旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

ルーマニア ティミショアラ

あなたが旅行に行った年月

2018年4月

あなたが旅行に行った回数

20回以上

あなたの年齢、性別、職業

40歳、女、フリーランス

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

ルーマニアの銀行のATM

トラブル内容

数ヶ月かけて、ヨーロッパを陸路で旅していた時のこと。その時、東ヨーロッパをまわっていた私は、足を踏み入れた国の数を増やそうと、国境近くの都市から入国し、数日間そこで過ごし、都市を移動する。といった旅のスタイルをとっていた。

その日は、ハンガリーからルーマニアのティミショアラに陸路で移動。国同士が密接しているので、移動はスムーズで、問題なくルーマニアに入国することができた。ティミショアラに着いてから、私はルーマニアの通貨レイを引き出すために銀行に向かった。ハンガリーもルーマニアも、ユーロではなく自国通貨を使っているために、特に地方都市ではユーロは使えないからだ。

手元に少し残っているハンガリーの通貨フォリントもユーロも使えないため、さしあたって、ルーマニア通貨のレイが必要だった。そこで、いつものように、クレジットカードで現地通貨を引き出すつもりでATMを利用したのだが、そこでトラブルが起きた。ATMのシステムトラブルで、クレジットカードが吸い込まれてしまったのだ。吸い込まれたまま、画面はフリーズして固まり、どのボタンを押してもまったく動かない状態に。

困り果てている私に、周囲にいた現地の人が手をさしのべてくれ、その銀行に電話をしてくれたが、その日は土曜日。日本と違い、週末にはしっかり休みをとるヨーロッパなので、誰も休日出勤はしていない。そのATMを開けてカードを取り出せるのは、銀行が開く月曜日にならないとできないとのこと。

その時一枚のクレジットカードだけで旅していた私は、使えるカードが手元からなくなってしまったのだ。その日の宿代や食事代が必要だった。しょうがなく、手元にあったユーロ札の両替のために町を歩いてみるも、土曜日ということで、どの銀行も、どの両替所も閉まってしまっている。かなり歩いて外貨両替できる場所を探したが、地方都市でもあり、両替できる場所をみつけることができなかった。そこでしょうがなく、少し高級そうなレストランに入り、事情を話したら、従業員さやんが個人的に100ユーロ札をレイに変えてくれ、ようやく現地通貨を手にすることができた。

その後、月曜日に銀行に向かうと、銀行員がATMの鍵を開け、何事もなかったかのように、あっけなくカードを取り出し、そんなに悪びれるふうもなく、「はい、どうぞ」と、私の名前を確かめただけでカードを返却してくれた。まさかのカードの吸い込まれと、両替所がみつからないトラブル。首都ならば、このようなトラブルにはならなかったのかもしれないが、地方都市ならではのトラブルだった。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

地方都市から入国する場合は、入国する前に両替をしておいた方がよい。また、曜日をしっかり確認し、週末に入国する場合は事前に現地通貨の準備をしておいた方がよい。