旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

ポーランド、ワルシャワ

あなたが旅行に行った年月

2010年5月、3泊4日

あなたが旅行に行った回数

20回

あなたの年齢、性別、職業

40歳、女性、会社員

一緒に旅行に行った人の人数

一人旅

旅行の目的

ショパンゆかりの地巡り

旅行中にいった観光スポット

聖十字架教会

ショパンの心臓が埋葬されているので、訪問しました。教会は解放されていて、入場料もなく自由に出入りできます。扉を開けた瞬間から、静寂な空気感が漂い、神聖な場所だという印象を一層強く持ちました。ポーランド人は敬虔なクリスチャンが多いらしく、中にいる人は、お祈りに来た現地の人の割合の方が多かったです。ショパンの心臓は、教会の柱の1つに埋葬されているのですが、その柱に「ショパンの心臓」というような案内が書かれていて、花が手向けられていたので、すぐにわかりました。写真撮影が禁止されていたわけではありませんが、厳かな雰囲気から、写真を撮るのがはばかれる感じがしました。ショパンにお祈りをし、教会を後にしました。

 

ショパン博物館

旧市街広場から、徒歩20分ほどのところにあります。入場料は600円ほどでした。訪問時は、改装されたばかりの時期で、映像でショパンの人生を振り返るコーナーなどがありました。1番印象的だったのは、ショパンの直筆の手紙や楽譜の展示です。ショパンの繊細で美しいメロディーや、病気がちであったこと、ジョルジュ・サンドとの関係などから、ショパンは繊細な人だったのだろうと思いを馳せていましたが、直筆の文字や音符を見ると、細やかな字で線が細く、まさに繊細な人というイメージ通りでした。楽譜には、修正の跡などもあり、頭の中で曲を奏でながら、「最初はこんなふうに作曲されていたんだ」などと思うと、とても感慨深いものがありました。

 

ワジェンキ公園

ワルシャワ市内にある、広い公園で、ショパン像がたてられています。他の観光スポットから少し距離があるため、バスで移動するのが理想でしたが、バス乗り場やバスのルートがわからず、結局30~40分かけて徒歩で向かいました。その間も、ワルシャワの街並みを堪能できたので、お天気がよく、体力的にも問題がなければ、歩くのもおススメしたいです。公園は緑が豊かで、季節の花が咲き、市民の憩いの場所になっていました。ショパン像の近くのステージでは、コンサートが開かれることもあるようなので、タイミングが合えば、コンサートに合わせて行くと、一層楽しめると思います。

 

クラクフスキエ・プシェドミェシチェ通り

ワルシャワの旧市街と新市街を結ぶ、中世の雰囲気が残る石畳の通りです。この通りに面して、主な観光スポットが並んでいます。等間隔に10個ほどの黒いベンチがあり、そのベンチに付いているボタンを押すと、ショパンの曲が軽快に流れます。「黒鍵」「別れの曲」「華麗なる大円舞曲」「ノクターン」など、ピアノに詳しくなくても耳にしたことのある曲ばかりで、ショパンの曲が生活に根付いていることを改めて感じました。反田恭平さんがショパンコンクールで弾いた曲の中の1曲は、このベンチで聴いたのがきっかけで知った曲だったそうです。

 

ショパンの生家

ワルシャワから1時間ほどの、ジェラゾヴァ・ゾラという村にあります。電車とバスを乗り継いで行きましたが、バスがローカル線で、全く観光客への対応がなく、どこで降りるかもわからないほどでした。車内で、ガイドブックと外の景色をにらめっこしていると、ある停留所に止まったときに、現地の乗客が「ショパン?」と聞いてくれ、「ショパン!」と答えると、ここで降りて!!というジェスチャーをして降りる場所を教えてくれ、無事にたどり着けました。生家は、広い庭の中のこぢんまりとした小さな家でした。ショパンの家族の肖像画なども飾られており、幼いころのショパンの生活を思い描きました。毎週日曜日に、演奏会が開かれているので、演奏会に合わせて行くのがいいと思います。

 

旅行にかかった費用

旅費:約10万円
ホテル:約2万円
観光・レジャー代:約1.5万円
食事代:約1万円
お土産代:約0.5万円
その他:
合計金額:15万円

観光へ行く人へのアドバイス

有名なショパンの生まれ故郷で、ショパン巡りをする外国人観光客も多いだろうと思い、訪問しました。ところが現地では、あまり外国人観光客向けの対策を行っておらず、看板は、ポーランド語・ドイツ語・英語の順番に書かれ、観光客向けのバスルートマップなどもありませんでした。現地の人は、若い人でもあまり英語を話せないようで、買い物で金額を英語で言うのも、たどたどしいレベルでした。ただ、ホテルやショパン博物館では、英語でのやり取りが可能でした。言葉は通じませんが、優しく親切な方が多く、ジェスチャーなどで何とかコミュニケーションを取ろうとしてくれたり、場所を聞いた際には、その場所まで連れて行ってくれたり・・・と、とても親切で助けられることが何度もありました。私もポーランド語は話せませんが、「ありがとう」という意味の「ジェンケン」だけは覚えておき、親切にしてもらった後に「ジェンケン」と言うと、とても喜ばれました。歩み寄ろうとする姿勢で地元の方と接すると、現地の雰囲気をより味わえると思います。