旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

タイ・バンコク

あなたが旅行に行った年月

2018年1月

あなたが旅行に行った回数

3回目

あなたの年齢、性別、職業

34歳 女性 派遣OL

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

バンコク・カオサンロードの外貨両替所

トラブル内容

以前友人と一緒に同じ場所に訪れていた私は、だいたいの治安や雰囲気を掴んでいたので、32歳にして初めての海外一人旅としてタイのバンコクへ行きました。それまでに2回ほど海外旅行は経験していましたが、語学力のあまりない私には緊張の旅です。せっかく行くならちょっと今までと違う挑戦をと思い、事前に予約したのは航空券のチケットのみ。宿やレストラン、アクティビティは現地で調達。リュック1つのバックパッカー方式で2週間の滞在でした。

バンコクは旅行者が大変多く、その中でも特にカオサンロードと呼ばれるエリアは世界的にも有名なバックパッカーの聖地です。あらゆる人種の人々が1つのゲストハウスに集まり、まるで家族のように長期滞在している旅行者も少なくありません。

そんな、普段の東京での派遣OL生活とはかけ離れた宿へ私もチェックイン。中では真っ昼間にも関わらずたくさんの宿泊客がリビングルームでお酒を飲んだり楽器を弾いたりしていました。異世界の雰囲気に少々圧倒されてしまいましたが、話してみるとそれぞれに旅を楽しむ穏やかな自由人ばかりで私もすぐに打ち解ける事ができました。チェックイン当日から深夜まで盛り上がり、みんなで親睦を深めていました。

数日分の旅資金としてバンコクのドンムアン空港内の外貨両替所で先ずは1万円分のみタイの通貨バーツにしていましたが、思いのほかすぐに底を尽きてしまい滞在2日目で街の外貨両替所を探し宿の近くを散策していました。この辺りは至る所に外貨両替所は見つかります。中でも特に人の賑わうエリアで、いざ私も追加の2万円分をタイバーツにしようとカウンターへ向かいました。ちなみにこの換金所を選んだ理由は特になく、たまたまの偶然でしたが、ここでトラブルに巻き込まれてしまいました。

小さなカウンターの中には若い女性が一人。奥に年配の女性が一人。楽しそうに談笑していました。私がお金を手渡しても口は止まりません。何やらタイ語で話しながらのんびりの両替作業です。私はタイのこんな穏やかで楽しい空気感が大好きなので、のんびりにお付き合いしていました。が、ふと隣のバーのテラス席に目をやると、こちらを凝視する男性が一人。40~50代ぐらいのやせ型で見たところタイ人のようです。

一度私から目を逸らしたものの、やはり何度もチラチラこちらを伺っているようです。不気味に思い、カウンターの女性からバーツを受け取ると金額も確認せず換金所をあとにしました。振り返ると怪しい男性はまだバーのテラス席に座ってこちらを目で追っていました。

早く宿に戻ろうと足早に歩いていると、焦りからか近くのはずの宿が見つからず迷子状態に。位置情報を調べようと道の端にずれ、スマホをいじっていた時、後ろから声を掛けられました。振り返ると先ほどの男性。拙い英語で「何か用ですか」と恐る恐る聞きましたが、返事は全てタイ語。理解できずにおたおたしている私に男性はさらにタイ語でまくしたてます。さらに斜めがけしていたカバンにニヤニヤと手を伸ばされます。

先ほどの両替所からここに来るまで2万円分のタイバーツを財布にしまう余裕が無くカバンの外ポケットに突っ込んだままだったので、男性の手を叩きカバンを胸に抱え、恐怖でしゃがみ込んでしまいました。ニヤニヤと笑みを浮かべた男性は私を立ち上がらせようと肩に手をかけられた瞬間「Are you Ok?」と、女性の声が聞こえました。顔を上げると同じゲストハウスに宿泊していたカナダ人女性です。半泣き状態で「両替所から後をつけられてたみたい!助けて!」と彼女に話すと男性は一目散に人混みの中に消えて行きました。

ゲストハウスに戻って事の顛末を説明しましたが、外貨両替所のお客さんを狙ったひったくり・泥棒・ナンパにはよく注意をしなければならないと教えてもらいました。特に日本人の場合は治安があまり良くない場所で万単位のお金を出しているところを見られてしまうのはかなり危険だそう。注意を受け私も反省し、残りの滞在では怖い思いもせず楽しく過ごす事が出来ました。

もしあの時誰にも助けてもらえなかったらお金を取られていただけでなく、もしかしたら身の危険もあったかもしれません。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

少額で両替すること。外貨両替所付近に不審な人は居ないか辺りを確認。