南アフリカ・ヨハネスブルグで両替をしようとした時のトラブル

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

南アフリカ　ヨハネスブルグ

あなたが旅行に行った年月

2016年10月

あなたが旅行に行った回数

10回以上

あなたの年齢、性別、職業

47歳、男、会社員

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

ヨハネスブルグ市内の両替所

トラブル内容

南アフリカに出張で行ったことがあります。南アフリカの治安は非常に悪い、事前に南アフリカに行ったことがある同僚から聞いていたので、ヨハネスブルグの空港に到着した瞬間から緊張が一気に高まりました。飛行機を降りて出国手続きを完了させ、空港の外に出ると会社で頼んでいたタクシーの運転手が私のネームボードを持って出迎えていてくれました。

非常に愛想が良くフレンドリーな運転手だったので、ちょっと緊張が緩みました。タクシーに乗り「さて、ミスター、とりあえずホテルに行ってチェックインするか」と言われたので、「いや、お金（現地通貨のランド）が全く無いので、とりあえず両替所に行ってもらえますか？」と答えると、「こんな荷物があるのに、市内に行って万が一強盗に遭ったら、あなたの滞在中必要な荷物が全部無くなることになる。ホテルに行って、外出時は必要な物だけ持ち歩くようにしたほうが良い」と言うのでホテルに行くことにしました。

「強盗って結構頻繁にあるんですか？」とタクシー運転手に聞くと「自分のような黒人が強盗に遭うことはあまり無いけど、特にあなたたちのようなお金持ちの外国人は間違いなくターゲットにされる」と言われました。ホテルに荷物をおいて、いざ仕事に行くことにしました。「ミスター、次はオフィスだね」とタクシー運転手は言ってきましたが、「いや、今度はお金を両替したい。」と言い、外貨両替所に連れていってもらいました。

両替所の近くにタクシーを止めてもらい、車外に出ようとすると「ミスター、俺がドアを開ける。待っていてくれ」と言ってドアを開けてくれました。「この辺りは外に無造作に出たらどんなトラブルに遭うかわからないんだ」と言って「俺の近くから離れないでくれ」と私の前を非常に注意深く彼は歩いていきます。両替所に着くと「俺は外で待っている」と言って私だけ両替所に入りました。両替が無事完了し、外に出ようとしたところ、運転手が「ミスター！」と叫びました。え？と思い回りを見ると数名の男が私の行く手を遮ろうとします。とっさに危ない、と思い、両替所に舞い戻りました。両替所のセキュリティがすぐ周辺を見渡して、安全を確認してくれました。私は無事タクシーに戻ることができました。

運転手からは「両替所から出てくる人はみんなお金を持っているだろ？だから強盗に襲われる可能性が一番高いんだ。だから外で怪しい者がいないか見ていたんだけど、ちょっと気づくのが遅かった。申し訳無い」と言ってきました。ただ彼が叫ばなかったら私は到着初日にお金を巻き上げられるところでした。怖かったですがタクシー運転手の心遣いに感謝でした。