旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

ペルー、クスコ

あなたが旅行に行った年月

2017年9月

あなたが旅行に行った回数

4回目

あなたの年齢、性別、職業

26歳、女、アルバイト

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

ぺルーのマーケット内のATM

トラブル内容

ペルーへと1人で旅行した時に体験したトラブルです。当時の私は大学を休学し、カナダでのワーキングホリデー終了後にアメリカ、メキシコ、ペルーへと南下しながら女ひとり旅をしていました。アメリカとメキシコでは現地に住んでいた友人が観光案内をしてくれ、私自身が気を張らなくても楽しく安全に旅行をしていたのですが、ペルーには一人として知り合いはおらず、完全なるひとり旅。加えて、英語は喋れるのですが、ペルーはスペイン語圏。全くスペイン語が喋れないにもかかわらず、多少の日常会話なら英語も通じるだろうと高を括った私は特に下調べもせず、ペルーへと飛びました。

空港へと到着後、多くの人は現地空港の外貨両替所で日本円を両替すると思うのですが、カナダで約1年弱過ごした後の私は日本円の現金の手持ちがなく、また、当時のカナダドルは通貨価値が日本円やアメリカドルに比べて極端に低かった事と、ペルーとの外貨流通が少ない為かレートは良くありませんでした。そのため、日本から持ってきていた国際キャッシュカードをATMで利用し、現地通貨を引き出す事に決めていました。

空港でATMを利用したのですが、あからさまに観光客で女の私があまりの大金を身につけての旅行は危険ではと考え、2,3日程度分の必要な額だけ引き出し、後々またお金が必要になればその都度引き出す事にしました。数日後、現地の通うマーケットにて食料品等の買い出しをしている際に、手持ちのお金が少なくなっている事に気づき、ちょうどATMがマーケット内にあったので、現金を引き出しました。

その後買い物を続行するのですが、野菜を買おうとしたお店の店員さんがお金を突き返してくるのです。渡したお札は買おうとしている野菜には十分な額のはずなのですが、スペイン語で話しかけてくる店員さんの言うことが全く理解できず、英語も通じない様子。とりあえずお金が受け取れないという事しか分かりませんでした。試しに同じ額の紙幣をもう一枚財布から取り出して店員さんに渡すとそれを受けとり、最初のお札は返されました。未だに理解できてないような私を見た店員さんは、私が握ったままのお札を指差して首を横に振るのです。

どうやらそのお札は偽物らしく、それゆえに受け取ってくれなかったようです。事を理解した私はその店員さんに財布にある全てのお札を見せ、彼女が首を横に振ったものは最初のお札も含め計4枚。合計して約2500円ほどが偽札だというのです。ATMからのお金が偽札という事にショックを受けつつも、少なからず大金では無かった事に安堵しました。

日本では日常的に偽札を見ることはまず考えられませんが、後々調べてみるとペルーで偽札は良く出回っており、現地の方も現金を受け取る際には偽札かどうかを毎回チェックするのだそうです。私が利用したATMは現地の方が多く利用するマーケット内にあった事から、機械の中にあるお札のチェックが行き渡っていなかったのだと考えられます。

今回のトラブルが起きた原因には私にも非があります。まず、現地の治安・通貨情報をよく理解していなかった事。ペルーのみならずお金にまつわる不正はどこの国でもある事なので旅行前の情報収拾は出来るだけしておくに越しません。そして、偽札を受け取るのを避けるために、ATMは銀行支店内に設置されたものを使う事と、お金を引き出した際に受け取り額と偽札かの確認を行う事にも欠けていました。また、運よく私はキャッシュカードの情報流出はなかったですが、ATMの利用の際には周りにカード情報を盗もうとしている人はいないかの注意もしていて損はないと思います。
私の場合は偽札の合計が大きな金額では無かったので、これからの海外旅行についてもっと注意を払う機会となり、ある意味良い経験になりました。皆さんも海外でのATM利用の際は気を付けてください。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動