フランスを感じられる街!バスク地方旅行

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

フランス・バスク地方(バイヨンヌ、サンジャンドリュズ )

あなたが旅行に行った年月

2018年11月

あなたが旅行に行った回数

8回目

あなたの年齢、性別、職業

23歳、女、接客

一緒に旅行に行った人の人数

無し

旅行の目的

綺麗な写真とグルメ

旅行中にいった観光スポット

バイヨンヌ市街地

宿泊施設から橋を渡ると石畳みの市街地が訪れる。名物のハムやチョコレートのお店から靴やマフラーなどの小物を取り扱うお店も多く手頃な値段で購入が可能だ。オススメは私が滞在中に毎日通ったオーガニックの香水屋さん。商品は、香りはもちろんだがネーミングやコンセプトにいたるまで独創性に富んでいて面白い。お土産として一つ購入すればワンプッシュでいつでも旅の思い出に浸れる。街を歩けば木組みの建物にうっとりと見入ってしまい、あっという間に迷ってしまえばあとの祭り。何度グルグル回っても新たな発見があるほど個性豊かな店舗が私達を魅了することは間違いないだろう。

 

ホットチョコレートのお店パスカル

街を歩いていると川沿いに現れた黄色い外観のお店。賑わう人々の手元には赤ワインでもコーヒーでもない何か。店内に入ってみると甘い香りが鼻から入りついつい笑みがこぼれてしまう。やっとここでみんなが飲んでいた何かが『ホットチョコレート』だと分かった。私も一つそれを頼んでみると店員さんがメニュー表を持ってきて一言。『うちは他とは違くてホットチョコレート専門のお店なんだ。』出されたメニューには4種類のホットチョコレートが載っていて、いずれも600円ほどだった。きっと甘すぎると飲みきれないと思い、苦味があるモカを頼んだ。透明のグラスに注がれた温かなモカは、生クリームがふわっと絞られ刻んだチョコがパラパラとかけてあった。テラス席は少し肌寒く感じるが、このホットチョコレートと美しい川の組み合わせは暖かな時を過ごすには十分すぎるくらいだろう。

 

小さな港 〜Port de Saint-jean-de-Luz〜

ここは船が集まる港。まるで景色になるように作られたのではないかというほど目で楽しめる場所なのだ。船はバスク地方を感じる色合いで着色され、それらがいくつも集まるとなんとも可愛らしい。港は小さいからこそ、こうした市街地の一角にあり、カフェでコーヒーを飲みながら景色を堪能できる。カフェ側から見ると奥には山々や赤い屋根の住宅街が広がり空の青色とのコントラストが美しい。晴れた日には、湾内を一周するクルーズもオススメしたい。

 

お買い物ができる『ガンベッタ通り』〜 La Rue Gambetta〜

サンジャンドリュズ駅から道を挟んだ向かいにあるのは、地元の人も利用するお買い物通り。新鮮な食材が並ぶ市場が開催されるせいか早朝から人が集まり活気をみせる。海が近くにあるため、海産物が多くまたその種類もよく見る市場とは比にならないほどだ。シピロン(バスク語では、チピロンと呼ばれる)という料理は、その言葉通りに小イカをソテーしニンニクやオリーブオイルでシンプルに味付けしたものだ。新鮮で採れたてだからこそ出せる味と食感に感動し、お皿いっぱいに盛られていたにもかかわらずあっという間に平らげてしまった。街は人で溢れているが、歩いているといきなり見えてくる海の開放感がパッと心にどこか余裕を持たせてくれる。だから、永遠にここにいたいと思うのだ。

 

ラ・ルーヌ峰

バイヨンヌからバスで約1時間の距離にあるサンジャンドリュズ。そして、そこからさらにローカルバスを乗ってたどり着いたのはラ・ルーヌ峰という標高905メートルの山。ここはピレネー山脈の最西端に位置する。歩いて登るのことも出来るが名物のトロッコ列車をオススメしたい。窓のない木でできた可愛らしい列車はゆっくりと山頂を目指し長い長い斜面を進む。私が行ったのはシーズンも終わりかけだったため、カイロを何枚貼っても震えが止まらないほど寒く、優雅に山の景色を堪能することはできなかったが、花々が生い茂る夏ならば絶景といわれる景色を一望できるだろう。そんなことで登頂直後に下山したくて仕方なかったのだが、山頂には山小屋があり甘いお菓子と暖かなコーヒーを頂ける。お店の人達は家族経営のようでスペイン人だった。英語で一生懸命に接客をしてくれた、まだ幼さの残る青年の優しさに心が和んだ。

 

旅行にかかった費用

旅費:約12万円
ホテル:約2万円
観光・レジャー代:約1万円
食事代:約1万円
お土産代:約5000円
その他:
合計金額:16.5万円

観光へ行く人へのアドバイス

東京にバスクのお菓子を扱うお店が出店したことで、最近ではフランスのバスク領が日本人にも知られるようになってきました。
しかしながら、他の都市に比べてまだ日本人の観光客が少ないように感じます。フランスやヨーロッパの雰囲気を感じたいと思うなら今のうちに訪れてみてはいかがでしょうか。寒い時期の観光は温まる鍋料理を囲いながら、カラッとしたお天気が続く夏の時期なら美しい海を堪能できることでしょう。