旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

フランス パリ

あなたが旅行に行った年月

1998年12月

あなたが旅行に行った回数

6回

あなたの年齢、性別、職業

52歳 女性 会社員

一緒に旅行に行った人の人数

2人

トラブル体験をした場所

宿泊したホテルのフロント

トラブル内容

大変古い話で恐縮ですが、私が体験したちょっと苦い両替トラブルの思い出をお話いたします。当時は、今ほどクレジットカードを利用できる所が少なかったのでしょうか、理由は不明ですが、海外旅行のガイドブックには必ず「トラベラーズチェック」というものを現金の代わりにもっていくよう書いてありました。

トラベラーズチェックというのは旅行専用の小切手で、例えば10ユーロごとに小切手が発行されそれが1冊に綴じられているものです。使用前に全てのページの所定の場所に直筆サインをしておき、使用するときにさらにサインをしそれを照合することで、他人のものでなく間違いなく自分のものと証明できる優れモノです。

盗難にあったり紛失したりしても再発行してもらえるので、現金の使用が多かった当時、海外旅行する人の多くは現金の代わりに持ち歩いていたと思います。こんなに安心なものなのですが、使いづらい場合もありました。

例えば、少額で使用したいとき。単位が1枚のトラベラーズチェック以上でないと使えなかったので、例えば10ユーロの小切手で5ユーロのお買い物はできません。あまり覚えていませんがお釣りを出してくれるお店もあったかもしれませんが、ほとんど無理だった気がします。

観光していると思ったより小さなお店で小さな買い物をする機会があり、小銭をガンガン使ってしまいました。というより、意外とトラベラーズチェックを使う機会が少なかったのです。というわけで、持ってきた現金が残り少なくなってきたので使い勝手の悪いトラベラーズチェックを現金に換えることに決めました。

両替するところに詳しくなかったのと、たまたま宿泊中のホテルが外貨両替サービスをしてくれるということを何かの折に知ったこと、それが失敗でした。ちゃんと調べて銀行や正式な両替所に行くべきでした。

ホテルのフロントにお願いすると、英語ではなくフランス語で機関銃のように話されまったく何を言っているかわかりません。何度もつたない英語でお願いしても、はあ?というリアクションで返されてしまいます。

最終的に何が合意に至ったのか記憶にありませんが、両替することに成功しました、が、徴収された手数料は約30%。すごくびっくりしました。日本だったら絶対あり得ない!しかし、抗議できるほどの語学力もなくあきらめるほかありませんでした。

今思うと、手数料の明細らしきものが貼ってあったようですが語学力不足でそれを理解することすらできなかった、それを今でも悔やんでいます。その後、海外旅行はクレジットカードでほぼ事足りるようになったのでそのような不快な経験はせずに済むようになりました。いい時代になったものです。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

信頼性の高い街中の両替所で両替するべきだった