旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

ミャンマー、ヤンゴン、バガン、ガパリ

あなたが旅行に行った年月

2019年2月

あなたが旅行に行った回数

20回前後

あなたの年齢、性別、職業

37歳、女、専業主婦

一緒に旅行に行った人の人数

2人

トラブル体験をした場所

ヤンゴン国際空港の両替所

トラブル内容

ミャンマー旅行で一番最初に到着したのは、ヤンゴン国際空港でした。
そこで私は米ドルの両替を拒否されたのです。理由は「汚いから」でした。

当時私は日本に住んでいなかったため、日本円をあまり持っておらず、海外旅行に行く際は常に米ドルをその国の通貨に両替して使っていました。ミャンマー旅行の際もいつもと同様に米ドルを持っていき、空港の到着フロアにある外貨両替カウンターで、いつもの旅行と同じように両替しようとしました。そこでトラブルは起こりました。
私が渡した$100札のうちの数枚が返却され、受け取ってもらえた残りの$100札に相当する金額分のチャット(ミャンマーの通貨)しか支払われなかったのです。

これまで東南アジア各国を旅行してきましたが、米ドルを返却されるという初めての経験に驚き、理由を問いただすとただ一言「汚いから」そう言われました。アジア諸国の紙幣を手にしたことのある人には、米ドル紙幣や日本円紙幣がいかにきれいかお分かりいただけると思いますが、ミャンマーチャットの紙幣ももちろん例に漏れずです。納得のいかない私がさらに説明を求めると、両替カウンターのおじさんは、紙幣についた折り目の線を指さしたのです。
確かに私の手元に戻ってきた$100札を確認すると、その全てには真ん中に縦の折り目があったり、角に少し折り目がありました。

そうです。ミャンマー国内の両替所ではどこでも、米ドル札に限っては、まっさらな新券でない限り両替してくれないのです。

であれば日本円でいいじゃないか、とおっしゃる方もいらっしゃると思います。確かにその通りなのですが、現在、ミャンマーで日本円を両替することはできませんし、日本国内でもチャットを扱っている金融機関はありません。ミャンマー旅行に行くために日本人がビザを提出しなくてよくなってから、まだ一年とたっておらず、ミャンマーでは日本円の流通がほぼないため、価値がないのです。
私が旅行した時はまだ、ヤンゴン市内の大きな銀行であれば、日本円をチャットに両替することも出来ました。それでも8,000円~10,000円ほど損をしてしまうような状況でした。
また、米ドルを使えるお店もあまり多くはないため、地方都市へ遺跡を観に行くには、あらかじめ多めのチャットを用意しておく必要があります。

今回私が経験したこのトラブルは、完全に私の注意不足から起こったものです。しっかりと準備の段階から下調べをし、確認してさえいれば、あんな目に合わずにすんだのです。それでもミャンマーの物価が想像以上に安かったことと、新券を多めに持っていたことで、最悪の事態を回避することはできました。
これからミャンマーへ旅行に行く人は、増える一方だと思います。それに伴って、ミャンマーにおける外貨両替の利便性も向上するでしょう。しかしいつ、どんな風に状況が変わるかわからない国なので、これからミャンマーへ行かれる人たちには、「米ドル」を「新券」で用意されることを強くおすすめします。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

旅行前に、前もってしっかりと下調べをするべきでした。