プラハ旧市街で外貨両替に遭遇した不当請求

旅行情報
あなたの旅行先の国名・都市名
チェコ プラハ
あなたが旅行に行った年月
2023年9月
あなたが旅行に行った回数
7回目
あなたの年齢、性別、職業
29歳、男、会社員(企画)
一緒に旅行に行った人の人数
友人一人
トラブル体験をした場所
プラハ旧市街の路面両替所カウンター
トラブル内容
夕方、ホテルにチェックイン後すぐに旧市街広場周辺を散策していた際、細い路地の角にある小さな両替所の看板に目が留まりました。
空港よりも良いレートが大きく掲示され、「手数料ゼロ」とも書かれていました。
夕食代と市内交通のために少額のチェココルナが必要だったこともあり、その場で外貨両替を依頼しました。
窓口の担当者は「今だけの特別レート」「現金払いだとさらに上乗せ」と畳みかけ、紙片に計算した受取総額を書いてこちらに見せます。
ところが実際の処理に入ると、レシートとは別紙で「サービス料」「管理費」「小額紙幣手数料」などの名目が次々加算され、掲示レートから想定した額より明らかに目減りしました。
不審に思い「手数料ゼロのはずでは」と質問すると、「ゼロなのは両替手数料であって、サービス料は別」と曖昧な説明。
さらにキャンセルを申し出ると「すでにトランザクションが進んでおり、取り消すにはリバースフィーが必要」と言われ、キャンセルにも高額の費用がかかると強調されました。
ここで友人がスマートフォンの電卓で実効レート(掲示レートから全手数料を引いた実際の受取額)を計算し直し、ほぼ空港の両替所以下になることが判明。
担当者に内訳の再提示を求めると、今度は「観光税」「セキュリティ費」など別の名目が現れ、説明は二転三転しました。
受け取った紙幣をカウンター上で数えると、1000コルナ札の枚数が説明より1枚少なく、指摘すると担当者は数え直しの最中に別束を重ねるなど視線をそらす行為を見せました。
こちらが「監視カメラの前で相互確認し、内訳は1枚のレシートに合算して印字すること」を求めると、渋々応じ、最終的に一部の名目が取り消されましたが、それでも実効レートは看板表示より大幅に悪化。
時間と気力を消耗したうえ、精神的にも大きな負担となるトラブルとなりました。
店を出た後、観光案内所のスタッフに相談すると、「旧市街周辺の一部店舗では似た事例が散見される。
銀行や正規の両替カウンターか、ATMでの引き出しを推奨」との助言を受けました。
その夜に主要銀行のレートと空港カウンターの情報を調べ、翌日は銀行窓口で必要分だけ両替。
以降の支払いはできる限りカード決済に切り替えました。
今回の教訓は5点ありました。
①街頭の大きな数字より“実効レート”で比較する
②「手数料ゼロ」の表示は但し書きを必ず確認する
③受渡しはカメラの映る場所で双方同時に数える
④即決を迫る勧誘や「今だけ特別」は回避する
⑤少額紙幣の指定は必要最小限にする
短時間で済ませたい焦りが判断を鈍らせたこと、そして事前に信頼できる両替手段(銀行・空港・カード/ATM)を決めておく重要性を痛感しました。
トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動
最初から銀行または空港の正規カウンターを利用し、実効レート(総受取額)を電卓で確認してから手続きすべきでした。
また、少額紙幣の指定も最小限に抑えるべきでした。









































