人を教育する際、
褒めて伸ばすか
厳しく躾けるか
2通りあると思います。

あなたはどちらですか?

実は私はどちらもできません。
人を褒められないのは言い訳できません。
自分自身の欠点です。

17年ビジネスをやってきて
その内の10年は一人でほぼすべての
業務をこなしていました。

一人でビジネスを行ってきて、
人を育てるという機会に長年
携わらない期間が多かったこと

自分の人生を顧みて他人に褒められる
ことがあまりなかったこと

24歳で会社を辞めてから
組織に属したことがなく
人間関係が少なかったこと

が原因だと自己分析します。

褒めるよりも実質的な報いを与えることが
正当な評価であり相手にとっての至上の称賛
だと信じてきたことなども理由です。

では厳しく躾けができない、
してこなかった点はというと

人手不足の労働市場で
弊社の規模では常に従業員に
“辞めてもらっては困る”という
負い目から欠点を指摘できずに
反感を恐れて飲み込んでしまう点です。

指摘をしても言い訳や反論されると
何も教えてあげたいとは思えなくなる
私自身の器の問題もあると思います。

雇用はあくまで給与を支払うことの
対価として労働してもらうというドライな
考え方も改めなくてはいけないと
このように文章に書いていて自戒します。

経営者の素養に“ぶれない心”がありますが
数多くのぶれる失敗を繰り返してきた私ですが
唯一不変な信念がありました。

生き方、そして従業員や仕事で相対する
全ての人に対して、一つの言葉に集約できます。

“信賞必罰”※

成果に対しての評価しかありえません。
成果の前に評価がくることはありませんし
失敗を評価する優しい環境もないと考えています。
責任を取る義務が必ず存在します。

経営は孤独です、失敗をすれば自分の資産が目減りし
評判が悪化し、人が離れていきます。
現実という教師から無言の戒めを受けるだけです。

方や成果を出しても誰からも評価や
称賛はされません、
報酬が多くなりチャンスが増えるだけです、

しかし、そこが私にとって一番の
モチベーションになる部分です。
自分の評価が毎月、毎日の数字で表される。

残酷なようでいてゲーム性のある人生を
俯瞰して楽しむつもりで歩んでいこうと思います。

※功績があれば必ず賞を与え、罪があれば必ず罰すること。賞罰のけじめを厳正にし、確実に行うこと。