モロッコの空港での外貨両替トラブル

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

モロッコ、マラケシュ

あなたが旅行に行った年月

2018年7月

あなたが旅行に行った回数

50回目

あなたの年齢、性別、職業

27歳、女性、公務員

一緒に旅行に行った人の人数

１人

トラブル体験をした場所

モロッコ、マラケシュの空港両替所

トラブル内容

モロッコに到着してすぐ、カードはあまり使えない国（特に街中のバザールや小さな商店では現金が必須）ということもあり、早速両替をしようと思いました。空港の到着口にいくつかの外貨両替所があり、とりあえず１軒目に入ってみました。

持参した米ドルをモロッコの通貨であるディルハムに両替してもらいたかったのですが、なん500ドル以上じゃないと両替を受け付けないと言われました。両替額の下限設定なんて変な話だし、あったとしても現地の物価を考えたら500ドルは高すぎる…と思ったのですが、一応それぐらいのドルは持っておりました。今思えば、他の両替所に行けばよかったのですが、とりあえず早くホテルに行って休みたいという気持ちもあり、余ったら帰る時にドルに戻せばいいか、と思ってしまい500ドルを出しました。

すると、ここで係の強そうなお姉さんが、「お得なプランがある」と言ってきます。内容を聞くと、500ドルを現金のディルハムではなくその両替所で作れるプリペイド式のカードを作ってチャージすると、レートがお得になると言うんです。あまり深く考えずに、お得になるならそれで、と言ったのがトラブルの始まりでした。お金はほぼ全てカードにチャージされ、カードを切ることもできるし、ATMで現金として引き出すこともできるし、もし旅行中に使いきれなければ帰る時にこの店に来てくれれば引き出して返す、とのことでした。

これを持っていざ市内に行こうとした時、早速市内行きの電車のチケットを買う場面になりました。作ったばかりの500ドル分のディルハムがチャージされたカードを出してチケットを買おうとすると、駅員が一言「ノー、カードは使えないよ。現金のみ」と。絶望を感じました。チケット代などは安すぎるので現金決済しかできないというのです。同行者は別の店で両替をして現金を持っていたので、お借りして電車には乗れました。

でも、その後市内の店では使えるところもあったものの、現金のみのところも多く、さらには街中のATMでお金を下ろそうとしてもカードが無効、と表示されるのです。VISAやMASTERといったブランドは合っているのに…結局お金も下ろせず、同行者から借金をしながら旅行をすることに…。
そして旅の途中でちょっと使う機会はあったものの、500ドルも使えるはずもなく旅行は終わりになりました。

返金してもらおうと思って空港のあの両替所に行き、カードの残高を見てもらうと、信じられないことに残高が少なすぎて引き出せない、と言われました。結局、いくら使えたのかもわからないけれど騙されたのは明らかです。