旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

インド・ニューデリー

あなたが旅行に行った年月

2018年9月

あなたが旅行に行った回数

80回

あなたの年齢、性別、職業

36歳、女性、主婦

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

インドのニューデリーの安宿街にある両替所

トラブル内容

それは、一人でインドを旅行していた時のことでした。私はこれまで海外渡航は80回ほど経験しており、インドも2回目の訪問。危ない目にあったことも何回かあるし、両替の極意もわかっているつもりでした。今思えば、この旅への慣れが全てのトラブルの始まりだったように思います。

インドの旅はデリーからスタート。初めから手数料が高くレートの悪いデリーの空港では移動とその日の宿代くらいのお金しか両替せず、デリーの安宿街にある外貨両替所でレートの良いところを探してお金を代えようと思っていました。安宿街についてその日に泊まる宿を決めて、外貨両替所を探します。いくつか見ると、レートの良さそうなところを発見。ここで両替をしようと思った時に、近くにいたインド人に話しかけられました。

「もっと良いレートの両替所を紹介しようか?」

なんだか怪しい雰囲気だったので、その誘いを断ろうかとも思いましたが、どれだけレートに差があるのか気になり、レートの確認だけさせて欲しいと言うとオーケーとのこと。薄暗い細い道を抜けて、そのインド人の言う両替所に到着しました。レートを見ると、確かにストリート沿いの店よりもレートは良いです。しかも、怪しむほど抜群にいいわけではなく、「少し」良いレートだったのです。これが私を安心させました。ここでもし、他の両替所よりも抜群にいいレートだったら、「何か裏があるはずだ」と怪しんでいたと思うのです。

インド人に言われるがままにたどり着いたその両替所でいざ、両替をしました。机の奥にいるインド人がルピーと紙のレシートを持ってきます。もう一度自分でも計算して、インドルピーを受け取ります。数えてみると、破れている紙幣が3枚。目ざとくその破れた紙幣も申告し、綺麗な紙幣に替えてもらいました。計算も合っているし、受け取った枚数も正しいし、破れた紙幣も交換してもらった。全てインドでの両替トラブルはクリアしたなと思って両替所を出て、案内してくれたインド人にもお礼を言って宿の近くまで戻りました。

自分がトラブルに巻き込まれたと気付いたのは、次の日に宿で支払いをするとき。紙幣を渡すと、ホテルのオーナーがこう言ったのです。
「これは偽札だよ。」
驚いて自分でも確認しましたが、違いがわからない。もしかしたらこの宿のオーナーが嘘をついているのかも?と思った私は「どこが偽札なんですか?」と強めの口調で言ったところ、オーナーはため息をつきながら本当のお札を私に握らせてくれたのです。触り心地、紙幣の紙質が全然違いました。しかし、見た目や紙幣のデザインは全く本物と同じ。オーナー曰く、この近辺で流行っている両替トラブルだそうです。

やはり、インド人の誘いには絶対に乗ってはいけないんだなと学んだ出来事となりました。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

インドでは人から誘ってきたものには裏があると思うべきだった。