海外旅行での食事やショッピングの支払いは、主にクレジットカードや現金が主流ですよね。ですが、他にも支払い方法があるのをご存じですか?

今回は、持って行くと便利で安心な第3の支払い方法として、海外専用のプリペイトカードをご紹介しましょう。

海外専用プリペイトカードとは?

そもそもプリペイトカードとはとういったものなのか?
知っている人も多いかと思いますが、まずはここから説明していきましょう。

プリペイドカードとは、事前にお金をチャージして使う、言ってみればSuicaやPASMOのようなカードのことです。従ってチャージした残高分しか使うことはできません。
そしてその機能を海外で使えるようになっているのが、海外専用プリペイトカードです。

海外専用プリペイドカードのメリット

カードが簡単に作れる

プリペイドカードはクレジットカードなどとは違い、審査不要で誰でも簡単に作ることができます。また、年会費や発行手数料も基本的には無料です。
さらに種類によっては13歳や15歳以上、年齢制限なしで作れるカードもありますが、この場合には保護者の承認が必要です。

使いすぎを抑えられる

買いすぎると翌月以降の支払いが多くなってしまうクレジットカードや、預金残高の範囲で使えることで使い過ぎてしまいそうなデビッドカードとは異なり、あくまでチャージした分だけしか使えないプリペイドカードは使いすぎを防止することができます。
また、多額の現金を持つ不安がなく、海外でもカード1枚のキャッシュレスで楽に支払いができます。

安全性が高い

セキュリティ面を考えても、万が一紛失したり盗難などに遭った場合はすぐにカードの利用を止めることができ、犯人が使いまくろうとしても残高分しか使えないことで被害を最低限に抑えられます。
クレジットカードだけではなく、取られたら終わりの現金と比べても安全面で優れていると言えるでしょう。

為替レートが安い

海外での通貨の両替やショッピングでは、国によって為替レートや為替手数料が割高な設定の場合もあります。また、日本の銀行や空港の両替所では公表されている為替レート+為替手数料が取られます。
さらにクレジットカードでは決済時に為替レートの約1.6~2%ほどの為替手数料がかかってくるのが一般的ですが、プリペイドカードの場合、カード会社によって異なりますが銀行などよりも為替手数料が安価なこともあります。
また、外貨口座からチャージできるプリペイトカードだと為替手数料が無料になるという大きなメリットもあります。

利用方法は通常のクレジットカードと同じ

プリペイドカードはチャージさえしてあれば、その範囲内で通常のクレジットカード同様に食事やショッピングで利用できます。さらに現地のATMなどで海外通貨を引き出すことも可能なので、どうしても現金が必要な場面でも問題ありません。

海外専用プリペイトカードの注意点

チャージしておかないと使えない

最初にも説明しましたが、プリペイドカードは事前にチャージしておかないと使うことができません。必ず事前にチャージしておくようにしましょう。
チャージはカードの種類によって違いますが、円貨チャージと外貨チャージの2種類あるので、どちらかを選んでチャージすればOKです。

有効期限を確認する

プリペイドカードにも、クレジットカードと同様に有効期限があります。基本的には5年が多いのですが、切れていると使うことができないので、海外旅行に行く前に有効期限内かどうかを確認しておく必要があります。

ショッピングなどの支払いは“1回”のみ

プリペイドカードはクレジットカードとは異なり“1回”のみの支払い方法となります。カードの残高からの支払いとなるので、当然ながら分割払いはできません。
高額なショッピングをする場合などは、クレジットカードを使うようにしましょう。

オススメの海外専用プリペイドカード4種

プリペイドカードのメリットと注意点を紹介しましたが、現金&キャッシュカードと併用して使えばとても便利だと思います。
最後に、興味がある人にオススメのプリペイドカード4種類をご紹介しましょう。
詳しくは各公式サイトで確認して下さいね!

マネパカード/Manepa Card

https://www.moneypartners.co.jp/lp/mcm_01/

発行元:マネーパートナーズ
国際ブランド:Master Card
年齢制限:15歳~75歳未満

ポイント

東証一部上場企業グループの株式会社マネーパートナーズが発行するマネパカードは、同社のFX口座があれば外貨をそのままマネパカードの口座に入金できます。
また、海外だけではなく日本国内でのカード使用も可能で、海外旅行で使い切れなかった外貨を手数料なしで日本円に両替、再チャージで日本でそのまま使えるのが利点。
現地のMaster Cardマークの付いたATMで現地通貨を引き出すことも可能です。

国内外でのチャージ利用額は
1回約80万円/1日約100万円/
1ヶ月約200万円まで。

ネオマネー

https://www.neomoney.jp/lp/basic.html

発行元:クレディセゾン
国際ブランド:VISA、銀聯
年齢制限:13歳以上

ポイント

13歳以上からの申込みができるので、海外留学やホームステイをする子どもには最適。
ネオマネーも日本国内の使用が可能で、チャージはコンビニのATMからもできるので便利です。また中国の銀聯に対応しているので、中国への旅行などではその便利さが発揮できるでしょう。

国内外でのチャージ利用額は
1回約10万円/1日
約100万円/年間約1500万円まで。

キャッシュパスポートプラチナ

https://www.cashpassport.jp/

発行元:トラベレックスジャパン
国際ブランド:Master Card
年齢制限:なし

ポイント

年齢制限のないキャッシュパスポートプラチナも、海外留学やホームステイをする子どもも便利に使えるプリペイドカードです。入金委任状を提出すれば家族がチャージすることもできるので安心です。
大きなポイントとしては、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドルの9通貨を1枚のカードで保有できることです。
カード発行時にはスペアカードも発行されるというのもポイント。

国内外でのチャージ利用額は
1回あたりの入金約100万円
残高限度額約200万円
年間入金約500万円まで。

マネーTグローバル

https://www.aplus.co.jp/prepaidcard/moneytg/

発行元:JTB
国際ブランド:VISA
年齢制限:13歳以上

ポイント

国内外で使えるプリペイドカードのマネーTグローバルは、充実したメールサービスがポイント。カードを利用した都度、事前に登録したメルアドに利用内容と残高を知らせるメールが届くほか、渡航先での危険回避情報は万が一の場合に安心できます。
また、世界200ヶ国以上の国と地域にあるVISAやPlusマークのあるATMから現地通貨が引き出せるのも便利です。

国内外でのチャージ利用額は
1回約100万円
1ヶ月約200万円
年間約1000万円
まで。