企業が定期的に勉強会を開いている理由とその内容を発信していたら私なら気になってついアクセスして読み入ってしまうと思います。したがって、ブログは弊社のサービスを利用することを検討しているお客様に会社の最重要人物である私の考え、信条を知ってもらい、「信用で創る感動グローバル企業」という企業理念の“信用”してもらうためという目的と、起業やビジネスに興味を持っている人にとっても会社経営とはどういうものかというリアリティを持って感じられる有意義なものをギブできるように情報公開をしています。弊社がお金と時間を使って社員教育をしている実際を気軽に社外と共有できる場でもあり、勉強会で労力を使って紡ぎだしている成果を忘れないように再確認、記録の意味でも思いとどめておくための媒体です。
マーケティングや営業の内容ではなく人事マネジメントの詳細を公開することは企業秘密には当たらないという側面もあります。

私は起業当初からマーケティングや営業、自己啓発に関わる書籍は結構読んだと思います。ただ、残念ながら最近は読書の習慣は途切れてしまい、インプットの量は大幅に減っています。なぜインプットが減ったかというと、結局アウトプットに結びつかず実行力との因果関係に疑念が生じてしまっているという現実があります。正直なところ本を読んで知識をつけただけで成功を勝ち取るというのは不可能です。
15年間ビジネスをしてきてはっきりとわかることは実行力の大切さ、インプットよりもアウトプットです。若い頃は自発的に繰り出し、無鉄砲にチャレンジをしていたと思いますが年を重ねるごとにどうしても保守的になり、行動力も抑制されがちになります。

人に対してのマネジメントもそうだと思います。長らく一人起業をしてきた私は人事に関する知識は皆無と言っていいでしょう。従業員を雇いだしてから人事を勉強したとしても実行し続けることができるか、果たしてそのやり方は正解かというのはわかりませんし、かなり困難で大きな壁になり得ると思います。しかし、そこに人がいるので避けて通ることはできません。証券会社時代の上司のマネジメントといえば美味しいものを食べさせておけばよいという風潮は強く記憶に残っていて、今ではお金を出せば出来ることだし、きっと喜ぶとは思うのでその伝統は否定せず定期的に食事会等は行いたいとは思います。

ただ、人を扱う根本的な核はコミュニケーションなのかなとわかってきた中で、私の器量ではそのコミュニケーションの質や量を確保することは長い道のりで、多くの苦悩を伴うことが容易に想像できます。そのためのコーチへの外注、共に伴走しての取り組みが私の立場からの弊社の勉強会のもう一つの意義です。
労使が揉めて社内に敵がいるという地獄のような環境になるリスクは利害のある人間関係だけに可能性は十分に秘めています。不幸にもそのような経験を実際にしている人は私を含めて少なくないと思います。そのようなネガティブの除去だけではなく、会社が従業員に成長という機会をどうしたら与えられだろうかと、ただの事務作業をさせているだけでは教育とはいえません。 仮に弊社以外の進路を歩むことがあったとしても社会から求められるキャリアをしっかりと身に着けて、インターバンクという会社で働いていましたと胸を張って言えるような人材になってほしいと思います。若い頃に成長意欲なく何もせず顧客も、キャリアもスキルも貯めてこなかった場合、社会の低評価を思い知るのは残酷なことですが自明です。 

ぼーっと生きてるんじゃないぞ
経営の観点としてはつまり、離職率低減、エンゲージメント(会社への信頼)の担保を図ることが自分の力だけではなくプロフェッショナルに依頼するという手段を経営判断として行っています。その実践の場が勉強会です。