通貨の価値変動を身をもって体験したフィリピンでの出来事

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

フィリピン、セブ島

あなたが旅行に行った年月

2014年4月ー11月

あなたが旅行に行った回数

10回以上

あなたの年齢、性別、職業

32歳、 女、 フリーター

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

セブ島内のショッピングモール

トラブル内容

2014年に語学留学でフィリピンのセブに滞在していました。 両替所とのトラブルではないのですが、旅行には役立つ事件だと思うので書かせていただきました。 当時、外貨両替や通貨相場になにも関心がなかったので自分の勉強不足による悲劇だったと思います。

4月に到着したときの円からペソは大体1円→0.68ペソでした。 その時はなるほど、その位なのかと相場を記憶し、とりあえず10000円両替し6800ペソを手にしました。 両替所は学校から近く、ショッピングモール内で治安も心配いらなかったことから必要に応じて少しづつ両替していく方針で納得していました。

学校は寮制だったので食事も飲み物も提供されていて特にお金のかかることはなかったので、 週末に出かける以外必要なかったのと、物価のかなりの安さもあって10000円の両替で1か月ほど乗り切ることができて喜んでいました。

1か月後に当月分のお小遣い予定の10,000円を握りしめて両替所に行くと、なんと1円→0.47ペソまで落ちていました! たった1か月の間で10,000円あたり2,000ペソも暴落しているのであまりの衝撃に目を疑いました。 日本でなにか起きているのかもしれない。きっと一時的なものだろうと考えその日は最小限の1,000円分だけ両替して急いで学校に帰りネットでニュースを検索しました。 確かに当時外交に問題が取りざたされていましたがここまでの大打撃を受けるほどなのかと疑問に思いその後も経済情報を調べ続けることにしました。

結果、自分なりに導きだした答えですが、日本の外交不信もあるにはあったでしょうがちょうどその時期のフィリピンは経済成長期にさしかかっていたということです。 マニラには高層ビルが建ち始め、著名人がこぞってクラブをつくり、私が滞在していたセブでは都市開発が盛んで新しいホテルやモールの建設ラッシュでした。 それをするためには海外投資家の資金なくしてはできませんから必然と資金流入でペソが強くなったのだと思います。

そんなこと一切勉強したことのなかった私なので、気づいたときにはもう遅すぎました。 その後円高になることなく帰国する11月まで0.48~0.42ペソを推移していました。

月30,000円のお小遣いと考えても滞在8か月で24万円はかかりました。 4月時点で全て両替していたら163,200ペソだったのに現実は108,000ペソほどになってしまいました。

自分の勉強不足を本当に悔やむ一件でしたが、 良い勉強にはなったのでその後は海外滞在の前にその国の状況と通貨の推移を勉強するようになり少しは見識もひろがったかなと思いよしとしています。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

信頼性の高い空港の両替所で両替するべきだった