旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

トルコ イスタンブールとカッパドキア

あなたが旅行に行った年月

2010年8月

あなたが旅行に行った回数

22回目

あなたの年齢、性別、職業

50歳 女性 会社員

一緒に旅行に行った人の人数

1人

旅行の目的

世界史の資料集で出てきたアヤソフィアを見てみたかった

旅行中にいった観光スポット

アヤソフィア

世界史の教科書にも出てくる、美しい4本の尖塔が配置された、巨大なドーム建築のアヤソフィアは、「バシリカ建築の最高傑作」と呼ばれ、いまなお世界中の人々を魅了し続けています。当初は4世紀ごろ東ローマ帝国のギリシャ正教会の大聖堂として建築されたのち、騒乱時の火災などにより焼失してしまいました。そこで、537年に現在のドーム形状に再建されたものの、15世紀にはコンスタンチノープルをオスマン帝国が征服し、この美しい大聖堂は今度はモスクとして利用されることで、生きながらえることが出来ました。前身はキリスト教の聖堂ながら、内部は象嵌細工や幾何学模様を使ったイスラム風の細かいデザインが印象的で、まさに東洋と西洋の交差点、イスタンブールを象徴する建物となっています。その細かいタイルがおりなす荘厳な空間は、思わず息をのむばかりでした。

 

トプカプ宮殿

 アヤソフィアと同じスルタンアフメット地区にある宮殿です。1478年頃に建築されたオスマン帝国君主の居城であり、行政をつかさどった中心地でした。ボスポラス海峡とマルマラ海と金角湾と三方を海に囲まれた半島の小高い丘に位置し、晴れた日は周り一面の海が見渡せます。建物はオスマン様式とバロック様式の小さな建物が連なっており、幾何学模様の内装や美しいタイルのデザインに注目です。中にはパティオや美しい庭園も配置されており、広い宮殿内を回るだけで半日がかりです。ハーレムや宝物殿もありますので、往時の栄華がしのばれます。宮殿内にはオスマン帝国時代の料理を出す「コンヤル」レストランがあり、美しい海峡の景色を見ながら、世界三大料理の一つ、トルコ料理を堪能することもできます。

 

グランドバザール

 路面電車でベヤジット駅で下車して人並みと一緒に歩いていけば、見えてくるのが屋根付きのグランドバザール。1461年から増築を重ね、気が付けば3600あまりの店が軒を並べています。中はまさに迷路なので、一度気に入ったものがあれば、迷わず買うことをお勧めします。また、入口にあるトイレはあまりきれいでなく、しかもチップも取られるので、ここに着く前にトイレを済ませておくほうがよいでしょう。中にはスパイス屋やトルコじゅうたん屋、手作り刺繍屋やアクセサリー屋などありとあらゆるショップが並んでいます。たとえばパシュミナもきれいな色の質の良いものが置いてありますので、モスクに入る前に自前のスカーフ代わりに旅の思い出も兼ねて、あらかじめ買っておくこともできますね。

 

地下神殿

 台風19号の襲来で、東京にある地下宮殿こと首都圏外郭放水路の役割がクローズアップされています。大量の水を地下に取り込み、江戸川に放水するための放水路ですが、イスタンブールにも地下神殿と呼ばれる水源があります。こちらの地下神殿は、なんと東ローマ帝国時代にこの地の地下に作られた巨大な貯水池なのです。地下に水を貯める、という発想はまさに同じですが、アーチを支えるコリント様式の巨大な柱がいまだに現役であることから、往時の建築技術を見ることが出来ます。78000㎥もの水量を飲み込む貯水池がいまだに利用可能であることからも、治水技術の高さを感じさせます。その内部は緑や紫などの幻想的な色でライトアップされており、地下の水源ということもあり、ひんやりとした心地よさを感じました。奥には、ギリシャ神話に出てくるメデューサの意匠が柱に2か所使われていて、理由は不明ながら、ここで石にされたらたまらないな、とじっと直視できませんでした。ローマ時代の治水技術にギリシャ神話の怪物、とさすが歴史のある建物らしいインパクトがありました。

 

カッパドキア

 イスタンブールの空港から80分でカイセリの空港に着きます。そこから車でだいたい40分かかります。中心地ギョレメとそのまわりの奇岩群は世界遺産ともなっています。アナトリア高原の火山からできた地層が、長年の風雨の間に削られ、またその上に地層が積み重なり、という連続からできた世にも奇妙な岩石窟で、キノコのようだとも、煙突のようだとも言われています。実際にそこで写真を撮ってもらうと、「スーパーマリオ」になった気分にひたれます。驚くのは、3世紀ごろのキリスト教徒たちが迫害を逃れて、その硬い岩窟の斜面を削り、地下都市に身を潜めていたということ。地下にある洞窟教会には、当時のキリスト教にまつわる壁画を見ることが出来ます。また、その洞窟を生かしたレストランにてベリーダンスと郷土料理を楽しむこともでき、当時の洞窟をアレンジしたホテルでの宿泊も可能です。しかし、今でも辺鄙な場所なのに、信仰のためにこの地に移り住み、地下を掘り進むとはすごい精神力だなと感心するばかりでした。

 

旅行にかかった費用

旅費(ツアー代金):約30万円(一人部屋追加費用込み)
観光・レジャー代:約1万円
食事代:フリータイムのみ 約2000円
お土産代:約3万円
合計金額:34.2万円

観光へ行く人へのアドバイス

 トルコはコンスタンチノープルと呼ばれた東ローマ帝国のころからずっと交通の要衝であり続けてきました。その証拠に、キリスト教とイスラム教両方の貴重な建築が残っています。それらの建物を見て歩くのも心がときめくし、世界三大料理と言われるトルコ料理は、太陽を一杯浴びた野菜など素材の良さが光るので、日本人の口に合います。また、有数の親日国だけあって、人々もとても親切です。イスラム国家なのにお酒もレストランで普通に飲めるし、現地の文化を尊重する気持ちさえ忘れなければ、とても快適に過ごせる国です。ぜひ一度は、その悠久の歴史を探訪し、人々との交流を楽しんでみることをおすすめします。