旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

中国、香港

あなたが旅行に行った年月

2005年頃

あなたが旅行に行った回数

50回以上

あなたの年齢、性別、職業

45歳、男、SE

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

香港九龍での個人間両替

トラブル内容

以前の仕事柄、香港や中国本土への行き来は何度も経験しているのですが、これはまだ中国で仕事を始める前に旅行者として行った時の話です。

九龍に有名な重慶マンションがあるのですが、そこの一階には何件もの外貨両替所がところ狭しと並んでいます。両替レートは大体どの店も同じくらいなのですが、当時貧乏バックパッカーだった私は、少しでも良いレートの店を利用しようと、何件もの店をハシゴ(リサーチ)してました。

ちなみに(今は分かりませんが)重慶マンションの両替所で交換した大型紙幣には、全てハンコを押してくれます。これは偽札ではない、というお店側の証明のために行っているそうです。

重慶マンション付近ではインド人を始め、東南アジア系の人々や黒人が沢山たむろしているのですが、そのうちの殆どは、カレー屋やホテル、貴金属の店への勧誘が多いです。

でもまれに、外貨両替の提案をしてくる輩がいて、普段は怪しくトラブルに巻き込まれる可能性もあるし、交換レートもおかしな金額なので無視するのですが、その時はとにかく良いレートで中国元が欲しかったので、そのインド人と思わしき人物の話を聞くことにしました。

レートも若干ではありますが良いし、目の前でちゃんと計算し、札束を数えて渡してくれたので、両替したい金額の約半分くらいでお願いすることにしました。ちゃんと提示してくれた通りの金額が渡されたことを自分でも確認しました。

あとで聞いたのですが、当時の中国元は偽札が「本当に」多く、大型紙幣である100元札は小さな商店では受け取ってくれないところが殆どでした。(受け取ってくれるお店でも、店のおばちゃんが時間をかけてお札をじっくり観察・判定します)

結論ですが、私の受け取った中国元の殆どは偽札でした。香港税関では特にチェックはなかったので安心してましたが、大陸に入ってお札を使おうとする度に、「これ、偽札だよ」と拒否されました。そんな私は泣く泣く予定していた訪問地や食事を変更せざるを得ず、蘭州ラーメンと沙县小吃という格安チェーン店で飢えを凌ぐ羽目になりました。

後日談で嘘みたいな話ですが、中国国営銀行のATMから偽札が出てきたことがあります。監視カメラが付いていたので、すぐに窓口にクレームを言いに行ったのですが、「ありえない」「銀行のお札は全てチェック済み」と相手にされず、泣き寝入りしました。

そんな中国で、キャッシュレスがここまで急速に普及したのは、本当に納得が行きます。(物乞いすら自分のQRコード掲げて活動してますからね)

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

ちゃんとした両替所で取引すること。またはレートが悪くても銀行で両替する。(香港内に限る)