海外旅行といえば、世界の国々の大都市を中心に巡るのが定番ですが、たまには趣向を変えて島々を楽しむ旅行もいいものです。今回は、海外旅行でおすすめの島々をご紹介していきましょう!

島旅行のポイントとは?

島の魅力

1、 溢れる大自然でリフレッシュ!
島の魅力は何といっても大自然です。青い空と澄んだ海、そして木や花、生き物など多くの動植物に囲まれること。近年では島といっても過ごすのに不便はなく、ホテルなどの施設が充実しているので島旅行初心者でも安心です。ただし秘境といわれるような島では施設がないことも…。それだけ独自の空気を味わえるので、旅行慣れしてきたら挑戦してみるのもいいでしょう。

2、 日本人観光客が少ない
定番のリゾート都市などでは、日本人観光客が溢れていることもありがちですが、島だと比較的日本人が少ない場所も。せっかく海外に来たのだから、なるべく日本人に会いたくない、というなら島旅行がおすすめです。

島旅行での注意点

1、旅行日程は余裕を持ってしっかりと決める
島への旅行は、場所にもよりますが都市を経由していく場合が多いので、それだけ移動に時間がかかります。さらに利用できる交通機関の種類が少ないこともあり得ます。万が一、移動できなくなるトラブルなども考えて、日程的にある程度余裕を持っておきたいところです。

2、現地の天気を事前にチェック
島で重要なのは天気です。現地に着いたはいいけれど土砂降りの雨だったりすると島で過ごす魅力は半減してしまいます。行き先を決めたら、旅行日の現地の天気をしっかりとチェックしましょう。ただし、場所によっては天気が変わりやすいところもある、ということは頭に入れておきましょう。

3、都市への旅行以上に衣類に注意
天気が変わりやすいというお話しをしましたが、島では自然の中を過ごすので都市部と比べての気候の変化をもろに受けます。また、たとえ常夏の島だとしても日本人には肌寒く感じることもあります。これを考えて、いつもの海外旅行よりも1、2枚多く衣類を持って行くと安心です。特に高齢者や幼児がいるなら、持って行く衣類には気を使っておきましょう。

安心のリゾート島から穴場の秘島まで

大都市部と比べると準備などが大変な島旅行ではありますが、島ならではの楽しさは独特です。ただ、ひと口に島といってもその大きさから島内の雰囲気、施設などは様々です。初心者などはまず行きやすく過ごしやすい、比較的有名なリゾート島から始めるのがベスト。慣れてきたところで、穴場といわれる島を考えるといいでしょう。

初心者も安心なリゾート島

【セブ島/フィリピン】日本からは行きやすく、比較的リーズナブルに島を楽しめるのが、リゾート観光地として有名なセブ島。初心者には超おすすめで、観光での人気ナンバー1は透き通った海でジンベイザメと一緒に泳げる“オスロブ”です。またセブ島最大の滝壺であるカワサンフォールも見逃せません。日中に大自然を堪能したら、夜はトップス展望台でセブ市内を一望する夜景で締めるといいでしょう!

【プーケット島/タイ】タイ最大の島であり世界有数のリゾート島なのがプーケット島です。ポイントは多数ある美しいビーチで、昼夜問わず楽しめる「パトン・ビーチ」、高級リゾートの「パンタオ・ビーチ」、サーファーに人気の「カタ・ビーチ」、タイでいちばん美しい夕日が見える「ナイハーン・ビーチ」などがあります。また、周辺には小さな島々が連なっているので、離島へ渡ってみるのも楽しみになります。シーフードだけではなく、多国籍料理が味わえるのもポイントです。

【サントリーニ島/ギリシャ】エーゲ海に浮かぶ美しい島のサントリーニ島。青い空と透き通る海、島に建つ白壁の建物の街並みが絶妙にマッチするリゾート島です。特にイア地区の青と白の風景は、まるで絵画をみているよう。比較的コンパクトな広さなので、散歩するには最適な場所といえます。そして必ず訪れて欲しいのが「ブルードーム」。ここは丸くて青い屋根と白壁が特徴の教会で、島のシンボルとなっています。宿泊先は断崖絶壁に建つ「洞窟ホテル」がおすすめです。

【イースター島/チリ】約900体ものモアイ像が立つミステリアスな島がイースター島です。ここは南米チリ領の太平洋上に浮かぶ、周囲が58キロの小さな島。そんな中に何百個ものモアイ像が並ぶ風景はまさにミステリーです。さらに周囲は海しか見えないという絶海の孤島で、ここで見られる、夕日が海に沈む瞬間に緑色に輝く現象“グリーンフラッシュ”は必見! 見ると生涯幸せでいられるというこの現象を体験するなら、空気が澄み渡る8月がチャンスです!

【グリーン島/オーストラリア】グリーン島はサンゴの島として有名で、世界遺産のグレートバリアリーフに浮かぶ小さな島です。熱帯雨林が茂る緑豊かな島内には、野鳥や魚などが多く生息していて大自然の宝庫といわれています。日帰りツアーも可能ですが、時間があるなら宿泊してのんびり過ごすのがベスト。日帰り観光客が帰った後の夕方以降は、人の気配がほとんどしない無人島のような空気感を味わえます。また、海が舞台の豊富な無料アクティビティも要チェックです。

ワクワクの秘島

【ガラパゴス諸島/エクアドル】世界遺産としても登録されているガラパゴス諸島は、主要な島18、小島107からなる諸島。そのほとんどが無人島で、貴重な生態系が数多く確認されています。そんな中で、首都のサンタクルス島には豪華な宿泊施設があり観光客が集まっています。2022年1月現在、イサベラ島のウォルフ火山が噴火して火山活動が続いています。この島だけに生息するピングイグアナに危険はないようですが、大自然の驚異が集まっている島ならでは現象といえるでしょう。

【ルダン島/マレーシア】東南アジアのリゾートの中でも、海の透明度と砂浜の白さがトップクラスなのがルダン島です。魚やサンゴの捕獲や採取が禁止されていることで、そのままの自然が残っているもがポイント。ルダン島はアジア屈指のダイビングスポットでもありますが、海のあまりの透明度で、潜らなくてもさまざまな魚の姿も見ることができます。また、マレーシアは10月から3月までが雨季、4月から9月までが乾季で、この島に行けるのは乾季だけの期間限定であることを覚えておきましょう。

【エルーセラ島/バハマ】カリブ海の観光地の中心であるナッソーの隣にあるのがエルーセラ島です。美しい風景の中でゆったりと時間が流れるこの島のポイントは、何といってもピンク・サンズ・ビーチ。砂浜がピンク色のビーチが南北4キロに渡って広がっています。これはピンク色の貝殻が細かく砕かれて砂に混じっているから。さらにこのビーチの風景は時間と共に変化します。特に夕暮れ時にはビーチと共に海もピンク色に染まって息を飲む光景を堪能できます。

【ディマクヤ島/フィリピン】マニラから飛行機とボートを乗り継ぎ、到着する前からワクワクしてしまうディマクヤ島。とても小さな島ですが、多くのサンゴ礁が生息していて、底に暮らす小魚たちを見ることができます。さらにマンタやウミガメにも出会えます。いちばんの注目ポイントは、あの幻のジュゴンに遭遇確立約50%で出会える可能性があること! 主な生息エリアはディマクヤ島を中心としてブスアンガ島の北側一帯。ジュゴン狙いで訪れるのもいいでしょう。もし出会えなかったとしても、大自然の風景とその他の海洋生物たちとの触れ合いで充分満足できるでしょう。