海外旅行でパスポートを紛失してしまった時の対処法

海外旅行などに行くときには必須となるパスポート。 現地では何よりも大切にしておくべきものではありますが、万が一、盗まれたり落としたりして紛失してしまうと自分の身分を証明できなるだけではなく、日本へ帰ることもできなくなってしまいます。 今回は、もしパスポートを紛失してしまった場合の対処法を説明していきましょう。

紛失時には2種類の方法がある

パスポートを紛失してしまったら、まずは手続きを取る必要があります。 この手続きには「帰国のための渡航書」と「パスポートの再発行」の2種類の申請手続きがあります。

帰国のための渡航書

必要書類

・紛失一般旅券等届出書(大使館または領事館で貰える) ・渡航書発給申請書(大使館または領事館で貰える) ・紛失証明書(警察署または消防署で発行して貰える) ・日本に国籍があると確認出来る身分証明書(運転免許証や保険証、または戸籍謄本など) ・パスポート用写真(縦45mm×横35mm)6ヵ月以内のもの2枚 ・現地滞在日程がわかるもの(帰りの航空券やホテルの予約票など)

発行までの日数

約1日から3日ほど

かかる費用

約2500円から3000円程度

海外旅行先での紛失の場合は、滞在期間が短いこともあるので、発行されるまでの日数が短い「帰国のための渡航書」の申請になるでしょう。 まず用意するのは紛失したことを証明するための書類として、盗難に遭った場合には警察署で「ポリスレポート」を、火災や震災などの場合には消防署で「罹災証明書」を貰う必要があります。 紛失証明書を貰ったら、写真と身分証、滞在日程がわかるものを持って現地にある日本大使館や日本領事館に行きます。 そこで「紛失一般旅券等届出書」と「渡航書発給申請書」を貰って記入を済ませ、他の書類と共に提出すれば、あとは発行されるのを待つだけです。

パスポートの再発行

必要書類

・紛失一般旅券等届出書(大使館または領事館で貰える) ・一般旅券発給申請書(大使館または領事館で貰える) ・紛失証明書(警察署または消防署で発行して貰える) ・戸籍謄本または抄本(6ヵ月以内のもの) ・パスポート用写真(縦45mm×横35mm)6ヵ月以内のもの2枚 ・現地滞在日程がわかるもの(帰りの航空券やホテルの予約票など)

発行までの日数

約1週間から10日ほど

かかる費用

5年有効11000円/10年有効16000円

パスポートの再発行の場合にも、必要な種類などは一部を除いて「帰国のための渡航書」とほぼ同じで、手続きの仕方も一緒です。 ただし、問題は戸籍謄(抄)本でしょう。戸籍謄(抄)本は、日本でしか発行して貰うことは出来ません。予め持っていればいいのですが、もしない場合には日本にいる親族や友人に連絡をして取得して貰い、FAXか郵送で送って貰う必要があります。 さらに友人の場合には取得代理人として委任状が必要になるので面倒です。 発行までの日数もそれなりにかかるので、留学や出張での長期滞在ではない限りは「帰国のための渡航書」を申請して、まず帰国することを考えた方がいいでしょう。

海外へ行く前に準備しておくと便利なこと

日本にいる間に、万が一に備えて事前に準備しておくことも大切です。 戸籍謄(抄)本を取ってそのコピーを取っておいたり、写真を用意しておく。パスポートや身分証明書も元本だけではなくコピーしておくといいでしょう。 そして、海外旅行先などの日本大使館や領事館、警察署や消防署の場所もチェックしておくと、現地で慌てて探す必要がないので手間が省けます。 ちなみに、どちらの手続きの費用も現地通貨で払う必要があること、大使館や領事館は土日と祝祭日は休みだということを覚えておきましょう。

※日本外務省HP、在外公館リストURL http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/zaigai/list/

パスポートを紛失しないためにも…

当然のことですが、パスポートは紛失しないことがいちばんです。 そのためには、 ※パスポート、身分証などの重要書類はコピーを取っておき、別々の場所にしまって所持する ※特にパスポートだけは、別の場所にしまっておくこと ※スリや盗難に遭わないように注意、怪しい場所や夜間の外出は避けること ※空港、ホテルや繁華街などでは、特に自分の荷物に注意をおくこと などに気を使うといいでしょう。

まとめとして

パスポートを紛失してしまっても、慌てずに冷静に行動することが大切です。 そして盗難に遭った場合などは悪用される前に処理できるように、出来るだけ早く手続きを取るようにしましょう。 また海外旅行保険に入っていると、パスポート再発行の費用やホテルの延泊費用などが返ってくる場合もあります。 この時には、「ポリスレポート」など紛失の証明書や延泊したホテルの領収書が必要になるので、帰国後も捨てないで取っておくといいでしょう。 自分の入っている海外旅行保険の内容がどんなものなのか、一度は目を通しておきましょう。