《海外旅行で気をつけたい 日本と世界の文化の違い》
世界には様々な国があり、国々によって独自の歴史を持ち、長年受け継がれている文化があります。そして各国の人々はその文化による生活スタイルで生きています。海外旅行とは、そんな独自の文化を持つ異国の地域を訪れて、自国とは異なる風土や日常を体験することだといえるでしょう。
海外旅行の基本“郷に入っては郷に従え”
“郷に入っては郷に従え”という諺をご存じですか? これは「新しい土地や環境、または組織などに入ったら、その土地の風習や組織のルールには従うべき」という意味の教えで、自分が生まれ育って生活している環境や価値観などに固執せずに、その場の環境によるルールややり方に順応することの大切さを説いています。
ちょっと大げさに思うかもしれませんが、海外旅行先ではこの“郷に入っては郷に従え”を実践することで、異国での様々な行動をスムーズにすることができるのです。
旅行先の文化や環境の違いを知る
日本で生活をしている日常の何でもない行動が実は日本特有の習慣によるものであり、海外では非常識な行動になることもありがちです。このちょっとした違いによって現地の人々を不快にさせる、逆に自分が嫌な思いをすることになる可能性もあります。それを避けるためには、日本と旅行先の国の文化や環境の違いを事前に知っておく必要があります。海外旅行でありがちな些細なトラブルや常識を問われる行為までを頭に入れて、郷に従うように考えていきましょう。
【挨拶の違い】挨拶の仕方も、世界各国の文化や習慣によって異なってきます。日本では短い言葉と同時にお辞儀をすることが一般ですが、アメリカだと初対面の場合には目を見て頷きながら握手、親しい人の場合にはハグをします。ヨーロッパ諸国では頬へのキスという挨拶が多いです。旅行先の国の挨拶を事前チェックしてスムーズにできれば、印象のいいファーストコンタクトとなるでしょう。
【食事のマナー】日本の食事の一般的なマナーは「いただきます」「ごちそうさま」ですが、海外では大きく異なり、食べる前に神様にお祈りをする国や地域が多いです。さらに食事中にはナイフとフォークの使い分けが大切。さらにお皿を持ち上げない(欧米)、音を立てて食事をする、少しだけご飯を残して食事を終える(中国、韓国)など、国によってその内容は様々です。また、食文化の違いの中には宗教的な観点から食事制限がある国も多いです。
【チップ】日本では旅館などで“お心づけ”としてお金を包むことがありますが、これはマナーというよりは気持ちの問題ですよね。ですが海外では色々な場面でチップを渡すことはマナーとなります。国を問わず、ショップや飲食店の会計時、ホテル宿泊時のルームサービスやベッドメイキング、タクシー乗車時など、あらゆる場面でチップが必要になります。旅行先の国のチップの相場を事前チェック、チップとして使う小銭は用意しておくと困らないでしょう。
【写真撮影】日本国内であれば、建物の外観などを撮影する時に許可を得る必要はさほどありません。ですが海外では気をつける必要があります。多くの国では軍や政府関係施設の撮影は基本的にNGが多く、ヨーロッパの一部の教会や博物館などもNGの所もあります。観光施設では撮影のNGはほとんどありませんが、外観はともかくとして、店内や商品などを撮るときには従業員などにひと言断っておくことをおすすめします。また現地の人を勝手に撮るのはマナー違反、これは日本でも同様ですね。
【会話の声の大きさ】公共の場所での大声での会話は、海外では大きなマナー違反となることが多いです。特に航空機や電車、バスなどでは小さな声が基本。飲食店などでも大声ではなく、声のトーンを下げた会話をしましょう。また、声が大きくなりがちなスマホでの会話は、なるべく人のいない場所でするのが無難です。ただし、国によっては正反対でどこでも大声で会話をして、感情を隠さずに賑やかなところもあります。旅行先がどっちなのか? 事前チェックしておきましょう。
【トラブル回避の基本】海外旅行中、その国におけるマナー違反を100%防ぐのは無理なので、素直に謝罪することが大切。注意されたら低姿勢で「Sorry」「Excuse me」と伝えましょう。また、現地のマナーやルールは事前に要確認、SNSなどで実際に現地に行った人の口コミや体験談なども参考になります。
かなり重要! 世界のトイレあるある事情
ここまで紹介してきた食文化やマナーなどとはちょっと異なり、現地の人にも聞きづらく行動を真似することもできないのがトイレ事情です。旅行前はさほど深く考えず、現地に行ってはじめてその重要さに気づく人も多いかもしれません。まず初めにいえることは、日本のトイレ事情は世界一ということ。機能性から清潔度まで、海外に行くと日本のトイレがいかに優れているのかを認識させられることでしょう。
【海外トイレあるある1/トイレットペーパーがない】現在の日本の公衆トイレでも当然のように設置されているトイレットペーパーですが、海外では基本的にないと考えた方が無難。観光地の施設や都市部のショッピングセンター、ホテルであれば別ですが、ペーパーの機器はあってもメンテナンス状態が悪くていつも切れていたり、元々ない場合が多いです。
【海外トイレあるある2/公衆トイレがほとんどない】国や地域によって違いはありますが、海外では基本的に公衆トイレの設置数はかなり少ないといえます。ショッピングセンターのような施設であればトイレはありますが、限られた場所にしかないことも多いので場所の確認が必要です。
【海外トイレあるある3/トイレが汚い】海外では、日本のトイレを想像して入るととんでもないことに…。もちろん国や地域によりますが、汚いトイレが多いのも事実です。便座が汚れている、トイレットペーパーが散乱している、水が流れない、床がびしょびしょなど、びっくりすることもあります。施設や有料の公衆トイレであればそうでもないですが、運が悪いとそれでも汚かったりします。
【海外トイレあるある4/利用にお金がかかる】特にヨーロッパの国に多いのが有料トイレです。公衆だけではなく、駅やショッピングセンターでも有料やチップ(マナーとしてある程度のお金)が必要だったりします。急に備えて現地の小銭を備えておいたほうが安心できます。また、近年ではスマホでアプリ決済ができる所も増えています。
【海外トイレあるある5/トイレットペーパーが流せない】東アジアや東南アジアなどの一部の国、さらに韓国でも施設によっては“トイレットペーパーは流さないでゴミ箱に捨てる”のが常識です。これはトイレの水圧が弱く詰まりやすいための措置。もし張り紙や便器の横に大きなゴミ箱があるなら、それは流してはいけないサインです。気をつけましょう。
海外での基本的トイレ対策
上記のような海外トイレあるあるに遭遇したとしても、それらの対策ができていれば安心です。万が一を想定した対策を考えておきましょう。
対策1/海外旅行中は、トイレのある場所にいるときに行きたくなくても行っておく
対策2/観光地に行くときには事前にトイレがあるかどうか、場所はどこかをアプリで確認
対策3/旅行先のトイレ検索アプリがあるならインストール、使い方も覚えておく
対策4/水に流せるティッシュやトイレットペーパー(芯を抜いて適量)を携帯する
対策5/トイレが汚いとき用にウェットティッシュ、さらに携帯便座や携帯ウオッシュレットを携帯する









































