家族で楽しめる! 世界の動物園、水族館に行こう
様々な動物たちを見ることができる動物園や水族館。日頃のストレスを解消してくれる癒しのスポットともいえますよね。日本でも多数ある動物園や水族館ですが、世界の国々には日本とはスケールが違う動物園&水族館が存在します。テレビ番組や動画、写真でしか見たことのない生き物たちを実際に見に行く海外旅行というのはどうでしょう? 年齢を問わず楽しめること間違いなしです!
スムーズに世界の動物園&水族館に行くために
動物園や水族館の詳細情報を事前に確認
【基本情報を要チェック】
まずは動物園や水族館の細かい情報をしっかりとチェックすることから。所在地はもちろん営業時間や休館日、入場料などを確認。さらに園内入場やイベント参加への予約の有無も調べておきましょう。一番大切なのは、そこで見ることのできる動物や海洋生物の種類をしっかりとチェックすることです。日本では見られない生き物たちの種類は国によって違います。
【旅行計画にどう組み込むか?】あちこちに行く旅行計画の場合、動物園や水族館の場所が重要になってきます。国によっては広大な敷地を有する動物園などもあるので、行くのに時間がかかることも…。他の目的地との兼ね合いも考えて、時間的に余裕のある計画を立てましょう。動物園や水族館がメインの目的であれば、効率よく回る計画を考えます。また、動物園では園内を歩き回ることになるので歩きやすい靴を履くのがおすすめ。ほとんどが屋内の水族館はまだいいですが、動物園では現地の天候も考慮に入れましょう。写真や動画をとりたいなら撮影機器の準備も忘れずに!
世界の動物園&水族館
各国にある動物園と水族館では、地域によって様々な特徴があります。ここからは代表的なおすすめを紹介します。気になった施設があったらネットでチェックしてみましょう。
動物園
世界には日本では考えられない特徴のある動物園があります。どんな動物がいるのかと同時に、動物園自体の特徴にも気をつけてみると面白いです。
【シンガポール動物園&サファリパーク/シンガポール】1973年に開園された観光名所でもある都市型動物園。ここは動物たちの檻がない開放型展示になっていて、来園者と動物たちの距離が短いことで親しみのある触れ合いを体験できます。檻の代わりに堀や川が設置されていることで、自然に溢れた園内になっているのもポイント。さらに隣には夜7時半から開園するサファリパークもあるので昼夜問わず動物たちと触れ合えます。
【サンティエゴ動物園/アメリカ】100年以上も前に開園されたカリフォルニア州サンティエゴにある動物園です。ここは世界有数の種類と動物数を誇っていますが、何といっても絶滅危惧種であるカリフォルニアコンドルを飼育していることが最大のポイント。研究チームによる繁殖プログラムで、増殖した個体を野生に戻すことにも成功しています。
【ブロンクス動物園/アメリカ】昨年125周年を迎えたのがニューヨークにあるブロングス動物園です。107ヘクタール(1070000平方メートル)という世界最大規模の敷地の中に、650種類11000頭以上の動物が棲息。ここでは広大な広さを利用して、動物たちの生態系を再現しています。サイ、虎などからバビルサ、トルクメニアフレアホーンなどの絶滅危惧種の稀少なヤギも見られます。
【ベルリン動物園/ドイツ】180周年を迎えたばかりの歴史ある動物園。一時は第2次世界大戦で崩壊しましたが、戦後に復旧しました。園内は10個のエリアに分けられていて、沼地やサバンナなど実際に棲息している動物たちが見られます。また、ドイツでは唯一パンダもいて、中国からパンダの専門化を招いて繁殖に積極的です。ここではコビトカバの繁殖に成功した実績もあります。
【ラバト動物園/モロッコ】2011年に開園した新しい動物園がラバト動物園。ここでの見どころは、野生では絶滅したといわれるバーバリライオン(アトラスライオン)がいることです。2012年に繁殖が成功したことで、現在では約30頭が飼育されています。ラバト動物園は山岳地帯、サハラ環境、サバンナ、水辺、熱帯雨林などの5つのエリアに分かれていて、
それぞれに棲息する動物たちを楽しむことができます。
【石の動物園/キューバ】とてもユニークなのがキューバの石の動物園です。ここには生きた動物たちは1匹もいません…代わりに石で作られた動物たちが緑の中に多数展示されています。創業者が荒れた土地に石の動物を展示した動物園を作ろうとして始まりました。傾斜地にある動物園なので、身軽な服装で行くのがベストです。
水族館
世界の動物園に負けず劣らず、水族館にもビックリするような特徴がある所が多々あります。巨大水槽の中で優雅に泳ぐ魚たちを、ゆっくりと観賞しに行きましょう!
【ジョージア水族館/アメリカ】世界一の水族館と絶賛されているのがジョージア水族館です。超大規模な水族館の中であらゆる海洋生物たちを見て回れますが、圧巻なのは巨大水槽の中で優雅に泳ぐジンベイザメ! これはめったに見られるものではありません。さらに来場者たちが口を揃えて「凄い!」というイルカショーも必見。暗闇の中、映像と音楽によるストーリー仕立てのショーは何度でも見たくなるはず!
【ドバイ水族館/アラブ首長国連邦】ドバイモールという巨大ショッピングモール内にあるのがドバイ水族館。世界最大規模の水槽が“海の中”を体験させてくれます。さらに巨大水中トンネルは圧巻の美しさ。ショッピングモール内なのでショッピングの途中に無料で見られる所もあるのがポイントです。
【オセアノグラフィック水族館/スペイン】ヨーロッパ最大規模の水族館なのが、オセアノグラフィック水族館です。21世紀の科学都市をイメージしたという「芸術・科学都市」の中にある水族館だけに、外観はまるでオペラハウスのようです。ヨーロッパの水族館の中でいちばん多いといわれるサメたちが巨大な水槽トンネルの中を泳ぐ様は、まるで水中にいるようです。
【アクアドーム/ドイツ】ベルリンにあるラディソン・ブル・ホテルの中にある世界最大の円柱型水族館がアクアドーム。7階建てのビルの高さの水族館で、ゆっくり上昇するエレベーターの中で海面近くから深海に至るまでに棲息する魚たちを観賞できます。アクアドームに入れるのはホテル宿泊者のみなので、豪華なホテルに泊まりながら水族館を楽しむのがいいでしょう。
【西オーストラリア水族館/オーストラリア】単体としてはオーストラリアでいちばん大きい水族館が西オーストラリア水族館。葉っぱの付いたタツノオトシゴのようなシーフィーシードラゴンが有名。他にも来場者がシュノーケルをつけて海洋生物を間近で観察したり、ダイバーに補助されながらダイビングして観察するなど、体験型の見かたがポイントの水族館です。
【長隆宇宙飛行船/中国】ここは単なる水族館というわけではなく、400種以上の珍しい海洋生物と15万匹の魚たち、そして最先端技術を駆使したアトラクションなどがある、総合テーマパークです。最初に施設の巨大な宇宙船のような形に圧倒されて、広大な屋内で様々な楽しみ方ができる異次元空間に幻惑される、まさに宇宙飛行船的体験ができちゃいます。