッテリー切れを考えて、自分で喋ることも頭に入れておきましょう。基本的な英会話をメモしておいて自分で喋るか、不安なら紙自体を見せて対応しましょう。

空港、飛行機

飛行機に乗り遅れる

搭乗時間に間に合わずに乗り遅れてしまうには2つのパターンがあります。

※自分のせいで遅れる
空港までの移動と空港での搭乗手続きにかかる時間を考えて、余裕を持って空港に行くことが重要です。搭乗チケットがない、預け不可なものをスーツケースに入れてしまったなど、現地では思わぬ困り事が起きがちなものです。日本の空港であれば難なく職員に相談できますが、海外の空港だと言葉が通じないことからかなり厄介なことに…。搭乗時間から最低でも2、3時間前には空港に着くように行動しましょう。

※交通トラブルなどで遅れる
渋滞や思わぬ事故で空港に着くのが遅れてしまうこともあり得ます。これは自分ではどうすることもできないので、空港で職員に理由をしっかりと説明して対処をお願いしましょう。場合によっては次の便などを取って貰えることもあります。事前対策としては、余裕を持って早めに自宅やホテルを出ることです。“ギリギリに着けばいいや”はあまりに危険すぎます。

乗るはずの飛行機のフライト予定や座席がない

いわゆるダブルブッキングや、何らかの理由でフライト予定が変更していた場合、何も知らずに空港に行っても飛行機に乗れなくてパニック! これらのトラブルは100%航空会社の理由によるものなので、代替え飛行機や座席を用意して貰えます。ただし、空港に行くまで何も確認せずにいきなり問い合わせても時間がかかります。当日のトラブルでもない限り、事前に確認ができます。ダブルブッキングの場合には当日の対応もありますが、まずは旅行出発日前日までに航空会社公式サイトで必ずチェック、不明な点があるようなら問い合わせておきましょう。

ロストバゲージ、荷物が届かない!

ロストバゲージとは空港で預けたはずの荷物が届かない、または紛失することで、荷物の積み忘れやタグの発行ミス、他人が間違えて持って行くなどいくつかの理由があります。特に海外の空港では起きがちなトラブルなので、“貴重品は必ず手元に持つ”“到着後すぐ使うものは機内に持ち込む”、さらに“「航空機寄託荷物遅延」が付帯された保険に入っておく”などの対処をしましょう。万が一の場合に備えて、荷物の写真を撮っておくといいでしょう。
もしロストバゲージに遭ってしまったら、航空券と荷物タグの半券を揃えて空港カウンターに行き、紛失証明書を発行して貰います。航空会社や空港で内容は異なりますが、それなりの対応をしてもらえます。

トラブル時の英会話集

※○○航空のカウンターに行きたいのですが?
I want to go to the check in counter of the ○○airline.
※飛行機が遅れて○○行きの乗り継ぎ便に乗り遅れました
My flight was delayed and I missed my connecting flight to ○○
※別の便を取って貰えますか?
Could you get me another flight?
※(搭乗チケットを見せながら)この便の搭乗ゲートはどこですか?
Where’s the gate for this flight?
※私の荷物がありません
My luggage is missing.
※これが私のクレームタグです。調べて貰えますか?
Here’s my claim tag. Could you check on it?
※どこで荷物の損害賠償請求ができますか?
Where can I submit a claim for the damage?
※ホテルサービスはありますか?
Do you offer hotel service?

ホテル

ダブルブッキングで部屋がない

飛行機同様、これも先方のホテル側の責任です。予約チケットを見せれば他の部屋を用意して貰えます。この時には怒らずに丁寧に伝えましょう。トラブル時の印象が良ければ滞在中のサービスが手厚くなることもありますよ!

ホテルへの到着が遅れて部屋がキャンセル

交通機関の状況でホテルに着くのが予定より遅れてしまいそうな場合、必ず連絡をしておきましょう。日本のホテルであれば連絡をくれる場合もありますが、海外ではこちらからキチンと連絡することが大切です。何もしないで遅れると部屋がキャンセルされてしまうこともあり得ます。

ホテルまでの行き方が解らない

現地の空港に着いたはいいけどホテルまでどうやって行くか解らない、なんて事もあるかもしれません。この時にはスマホで「Google Map」を起動、目的地を設定しましょう。徒歩はもちろん、電車やバスの乗り継ぎまでを案内してくれます。世界共通のアプリなので、どこでも利用できます。また、タクシーを利用する際には口頭だと発音の違いなどでうまく伝わらない可能性もあるので、ホテルの名前と住所をメモして運転手に見せるのが確実です。

部屋のトラブルあれこれ

海外のホテルの場合、たとえ高級ホテルであっても設備などで不備があることも少なくありません。面倒なので我慢して泊まる、というのではせっかくの海外旅行の楽しさも半減。遠慮せずにフロントに伝えましょう。不備を直してくれる、もしくは部屋を替えてくれることもあります。
※ありがちなトラブル
・予約した部屋と違う
・カードキーでドアが開かない
・シャワーやトイレ、金庫、TVなどの設備が不具合で使えない
・水やお湯が出ない
・ルームサービスで頼んだものが来ない

海外では習慣などが異なるために、日本では考えられないようなことも不備ではなく当たり前な場合もあり得ます。事前にネットで現地の情報をチェックしておくことも大切です。

トラブル時の英会話集

※(フロントに話す時の最初に)○○○号室に泊まっています
Hi. I’m in room ○○○
※ルームサービスをお願いします
I would like room service.
※カギを部屋の中に置き忘れました
I left my key inside the room.
※ルームサービスを頼みましたが、まだ届きません
I ordered room service.but it has not arrived yet.
※トイレの水が流れません
The toilet doesn’t flush.
※シャワーのお湯が出ません
There’s no hot water in the shower.
※○○○が故障しています
○○○ in my room doesn’t work.
※直して貰えますか?
Could you fix it?
※予約した部屋と違います
It’s different from the reserved room.