旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

中国 上海

あなたが旅行に行った年月

2002年6月

あなたが旅行に行った回数

30回前後

あなたの年齢、性別、職業

42歳 女、在宅ワーカー

一緒に旅行に行った人の人数

一人

トラブル体験をした場所

上海の両替所

トラブル内容

ずいぶん昔、まだクレジットカードを今のように海外で頻繁に使っていなかった頃のことになりますが、新婚旅行での両替トラブルの話をさせていただきます。

海外旅行が趣味だった私は、独身時代に当時かなりの額の現金をトラベラーズチェックにして所持していました。
「紛失しても手続きをとれば返金してもらえる」というのがトラベラーズチェックの良さなので、手数料が多少かかりますが、そうしていました。
トラベラーズチェックを郵便局で作成する際、すぐに全部に署名をして下さいと言われ、旧姓の名前を記入しました。

その後何年か経過し、結婚し、新婚旅行に行くことになりました。パスポートも新しく夫の苗字で申請しました。
私はトラベラーズチェックのサインが旧姓であることをすっかり忘れて、紛失しても安全なトラベラーズチェックがあるからいいやとあまり現金を持たずに上海へ旅立ってしまいました。。夫にも「トラベラーズチェックあるし、そんなに現金はいらないよ」なんて言っちゃっていました。

上海の空港に着き、はじめは以前中国に留学していたことがあったので、その当時残しておいた多少の現金を使っていました。
そのお金も尽きかけて、「さあそろそろ外貨両替しようか」と、悠長に現地の両替商に向かった結果、当然ながら「パスポートとトラベラーズチェックの姓が違うからダメ」と両替を断られました。そこで初めて「あっ!サインが旧姓だった!!」と気づいたドジな私です・・・。

一瞬目の前が真っ暗になり、予期せぬトラブルにとても焦りました。どうしてこんなにトラベラーズチェックに頼っていたのか、今となっては本当に謎です。きっと「深夜特急」で大沢たかおがトラベラーズチェックで換金していたのに憧れがあったのでしょうね・・・
当時はドラマの深夜特急をみたり小説の深夜特急を読んだりして、バックパッカーを始める若者が多かったので。。私もその中の一人でしたが。

結局、残りの日程は、持参した少額の日本円やドルを換金し、大きな買い物はクレジットカードでしのぎました。
ただ、私は当時まだクレジットカードを日本でもあまり使う習慣がなかったので、それを海外、しかも中国で使うときはとても怖かったのを覚えています。

今思えば、よっぽどの治安の悪い国に行かない限り、トラベラーズチェック程もったいないものはないと思いますね。
日本でトラベラーズチェックの作成に手数料がかかり、更に現地で換金する際にまた、現金よりも多くの手数料がかかってしまいます。
今では海外旅行には、現金とクレジットカードのみで臨んでいます。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

結婚しても、トラベラーズチェックを使い切るまでは旧姓のパスポートを使うべきだった