旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

中国、太原という都市

あなたが旅行に行った年月

2018年7月

あなたが旅行に行った回数

20回くらい

あなたの年齢、性別、職業

40歳、男、日本語学校で教務担当

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

太原市内のATM

トラブル内容

私は当時、日本語学校の留学生募集担当でした。その時は海外出張で、中国からの留学生を募集する目的で中国の各都市を回っていました。それまで同じ目的で1回海外出張で中国国内の様々な都市を回りましたが大きなトラブルもなく、今回同じような感じで中国の各都市を回ることになりました。

両替については、銀行かATMで行っていました。また、銀行で行う時は必ず紙幣の確認をするようにしていました。中国は油断してはいけないと思うので、そのあたりは自分なりに警戒していたからです。その時の出張についても、上海の空港に着いてから空港にある両替機でクレジットカードを入れて約2万円分現地通貨(中国元)を下ろすことにしました。

そして、出張の中盤に中規模の都市(太原という都市)でも、中国元が不足してきたので留学生募集活動の傍ら、道にあるATMでクレジットカードで下ろしていました。1人だったため中身をいちいち確認するのが心配だったのと、まあ大丈夫だろうということでそのまま紙幣を財布の中に突っ込み、しっかりと中身を確認することはしませんでした。

そして、タクシー乗車時に「今中国元はいくらあるのだろう」と思い、財布の中の中国元の数を確認し始めました。100元、200元、300元、400元、500元、600元・・・ん???このお札、何か色が変だぞ・・・よく見てみるとお札のサイズも若干大きい。そんなはずはないと思いましたがあわてて、透かしを見てみると透かしもありません。また、中国元はある部分が凸凹になっていて、ざらざらしている感じがするのでそこも確認してみましたが、ざらざらもありませんでした。

これは偽札だ・・・と思いました。どこで紛れ込んだのだろうと思い、これまでのことを振り返ってみました。銀行では透かしの確認も行ったし、上海でのATMでも変なお札はなかったはずでした。ということは、地方の路地にあるATMだと思いました。まさか、ATMで下ろした時に偽札が紛れているとは思わなかったので確認しようがありませんでした。

タクシーを使用時にこっそり紛れ込ませたため、ばれませんでしたが大抵のタクシー運転手や売店の人は、偽札かどうかを常にチェックしている人が多いことに気づきました。それほど偽札が横行しているのでしょう。この被害に遭ってから、このことを痛感しました。

中国では騙す人が悪いのではなく、騙される方が悪いという考え方です。つまり、自分の身は自分で守らなければならない、ということです。当たり前のことですが、日本では財布などもそのまま戻ってくることも多いため海外での常識とも言える、このことを学んだ瞬間でもありました。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

道端のATMではなく、信頼性の高い空港の両替所や銀行で両替するべきだった