観光地の甘い罠。ローマで経験した外貨両替のトラブル体験
旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
イタリア、ローマ
あなたが旅行に行った年月
2019年9月
あなたが旅行に行った回数
5回目
あなたの年齢、性別、職業
28歳、女、事務職
一緒に旅行に行った人の人数
友人1人
トラブル体験をした場所
ローマ市内観光地付近の両替所
トラブル内容
イタリアのローマを訪れた際、観光地周辺で外貨両替をしたことで大きなトラブルに巻き込まれました。
旅行中盤、手持ちのユーロが心もとなくなってきたため、現地で日本円をユーロに両替しようと思い、コロッセオ周辺の両替所を利用することにしました。
その両替所は、観光客向けに目立つ場所にあり、「NO COMMISSION(手数料なし)」という表示が大きく掲げられていたため、特に疑問も持たずに中へ入りました。
店内の電光掲示板には1ユーロ=約130円というレートが表示されており、日本での両替よりも少し悪い程度だったので、「これなら悪くない」と思って両替をお願いしました。
しかし、実際に両替が完了し、渡された紙幣の枚数を見て違和感を覚えました。
1万円札を2枚、合計2万円分を差し出したはずなのに、受け取ったユーロは100ユーロにも満たなかったのです。
不審に思い、すぐに店員に内訳を確認すると、「これは手数料込みの金額だ」とのこと。
あれ?手数料は「なし」って書いてあったのに……と再び掲示板を見ると、確かに「NO COMMISSION」とは書かれていましたが、小さく「※条件あり」とイタリア語で書かれていたことにその時初めて気付きました。
結局、実際には両替レートが極端に悪く設定されていたうえに、さらに高額な“隠れ手数料”が差し引かれていたということでした。
スタッフに「これは正式なレートと手数料の計算だ」と言われ、返金やキャンセルも拒否されました。
日本円にして約2万円分を両替して、手元に残ったユーロはわずか70ユーロ程度。つまり、手数料とレート差を合わせると実質的には半分近く損をしたことになります。
この外貨両替に関するトラブルは、完全に私の不注意と下調べ不足によるものだったと反省しています。
観光地周辺の両替所は、観光客の無知や焦りに付け込んで不利な条件で両替をさせようとするケースが少なくありません。
「NO COMMISSION」などの一見お得に見える表示も、実際には都合の良い言い回しや隠された条件がある場合が多く、注意が必要です。
今回の件で、外貨両替のトラブルに遭わないためには、信頼できる場所――たとえば空港や大手銀行、または口コミ評価の高い両替所などを利用するべきだったと痛感しました。
また、急いで両替せず、事前にアプリやネットなどで現地の平均的なレートや手数料体系を把握しておくことも重要です。
特に初めて訪れる国や都市では、言葉の壁や制度の違いから、こうした外貨両替のトラブルに巻き込まれるリスクが高くなります。
後悔しないためにも、「どこで、いくらで、どういう条件で両替するか」を事前にしっかり把握して行動することが、安心して海外旅行を楽しむための大きなポイントだと思います。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
1. 正規の両替所か確認するべきだった
ローマの観光地周辺には「NO FEE!(手数料なし!)」って看板出してる両替所が多いけど、実際にはレートが超悪かったり、隠れた手数料をとられたりする。
見た目がちゃんとしてても、観光地近くは特に要注意だった。
2. 事前にレートを調べておくべきだった
現地の平均レートを知らずに両替しに行ったから、提示されたレートが良いのか悪いのかも判断できなかった。
スマホですぐ調べられるから、ちゃんと確認しておけば「妙に損してる」って感覚にもすぐ気づけたはず。
3. 空港か銀行、もしくはATMを利用するべきだった
結局一番安全なのは、空港の両替所か、現地の銀行、またはクレジットカード対応のATM。
観光地の街中よりもレートが安定してるし、詐欺まがいのことも少ない。
4. レシートと金額をその場で必ず確認するべきだった
実際に渡されたユーロが少なかったんだけど、気づいたのは店を出てから。
レシートももらってなかったから証明もできない。
両替したらその場で金額を数えるのはマスト。
5. 英語での会話に不安があるなら事前にフレーズを準備しておくべきだった
相手の説明がうまく理解できなくて流されてしまった感じがあった。
最低限「手数料はあるのか」「レートはいくらか」って聞けるようにしておけば、だいぶ防げたと思う。
