海外旅行に初めて行く時というのは、楽しみがいっぱいでテンションも上がりっぱなしかもしれませんね! ですが、その前にしっかりとした準備をしてこそ、思いっきり旅行を満喫できるというものです。

今回は、海外旅行に行く前にしなければならない、しておきたい基本的な準備についてまとめてみました。 自分の準備に漏れがないかをチェックしてみて下さい。

必ず必要な準備

海外に行くためには、パスポートやビザなど必ず揃えておかなければならない重要なものがあります。これらがないと海外へ行くことはできませんし、トラブルにあった場合のための準備も必要となります。

パスポート

まずは何といってもパスポートです。 パスポートがないと基本的には海外旅行の予約も出来ないのですが、旅行会社の中にはなくても予約できるところもあるので注意しましょう。 初めての海外旅行で舞い上がってしまい、出発直前になって“パスポートがない!”では目も当てられません。

パスポート取得の流れ

1、取得申請に必要な種類を揃える

・一般旅券発給申請書
申請書はパスポート申請窓口で貰えます。 また、申請書には5年有効と10年有効の2種類があり、20歳未満の人は5年有効のパスポートのみ申請が出来ます。

・戸籍謄本または戸籍抄本
申請日の6ヵ月以内に作成されたものが必要です。

・住民票の写し
戸籍謄本などと同様に、申請日の6ヵ月以内に作成されたものが必要です。 ただし、住民基本台帳ネットワークシステムで確認が可能な場合には、住民票は基本的には不要となります。

・パスポート用の顔写真
申請日から6ヵ月以内に正面から撮った顔写真で、サイズは縦45mm×横35mmのもの。 街によくある証明写真で撮ればOKです。

・本人確認用の身分証明書
運転免許証・写真付住基カードならどれが1点、 健康保険証・国民年金証書・厚生年金証書・印鑑登録証明書などだと2点必要です。

2、パスポート申請窓口で申請手続きをする

住民登録をしている都道府県にあるパスポート申請窓口に行って必要書類を提出、申請手続きを取ります。 手続き後に旅券引換証が貰えるので、なくさないように保管しておきましょう。

3、パスポート交付日のハガキが届いたらパスポートを取りにいく

申請手続きから約1週間くらいで、申請書に記入した住所に旅券交付日が書かれたハガキが届きます。 このハガキと身分証明書を持って、申請者本人が旅券課に行ってパスポートを受け取ります。

パスポート取得の手数料

・5年間有効のパスポート(12歳以上)/11.000円(都道府県収入証紙2.000円+収入印紙9.000円)

・5年間有効のパスポート(12歳未満)/6.000円(都道府県収入証紙2.000円+収入印紙4.000円)

・10年間有効のパスポート(20歳以上)/16.000円(都道府県収入証紙2.000円+収入印紙14.000円)

※申請料金などは変更される場合もあるので、最新情報をパスポートセンターで確認して下さい。

パスポートに於ける注意事項

申請から取得までの日数

基本的には交付申請から約1週間で交付日のハガキが届きますが、書類の不備などで交付日が伸びてしまったりすることもあります。 また、申請窓口が休日にはやっていない場合もあるので、これらを考えて、なるべく余裕のある日数を考えて申請することが大切です。 旅行の1ヵ月前くらいには申請しておくといいかもしれません。

パスポートのコピーを取っておく

海外の旅行先でもしパスポートをなくしたり盗まれてしまうと、現地の日本大使館で再発行の申請をしないと帰国できなくなります。 再発行時には、紛失したパスポートの番号や発行年月日、交付地などの情報が必要なので、コピーを取っておくと手続きがスムーズに行えます。 そしてコピーは、パスポート自体とは別々に持つようにしましょう。 ちなみに、再申請から交付までは約2週間ほどかかることもあるので、パスポートの紛失には充分に注意が必要です。

ビザ

ビザとは、日本語で言えば「査証」という意味で、いわば“入国許可証”のことです。 ビザは通常だとパスポートへのスタンプやステッカーで表示されるもので、パスポートを持って大使館や領事館に行って発行して貰います。 このことから、ビザの発行にはパスポートは必須となります。

ビザには観光や商用、就労、留学などによっていろいろな種類に分れていますが、国によっては短期間での観光目的の場合にはビザは必要ありません。 特に日本のパスポートの信頼度はかなり高いので、多くの国でビザなしの観光ができるようになっています。 以下の外務省のサイトでビザが免除される国や地域が確認出来るので、自分の行く国を確認しておきましょう。

外務省サイト
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/tanki/novisa.html

海外旅行保険

どんなに万全な準備で海外旅行に行ったとしても、旅行中の病気や怪我、事故や盗難の被害に遭ったりする可能性はゼロとはいえません。 まして初めて海外旅行に行くとしたら、全てが初体験となるのでなおさらです。 そこで必要になってくるのが海外旅行保険なのです。 保険にはさまざまな補償の種類があって、自分の旅先に合わせて必要な項目を選べる「ばら掛け」や種類がパッケージになった「セットプラン」などがあります。

主な補償の種類

疾病治療費用/傷害治療費用/疾病死亡・後遺障害/障害死亡など

海外では日本の健康保険が使えないので、病気や怪我など万が一の医療費に備えたもの。

携行品損害/航空機寄託手荷物遅延費用など

身の回りのものが盗難に遭ったり破損などの損害を受けたときに損害額を補償してくれたり、航空機に預けた手荷物の到着が遅れた際に身の回りのものを購入した費用を補償してくれる。

これらの他にもいろいろな補償があるので、旅行会社や保険会社で確認してみましょう。

海外旅行を楽しくするための準備

ここでは、海外旅行を安心して楽しむための準備について紹介していきましょう。

持っていくお金

パスポートなどと同様に、なくてはならないお金。 お金の持っていき方にもいくつかの種類があるのですが、いちばん楽なのが現地の通貨を現金で持っていくことです。 外貨両替は日本でも現地でも行えますが、為替レートなどをチェックして、日本で外貨両替をしていくと旅先での手間も省けます。 インターバンクでは、レートを考えたお得な外貨両替を行っていますので、ぜひご利用下さい!

また、現金の他にもクレジットカードを持っていくことも大切です。 現金が足りなくなったり、大きな買い物をするときなどには欠かせません。 ある程度の現金とクレジットカード、この2つを併用するといいでしょう。

お金をどれくらい持っていけばいいのかの詳しい目安は、コラムの「海外旅行に行く時に、持っていると安心できる金額」を参照してみて下さい。
https://www.interbank.co.jp/column/5558/

荷物の準備

海外旅行に行く際、あれもこれも、と荷物を持っていくと邪魔になることもありますし、逆に持ってくればよかった…なんてこともあるかもしれません。 ここでは、基本的な荷物の準備について紹介します。

スーツケース

まずスーツケースの大きさですが、基本的には滞在によって大きさを決めればOKです。 目安としては、 1~2泊→35L以下 3~4泊→35L~50L 5~7泊→50L~80L 7~10泊→80L以上 という感じです。

ポイントとしては、帰国するときにお土産などを入れられるスペースを考える、ということです。 スーツケースにパンパンに荷物を詰めて、それをそのまま持って帰るようだと帰国時にはさらに荷物が増えてしまいます。 現地で捨ててしまうもの、なども考えて持っていくものを決めるといいでしょう。

初めての海外旅行、持ち物チェックリスト

必ず必要なもの、持っていくと便利なものなどを含めた主なチェックリストです。 自分の旅行に必要だと思うものを確認して、持ち物を揃えていきましょう。

入れ物

スーツケース デイバッグ ジップロック 圧縮袋 汚物入れ 貴重品入れ お財布

貴重品/書類

パスポート パスポートのコピー 航空券 クレジットカード キャッシュカード マイレージカード 現金 海外旅行保険証 国際免許証 予防接種証明書 証明写真予備 国際学生証 緊急連絡先メモ 日程表

衣類

下着 靴下 Tシャツ類 トレーナー類 ジャケット類 雨具

日用品

歯ブラシ・歯磨き粉 お風呂セット ドライアー&クシ 爪切り&綿棒 化粧品 生理用品 洗濯洗剤 ロープ

正露丸 酔い止め 風邪薬 頭痛薬 解熱剤 消毒液 絆創膏 胃薬

小物

スマホ&充電器 デジカメ&ビデオ コンセント変換器 帽子 メガネ&コンタクト メモ&筆記用具 バッグ用南京錠 懐中電灯 ウエットティッシュ ガイドブック カップ麺など 小型ナイフ

※これらはあくまでも一例なので、自分で取捨選択して下さい。

レンタルWiFi

日本国内でもそうですが、今や旅先で何か調べものをするならスマホやタブレットがいちばん手軽で便利ですよね? それは海外に行っても同じ、いや異国ならさらに便利さは増すと言えるでしょう。

ですが、何も解らずに海外で通信を始めるのは危険です。 スマホなどは勝手に回線を見つけて繋がるのですが、その繋がった先が提携していない通信業者で、それを知らずに使っているととんでもない額の通信料を請求されることにもなりかねません。

海外でも安心してスマホなどを使うときには、海外WiFiレンタルがオススメです。 もちろん、契約している通信会社のプランでも使えるのですが、人によっては契約の追加などの手続きが必要ですし、割高になってしまいます。

レンタルWiFiであれば、日本で簡単な手続きをするだけで現地ですぐにスマホなどが使えるようになるので、便利で安心です。 借りたWiFiルーターを現地で繋ぐだけなので、難しい設定がいらないのもいいところです。

初めての海外旅行ならなおさら、しっかりとした準備をして最大限満足する旅行にしたいものですよね!