旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

ベトナム・ハノイ

あなたが旅行に行った年月

2010年4月

あなたが旅行に行った回数

10回以上

あなたの年齢、性別、職業

37歳、男、個人事業主

一緒に旅行に行った人の人数

一人

トラブル体験をした場所

ハノイ市内

トラブル内容

今思えば海外は慣れていたことが問題だったと思います。その日初めてのベトナムでわくわくしていたことを記憶しています。預入荷物を受け取り、愛想のないイミグレーションを通過して初めてベトナムの地に足を入れたんだと、思い一歩一歩踏みしめながらタクシー乗り場に向かいました。
本来は、空港で外貨両替はした方がよいことは理解していましたが、海外旅行が慣れていると思い込んでいた私は不意なトラブルにも対応できる自身があったんだと思います。タクシー乗り場へ向かうと、やる気のない運転手が大量にたむろしていました。その中の一人に声をかけ旧市街まで行きたいのだけれどと言いました。
はじめ運転手は調子よく私から荷物を預かると運転席に早々に乗り込んでいきました。私も後ろの席に座って出発しました。よくありがちな話ですが、暫くするとどこから来たのか聞かれたので日本と答えたと記憶しています。日本が好きだとまた調子よく答えていました。日本の車の話しや、商品の話などとりあえずよく話す運転手だなと思っていました。暫く話していると両替は済んだのかと聞かれましたので、まだだと答えました。空港はレートが悪いからどこかレートの良いところでするつもりだと答えました。そこで運転手はレートの良い両替所を知っているから行かないか、ちょうど向かっている先にあるというので、少し怪しいと思いながらも今までの経験から解決できる、問題ないと思いその提案を受け入れました。暫く走ると雑居ビルに到着しました。
すでに怪しい雰囲気を感じなら案内をされるまま雑居ビルの中に入りました。こんなところにレートの良い両替所あるのか?と疑問に思って階段を上っていくと、数人の男たちがたむろしていました。その時点であぁやっちゃったなと思いました。男たちは、数に物を言わせ半強制的に財布を出せと言ってきました。
ここまでくると従わざる得ません。連れてきた運転手も一緒にカツアゲされていました。まぁその時点で運転手とグルなんだなと思いました。もう諦めて財布の中身を半分渡すから勘弁してくれないかと伝えました。するとそこまで鬼ではないのでしょう、半分のUSDを置いてその場を後にすることができました。運転手も本当はここに両替所があったはずだ、すまないと言ってきますが、もう『わかっているので』いいよと許すことにして、目的地である旧市街まで送ってもらいました。幸いにも持ってきていた現金の大半はトランクケースに移していたのでそこまでの被害はありませんでしたが、もう人のおすすめを聞くことはしないと決めた熱いベトナムの夜でした。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

初めての国なので安全を考慮して空港で両替すべきだった。