バリ島の街の両替所でぼったくり被害

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

インドネシア・バリ島クタ地区

あなたが旅行に行った年月

2009年11月

あなたが旅行に行った回数

11回

あなたの年齢、性別、職業

34歳、女、事務

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

バリ島クタ地区の街中

トラブル内容

街の外貨両替所は、空港の両替所よりもずっとレートが良いので魅力的ですが、ぼったくり等のトラブルが多く発生することで有名です。私もその知識はガイドブックや在住日本人などから得ていましたので、両替所に行くときに、当時仲良くしていた現地ローカルの方を連れて行きました。日本人単独で行くと格好の餌食になると考えたからです。

着くと、カウンターには二人の青年がいました。私は挨拶をすると6万円を差し出しました。 私はあらかじめ、その店に入る前に店頭のレート一覧表を見て、6万円分の両替をした際のインドネシアルピアがいくらになるか計算してありました。ぼったくられること前提でこの両替所に入っていますので、慎重に行動していました。

しばらくすると、彼らがインドネシアルピアの札束を手渡してきましたので、私は1枚ずつ、彼らの前で数え始めました。 彼らは唖然としているように見受けられました。もしかすると、そんなあからさまに札を数え始める日本人は見たことが無かったのかもしれません。 私は数え終わって怒りを覚えました。やはり1万円分足りないのです。

私は、一緒に来ていた現地人友人に札束を手渡し、一枚ずつ数えるようにお願いしました。やはり、結果は私の枚数と同じでした。 私は英語でまくしたてました。私が渡したのは1万円札が6枚だった、なぜ5枚分しか両替しないのか、と。 すると、その店員は、5枚の1万円を私に見せ、「私たちがあなたから受け取ったのは5枚だった」と言ったのです。 私は心底驚きました。外貨両替トラブルとは、意図的なレートの計算間違いが主だとばかり思っていましたが、なんと、初めに預かった金額そのものを小さな金額だったと主張する方法があったのかと初めて気づいたからです。

私は英語で怒りながら、カウンターの奥に手を突っ込みました。するとそこには残りの1万円札が見つかりました。 「じゃあこれは何なの?私は確かに6枚渡した。分かってるでしょ?」と彼らに突きつけました。 彼らは何も言わず、黙ったまま、残りの1万円札分のインドネシアルピアを私に渡してきました。私はそれも1枚ずつ彼らの目の前で数え上げ、さらに友人にも数えてもらいました。

やっと私の計算した当初の金額になったのを確かめると、私はくぎを刺すように彼らに向かって言いました。 「面倒くさいことして。最初からちゃんと仕事してよ。」と。 彼らは茫然と突っ立ったまま一言も発しませんでした。

店から出ると、友人が言いました。 「あの店員たち、かなりびっくりしていたね。きっとこの手で何度も成功しているんだよ。でも相手を疑わない日本人はお金を数えたり英語で反論したりしないんだと思う。初めての経験で圧倒されたんじゃないかな。」

バリ島は日本人観光客がとても多いことで有名です。日本語が話せるインドネシア人もたくさんいます。 それまで数々のぼったくりを成功させてきたであろうあの店員たちが、この私の一件で、日本人にもアグレッシブな人間もいることを知り、考えを改めてくれれば良いと思いました。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

やはり大手の銀行窓口で両替するのが1番良いと思う