トラベラーズチェックを利用した際のトラブル

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

アメリカ、テキサス

あなたが旅行に行った年月

2005年3月

あなたが旅行に行った回数

2回目

あなたの年齢、性別、職業

29歳、女、アルバイト

一緒に旅行に行った人の人数

6名

トラブル体験をした場所

日本

トラブル内容

当時学生だったこともあり、ドル円としての現金精算ではなくトラベラーズチェックを使ってのアメリカ現地での精算を推奨されていた。プライベート旅行ではなく、短期留学(ホームステイ)という形で参加だったこともあったと思う。そのため勧められた通りにトラベラーズチェックを使ってアメリカ・テキサスでの買い物に利用することにした。

滞在中はまったく問題なく、むしろおそらく学生にとってとても安全に金銭管理としては守られていたのだと思う。大きな額はトラベラーズチェックを使い、お釣りとして現金を受けとることにもなったので、小さい買い物はドル円を使って精算することも経験できた。もちろんトラベラーズチェックを取り扱っていない店舗もあったので多少の不便は感じたが、なにより海外での金銭トラブルを考えると「安心」というのが価値として大きいものだと今は感じている。

10代そこそこの学生が海外で買い物をするにあたって、日本の家族にもホームステイ先の家族にも必要以上の心配をかけないで済んだ立派な手段であったことに変わりはない。しかし帰国後すぐに外貨両替として日本円に戻す必要はないと聞いていたのでそのままにしてしまっていたら、知らない間にトラベラーズチェックのサービスがなくなることを知り慌てて換金の手続きをしようとしたが、田舎に住んでいたのでトラベラーズチェックを換金できる銀行が近くになかった。

当時はフルタイムで仕事をしていたため、銀行の営業時間内に行くのも難しかった。やっとの思いで行けたと思ったら次は、換金をしていない期間に結婚し姓が変わっていたので、それを証明しなければならない。奇跡的に旧姓の時の運転免許証を持っていたのでスムーズに処理してもらえたが、証明できなかった場合は手ぶらで帰る、または書類を揃えてもう一度足を運ぶことになっていたのだろうか。

あのとき偶然十数年前の未使用のトラベラーズチェックを見つけていなかったら、興味を持って外貨両替や換金について調べなかったら、旧姓を証明できるものを持ち合わせていなかったら、ただの紙切れになっていたと思うと恐ろしい。大きなトラブルとは言えないかもしれないが、換金損ねた方もいらっしゃるようなので(換金損ねているとこにも気付いていない方もいらっしゃると思うので……)トラブルになりかねないと感じた。トラベラーズチェックは簡単に発行できたが簡単には換金できなかった思い出だ。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

放置するべきでなかった。おそらく換金期間の通知はあったはずなので(ないとそれはそれで問題)、十分に気に留めておくべきだった。