旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

ブラジル、リオデジャネイロ

あなたが旅行に行った年月

2005年3月

あなたが旅行に行った回数

8回

あなたの年齢、性別、職業

40歳 男性 自営業

一緒に旅行に行った人の人数

2人

トラブル体験をした場所

ブラジル・リオデジャネイロの空港

トラブル内容

私が初めてブラジル・リオデジャネイロへ行ったときに外貨両替のトラブルに巻き込まれた話です。

ブラジルの通貨はレアルといいます。事前の調べで、現地で日本円→レアルに両替するより、先に日本円→米ドルに両替してから現地で米ドル→レアルに両替する方が良いレートだということがわかりました。私も国内で先に米ドルに両替し、現地で両替をする予定でした。

2005年当時のブラジルはまだW杯やオリンピックの開催前で、治安も現在と比べると悪く、行く前からかなり緊張はしていました。空港までは滞在先の知人が車で迎えに来てくれる予定でしたが、空港に着き、ゲートを出ると知人の姿はまだ見当たりません。

代わりに目に入るのは、明らかに観光客を狙う怪しい人々の姿。柱の影から狙いを定めているように見え、不安になります。そして、私たちに一人の男性が近づいてきます。手にはレアルの札束を大量に握りしめ、フレンドリーに「両替してやるよ。」と言ってきます。

明らかに観光客狙いのぼったくり両替商。私は断ろうとしますが、お構いなし。いつのものかわからない新聞を見せ、「今日のレートはこれ。俺ならこれで両替してやる。」「正規のレートより安いぜ」などとしつこく言ってきます。

はじめてのブラジルということもあり、だんだん怖くなり、早くこの場を離れたいという気持ちが出てきた私は、「わかった。」と了承してしまいました。持っていたお金はいくつかの場所に分けていたため、全額両替せずに済みましたが、その場で所持金の一部をその男性に渡しました。

「OK。じゃあこのレートで計算するとこれだけね。」みたいな感じでレアルの札束を渡してきます。もはやその金額が正しいのかどうかを判断することもできません。一刻も早く立ち去りたいと思い、とりあえず現金を受け取って彼と別れました。

ほどなく知人と合流し、さっきあったことを話すと「だまされたな。」と。「今のレートはこうで、かなりぼったくられてるよ。」ということでした。「やっぱりか…」そう思っても後の祭りです。

事前に現地通貨のレートや、治安の悪さなどを頭に入れていたつもりでしたが、やはりいざとなるとパニックになってしまいました。ただ、へたに抵抗してさらなるトラブルに発展するのも怖いのでその時はそうするしかありませんでした。高い勉強代になりましたが、自分の命が何よりも最優先です。

全額を両替しなかったことが不幸中の幸いでした。残りの金額は現地の知人を通して銀行で両替してもらいました。

皆様も外貨両替をする際は、事前にレートを調べた上で、必ず空港や、銀行など正規の場所で両替することをおすすめします。また、万が一トラブルに巻き込まれたときはあまり抵抗せず、安全第一の行動をとることをお考えください。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

事前にレートを調べ、怪しい個人ではなく正規の場所で両替すべきだった。