旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

インドネシア バリ島

あなたが旅行に行った年月

2008年

あなたが旅行に行った回数

4回

あなたの年齢、性別、職業

37歳 女 会社員

一緒に旅行に行った人の人数

2人

トラブル体験をした場所

クタ市内の両替所

トラブル内容

インドネシア、バリ島へ、友人とふたりで旅行した時のこと。ふたりとも海外旅行は初めてで、しかもガイドブックとスマホを持ってのセルフメイドでしたのでトラブルの多い旅でした。外貨両替に関しても全て自分たちの判断で行っていました。バリ島の街中のほとんどの両替所では、日本円をインドネシアルピアに両替できる、とのことでしたので、日本円を持って行きました。使ってなくなったら両替、という形で旅行生活をしていました。

バリ島のいちばんの都会である、クタの街中で、初めて両替した時の事でした。街中にはそこかしこにたくさんの両替所がありました。当時は街中でも、どこも個人商店的な、日本でいうとちいさなタバコ屋というかんじの両替店ばかりでした。両替といえば銀行のようなしっかりしたところでするものだというイメージを持っていたので、こんな個人商店で大丈夫なのだろうか不安に思いながらも、1軒の両替所を選び、中に入りました。おそらく、私たちは不安でオロオロした様子だったと思います。

中にはふたりのおじさん店員がいて、カウンター越しに、にこやかに私たちふたりをそれぞれが対応してくれました。その手順なこのようなものでした。それぞれ、一万円をおじさんに渡し、おじさんがカウンターの中で一万円分のルピーを用意。そして「数えて確認してみてごらん」と言って私たちに渡す。私たちはカウンターの上で、確かに◯◯◯◯ルピアあることを確認してホッとする。数え終わって間違いなく揃っていることを確認した私たちを見ると、おじさんたちは、「ちゃんとあるだろ?いいね?ほら。」と言って、封筒を用意しながら、その札束をまた渡すように手を出してきたのでした。私は封筒はいらない、と言って、その札束をそのまま財布に突っ込み、友人は封筒に入れてもらっていました。

そして両替所を出て、近くのカフェに入りお茶をしながら、もう一度両替したお金を数えた友人が、「やられたーーーー!」と叫びました。数えた封筒の中お金は日本円で約2000円分ほど少なかったのでした。それを聞いて、私も慌てて両替したお金を数えたのですが、私は確認した通りの金額が揃っていました。ふたりとも、カウンターで確かに提示通りの金額があることを確認したのに、なぜ?!となりましたが、記憶をたどれば、数え終わった後に、店員のおじさんに、まるで自然な流れのように、再度札束を渡すように要求されたところ、そこがトラップだったことに気が付きました。

私は確認後そのまま財布に入れたので免れましたが、友人は再度渡したために、封筒に入れる際、素早く2000円分ほど抜かれたのでした。よく考えれば、確認した後にまた渡すなんて不自然なこと。初めての海外旅行、ドキドキしながらの初めての街での両替で、友人はすっかりおじさんのペースに飲まれていたのでした。私もドキドキオロオロしていたものの、なんとかぎりぎりのラインで、もともとも頑固な性格が幸いして、封筒はいらない、と札束を渡すのを拒むことができたのは良かったな、と思いました。

1か月の自由旅、大きなトラブルはありませんでしたが、このような小さなトラブルは多々ありました。「楽しみながらも警戒はする、自分の嫌なことはしない」というスタンスを常にとることが大事だと学びました。それから10年以上がたちますが、これは旅にておも日常生活においても、持ち続けるべきスタンスものだと思っています。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

金額を確認したら、そのあと札束を手放さないこと。