ブエノスアイレスの闇両替で騙された話

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

アルゼンチン、ブエノスアイレス

 

あなたが旅行に行った年月

2015年4月

あなたが旅行に行った回数

3回目

あなたの年齢、性別、職業

35歳、男性、プログラマー

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

ブエノスアイレス市内の両替屋

トラブル内容

私が旅行に行ってた当時のアルゼンチンは経済が崩壊していて、自国の通貨(アルゼンチンペソ)の信頼が低下しみんな外貨(特にアメリカドル)を欲しがっていましたので、正規の両替であれば1ドル=7アルゼンチンペソくらいのところ、非正規の両替屋に行けば1ドル=10アルゼンチンペソくらいになったりします。 ですが、注意事項があってこのレートは公式ではないので何かトラブルがあっても警察等は一切保証はしてくれません。なので旅人の中では通称「闇両替」と呼ばれていたりします。

怖い名前ですが、お得になることに惹かれて私もこの外貨両替にチャレンジすることにし、両替商がたくさんいるフロリダ通りに行ってみました。 行ってみるといかにも怪しいおじちゃんから、若いお姉ちゃんまでたくさんの人が路上で「カンビオ、カンビオ(スペイン語で両替の意味)」と話しかけてきて、何人かにレートを聞いてみると、ある人は「1ドル9.8だ」、そしてある人は「1ドル10だ」、また違う人は「1ドル10.1だ」と様々なレートを言ってきます。

ここでただ単純に1番レートの良いところで変えようとすると、そこは日本と比べて治安が断然悪いアルゼンチンの犯罪都市ブエノスアイレス一筋縄ではいきません。異常にレートの良いところへ行くと「両替屋はこっちだ」と暗い路地とかに案内されて、悪そうな仲間たちに囲まれボコボコに殴られた上、お金を強奪されるなんて話も聞きます。実際、私は宿であった日本人の旅人に「ちょうど今日バスターミナルから宿に移動している途中、若い地元の不良グループに囲まれて荷物一式を盗られました。もう着替えもないんですよね。」なんて話も聞きましたので、たまにある異常にレートの良い人にはもったいないけど無視して、許容範囲内の人でなるべく見た目が悪くない人に目星を付けます。

私が目をつけた人は、小太りで人が良さそうなおじさん(自称マリオ)でレートも1ドル10.2とそこそこ良かったので、マリオに100ドル分両替したい事を話すと「こっちに来い」と路地に連れてかれ、100ドル分のアルゼンチンペソ1020アルゼンチンペソを渡されました。

その時マリオはパラパラっとすばやくお金を数えてこっちに渡してきたので、私もお金を確認するために数えようとすると「この仕事はイリーガル(犯罪)だから警察に見つかる前に早く帰ってくれ」と言って足早にこの場を去るように促します。 私もこの治安の悪い場所で路上でお金を出すのは避けたかったので、そのままその場を去り宿に帰ってきましたが、宿に帰ってお金を数えてみると100アルゼンチンペソ分足りませんでした。その時「やられたー」と思いましたがもちろん後の祭りです。

みなさんももし闇両替する場合は十分気をつけて行って下さい。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

両替したあと、その場でちゃんとお札の枚数を数えるべきだった