目的を絞った海外旅行、前編ではどちらかというと“知識を得るための目的”というような内容でしたが、今回は海外を“思いっきり楽しもう”という観点のテーマをご紹介していきましょう。

4、海外の料理を食べ尽くす

現地の料理を楽しむことに特化した旅行も魅力的です。
本場の料理は日本で同じ名前でも味は違うでしょうし、日本では食べられない料理もあるでしょう。
女子旅の人気テーマでもあるグルメ旅行はいかかですか?

事前準備

自分の好みの料理を考えて、その料理の本場の味を体験する! というのがグルメ旅行の王道です。ですが、せっかく海外で美味しいものを食べるのだから、思い切って普段あまり食さないような料理に挑戦するのもアリだと思います。

どちらにしても、まずはガイドブックやインターネットなどで、どの国でどんな料理が本場なのか? をチェック。さらに自分の好みのレストランを探してみましょう。

オススメの国・地域

各国で有名な本場の料理を少しだけご紹介。探すときの参考にして下さいね。

台湾

台湾では、中華料理が発展した郷土料理が食べられます。
魯肉飯(ルーローハン)や牛肉麺(ニョウローメン)などが有名ですが、日本人観光客に人気なのは、やはり小籠包(ショウロンポウ)ですね!

韓国

日本国内でもキムチやチゲなどの料理が食べられますが、本場はやはりひと味違います。
さらに、高級レストランではなく、大衆料理店や屋台などで食べられる料理は絶品の宝庫と言えるでしょう。

香港

香港は様々な国の文化の影響を受けているので、それらが融合した料理が楽しめます。
広東料理や西洋料理、インド料理などが混ざり合った独自のメニューが多々あります。

シンガポール

シンガポールは多民族国家であることから、中国やインド、マレーシアなどの食文化が融合した料理が体験できます。
フードコートや屋台などで手軽に食事ができるのも魅力のひとつです。

タイ

香辛料や香味野菜、ハーブなどを使った多彩な味付けの料理が楽しめるタイ。
その独特の辛さは1度食べるとクセになるほどです。値段が安いのもオススメできる要因と言えます。

スペイン

地方によって気候や風土、文化などが異なるスペインでは、各地域の特産品を生かした料理が味わえます。
その中で最も代表的な料理、パエリアは1度は食べておきたいところです。

現地でのポイント

グルメ旅行での現地でのポイントは、やはり体調、特に胃腸系に関することです。いくら美味しい料理を満喫できたとしても、その後に体調を崩しては元も子もありません。
海外では、どんな国でも日本とは気候や衛生環境、食文化なども異なります。その国の人たちが食べて何の問題もないような料理でも、日本人だと体調を崩してしまうこともあり得ます。
体調を崩さないためにも、基本的には以下のことは守るようにしましょう。
※念のために胃腸薬は必ず持参する
※生水、氷は避けてペットボトルのミネラルウォーターを飲む
※日本とはアルコール度数が異なる場合もあるので、過度なアルコールの摂取はしない
※生野菜、レア、ミディアムレアの肉、刺身風の魚は避ける
※食事の前にはよく手を洗って消毒しておく

5、テーマパークを遊び尽くす

子どもだけではなく、大人でも存分に楽しめるテーマパークを遊び尽くす! 海外ではとんでもないアトラクションも多々あるので体験してみては?

事前準備

テーマパークといっても国や場所によってその内容は様々です。まずはどんなアトラクションを楽しみたいのかを考えましょう。
次に、目的のテーマパークの休園日などをチェック。行ったら休みだった…などの最悪パターンを回避します。
テーマパークの場合、旅行会社のツアーなどに組み込まれていることもあるので、ツアーをチェックしてみるのも方法です。これならホテルなどの心配もないので旅慣れていない人でも安心できます。

オススメの国・地域

絶叫マシン系

※ミレニアムフォース/アメリカ・オハイオ
日本でもテレビなどで紹介されている有名なジェットコースター。
94mの高さから、ほとんど垂直といえる角度の80度で一気に落下します。その速度は時速147キロと言われています。究極の爽快感が味わえるでしょう。

※ゴライアス/アメリカ・イリノイ
「ラッグス・グレート・アメリカ」にある木製のジェットコースター。
180度のひねりのついたコースや54mからの垂直落下など、木造として世界一の落差・傾斜角・スピードを誇ります。

※キンダ・カ/アメリカ・ニュージャージー
ワーナー・ブラザーズが運営する「シックス・フラッグス・グレート・アドベンチャー」にある絶叫マシン。
140mの最高到達地点に約3.5秒で登り、溜めも何もなく回転しながら即落下します。その最高速度は約205キロ!

※フォーミュラ・ロッサ/アラブ首長国連邦/アブダビ
フェラーリ全面プロデュースの「フェラーリ・ワールド」にあるローラーコースター。
ゴーグルを付けて乗車、スタートからほんの4.9秒で時速約240キロまで加速します。フェラーリならではのスピードを誇る最速コースターです。

※シルバースター/ドイツ/ルスト
「ヨーロッパ・パーク」の超目玉アトラクションであるシルバースター。
銀色でスタイリッシュなこのコースターは、最高時速130キロ。激しいアップダウンを繰り返して強烈な重力と浮遊感を体験できます。

※フリウス・バコ/スペイン・サロウ
「ポート・アベンチュラ・パク」にある絶叫系マシン。
一番の特徴は乗り物に床がなく、足をブラブラさせたブランコのような状態だということ。踏ん張ることができない分、恐怖も倍増! 時速135キロで爆走します。

独自の世界観

※ウォルト・ディズニー・ワールド/アメリカ・フロリダ
誰もが知ってる世界最大級の大きさを誇るテーマパーク。
マジックキングダム、アニマルキングダム、エプコット、ハリウッドスタジオなど、様々なテーマでその世界に浸れます。

※ユニバーサル・スタジオ/アメリカ・フロリダ
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の3倍以上の規模を持つ本家本元。
様々な映画の世界に浸ることができるアトラクションの数々は、どれもハイ・クオリティなものばかり。

※ムーミン・ワールド/フィンランド・ナーンタリ
ムーミンの世界をたっぷりと堪能できるテーマパーク。街並みだけではなく、キャラたちとの出会いも感動ものです。
夏と冬の期間限定でオープンするので、旅行の計画を立てるときには要チェックです。

※レゴ・ランド/デンマーク・南デンマーク
10のエリアから成っているレゴのテーマパーク。
全てがレゴでできている街や建物、人、動物たちは必見です! レゴを使ったアトラクションもあり、大人も子どもも大興奮です。

※ナイト・サファリ/シンガポール
シンガポール動物園の中にあるテーマパーク。
オープンは夜間のみの、世界初の夜行性動物サファリパークです。普段はあまり見られない動物たちの生態をバッチリと監察できます。

現地でのポイント

テーマパークを遊び尽くすなら、動きやすい服装と靴は必須です。持ち物もなるべく減らすようにして、両手が空くリュック系のバッグがオススメ。
絶叫マシンを乗る予定なら、念のために乗り物酔いの薬も持って行きましょう。そして、いくら楽しいからといっても、スリや置き引きには十分に注意して楽しむようにしましょう。