インド(コルカタ)での外貨両替トラブル

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

インド、コルカタ

あなたが旅行に行った年月

2012年3月

あなたが旅行に行った回数

6回

あなたの年齢、性別、職業

29歳、男、介護職

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

コルカタ市内の両替所

トラブル内容

日本からニューデリー経由でコルカタに到着し、街中の両替商を利用して円からインドルピーに外貨両替した時に遭遇したトラブルです。私は何度も途上国の旅行をしているので両替の際には目の前で両替した札を見せながらカウントすることや、たとえ混雑していてもその場で両替した金額の確認を行うことなどを徹底しているのですが、この時の手口は新しいものですっかり騙されそうになりました。

日本円で1万円を渡してインドルピーへの両替を提示すると電卓で両替後の金額が提示され問題ない内容だったので両替をお願いしました。日本円で1万円を出すとインドルピーでは多少の厚みのある札束になるため、いつも通り目の前で確認しようと考えておりました。両替商もそのことを心得ており、札を用意した後目の前で札束をざっと片手でめくりながらカウントするそぶりを見せてから私に札束を渡しました。たいてい、騙そうとしている場合にはこのようなそぶりはなくすぐに札束を渡して観光客が確認をせずに去った後で、「先ほどは指定の金額を用意した」ということが多いので私は安心して両替所の前で金額分の札が用意されているかを確認しました。すると、明らかに金額が不足しているのです。しかし、先ほど目の前で確認をしているし私の間違いかと思い何度も何度も確認してもやはり金額が不足しています。後ろの客もいるので両替商は私に早く立ち去るように促してきますがそうはいきません。

どのようなトリックで金額を減らしたのかわからずしばし思案して思いついて両替所の中をちらりと覗いてみると、床には札が何枚も落ちていました。なんと、私の目の前で札束を数えた時に机によって死角になるところで札束を数えることで少しずつ札を床に落としていたのでした。気づいたことで指摘すると、「わるい、わるい、気づかずに数えている時に床に落ちてしまったようだ」と言って素直に正しい金額を渡してきました。その時の様子を見るに、たまに行っているのではなくて頻繁にやっており、気づかれなかったらそのままいこう、程度のものであることがわかりました。普段よく見かけるだましの手口とは全く違ったため非常に難しかったです。たまたま両替所の中を覗いたのでどのような方法で行ったのかに気づくことができましたが、その場で立ち去ってしまっていれば気づくことはなかったでしょう。その後もう一度丁寧に金額を確認したうえで両替所から去りましたが、両替商は悪びれず笑顔でいました。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

目の前でカウントする際に、机の上に手をおいて丁寧にカウントすることを要求するべきでした。