バルカン半島諸国では隣国同士の両替ができない

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

アルバニア、マケドニア、コソボ、ブルガリア、セルビア(各国首都)

あなたが旅行に行った年月

2017年8月

あなたが旅行に行った回数

13回

あなたの年齢、性別、職業

38歳、男、会社員

一緒に旅行に行った人の人数

1人

トラブル体験をした場所

マケドニア

トラブル内容

アルバニアの通貨はレクというあまり知られていないものです。アルバニア国内はレクしか使えないため(たまにユーロやドルが使える場合もある)、仕方なくユーロからレクに外貨両替しました。

ただ、隣国のマケドニアに入国し、国境の街オフリドの両替所でマケドニアの通貨であるデナリに両替しようとしたらできませんでした。オフリド中の両替所を訪れたのですが、まったく受け付けてもらえず「どこかレクを両替できるところはないのか?」と尋ねると鼻で笑いながら「No」と言われる始末。首都スコピエでもやはり無理でした。

次にコソボを訪れたときに、今後はマケドニアのデナリを現地通貨であるユーロに両替しようとしたが、やはりこれも受け付けられませんでした。もう1つの隣国ブルガリアでもダメ。最後に訪れたセルビアのベオグラードで、ブルガリアの通貨レヴァをセルビアのディナールに両替しようとしたが、やはりここでも両替は無理。隣国同士で何でこんなにも両替ができないものなのだろうか?

偶然ベオグラードのレストランで一緒に食事をしたドイツ人にその話をしたら、やはりバカにされた感じで「それはあなたが悪い。ここはバルカン半島だぞ。隣国と言っても場所によってはとても行きづらいところもあるし、何しろお互い仲が悪い。隣国同士で協調しようなんて気はまったくない。昔からそうだぞ。日本人には分からないかもしれないが、侵略したりされたりの歴史だ。それにどの国の通貨も世界から見たらまったく信用がない。しょっちゅうトラブルになっている。ただ、アルバニアのレクの硬貨は、見た目がユーロにすごく似ているからドイツで試しに使ってみたら使えちゃったよ(笑)。」と言った感じでした。

確かにレクはユーロそっくりに作ってある。しかし、これ以上使う宛てもない通貨を持っておくわけにはいかない。せめてセルビアのディナールだけでは両替したく、ベオグラード空港でディナールからユーロへ両替を試みたが、これも受け付けてもらえず。ユーロからディナールには両替できるクセになぜ逆はダメなのか?自国の通貨でさえもまったく信用していないバルカン半島の国々でした。バルカンでは自然と現地通貨がお土産になってしまいます。結局、今私の貯金箱には各国の通貨が使い道もなく眠っております。総額は日本円で約5万円。バルカン半島の国々ではくれぐれも両替し過ぎず、細かく刻みながら両替をしてください。あと隣国同士の通貨できないため、共通通貨としてドルやユーロを必ず持っていきましょう。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

両替し過ぎない。メジャー通貨(ドル、ユーロ)は必ず持っていく。