旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

香港

あなたが旅行に行った年月

2013年5月

あなたが旅行に行った回数

12回

あなたの年齢、性別、職業

31歳、女、専業主婦

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

香港市内の4つ星ホテル

トラブル内容

ホテルのフロントの両替所で詐欺にあった。手数料もそこそこ高く、保険を掛けるつもりでホテルの両替所を選んだのに、現金をそのまま盗まれたのだ。

現地に住む友人に会いに香港に4泊5日の一人旅へ出かけた。これまでもアメリカに1人で住んでいた経験があり、海外は慣れていたが、香港は初めてだったので、なるべく治安の良さそうな少し高めの4つ星ホテルを奮発して予約した。友人からのアドバイスで、現地でも外貨両替はできるからあまり多くの香港ドルを持ち歩かない方がいいとアドバイスされ、2日間分程度の香港ドルだけ、日本の銀行で外貨両替しておいた。

初日にホテルに到着後、念のため両替をついて確認しておこうと思い、ホテルのフロントに声をかけた。さすがイギリス領であっただけはあり、フロントの方は流暢な英語で話しかけてくる。わたしも英語はそれなりに自信があったので、淀みなく両替の件を問い合わせた。その際に手数料についても確認したが、フロントに表記されているレートに全て含まれていると説明を受けたので、少し高い手数料だと感じたが、納得して話を終えた。

時は流れて3日目の朝に、そろそろ現金も底をつきそうになったので、ホテルで両替しておこうと思いフロントに向かった。ホテルの方が手数料が高いことは承知していたが、街中の両替所でのトラブルを避けるために少しくらいの手数料は払うつもりでいたので、あえてホテルで両替をお願いしたのだ。

フロントで日本円3万円を渡して、これを香港ドルに両替してくれと頼んだ。フロントの男性はそれを見て「three thousand Yen?(三千円か?)」と聞いてきたので、私は慌てて、「No!!! thirty thousand Yen, Exchange please. (違うよ!3万円。両替をお願い。)」と伝えた。3千円と3万円を間違えられたらたまったもんじゃない。と思った。フロントの男性は「Hahaha, I’m kidding. Wait please.(はは、冗談だよ。ちょっと待ってね。)」と言って、バックヤードに消えていった。

しかし5分経っても10分経っても、なかなか男性のフロントマンは戻ってこない。20分経とうとする頃、痺れを切らした私は、後からきて事務作業をしていたフロントの女性に声をかけた。すると女性は、顔を青くして、確認します。と言って慌ててバックヤードに走っていった。何かおかしなことが起きているのは感じていたが、女性が戻ってきて、告げたのは衝撃的な事実だった。

彼はここの従業員ではなく、ここ最近流行りの詐欺グループの一味だろうということだった。私は、詐欺にあったのだ。4つ星ホテルのフロントで。手数料をごまかされた、とか、3千円分しか香港ドルを渡されなかった、とかでもなく、ただ3万円をすられたのだ。ホテルで犯罪に巻き込まれるなんて予想もしていなかった。

警察を呼んだから事の顛末を、一から話してほしいと言われたのだ。わたしは憤慨した。仮にも4つ星のホテルでこんなことがあっていいのか?と。女性を責めても仕方がないことは分かっていたが、責めずにはいられない。すると奥から支配人と警察が出てきた。支配人が謝罪の上、両替の予定の分の香港ドルは支払うし、部屋をスイートにアップグレードするので、ホテルの汚名が広がるのは困るのでこの件は警察と私たちの間の、秘密にしてほしいとのことだった。呆れて何も言えなかったが、当時働き始めだった私は渋々承知し、警察の事情聴取を受けた。

これ以降、ホテルでも両替するのは避けて、なるべくキャッシングかクレジットカード払いにしている。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

日本からもう少し現金を持ち歩くべきだった。ATMでキャッシングする方が賢明だった。