香港,両替,トラブル

旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

中華人民共和国、香港特別行政区

あなたが旅行に行った年月

2016年5月

あなたの年齢、性別、職業

49歳、男、自営業

一緒に旅行に行った人の人数

単独

トラブル体験をした場所

香港区内側で国境付近駅構内の外貨両替所

トラブル内容

所用で中国の深圳に向かう時は、香港から電車を利用して中国との国境に接する近くの駅に向かいます。国境にまたがるその駅には、香港側の外貨両替所と深圳側の外貨両替所がある中、今回もいつも利用している香港側の両替所で両替しました。3,000香港ドルから人民元への両替依頼をしました。

その当時の対象外貨為替レートを明確には覚えていないのですが、例えば1香港ドルから人民元への外貨両替の為替レートが0.848と電光掲示板に表示されている場合、両替すると2,596.11元と分かります。両替商の人はまず両替後の額として、確かに人民元2,596.11を言い、為替レートと両替前と両替後の額が記載された小さな記録紙を私に渡します。そして最も大きい値の数字の100元札から、25枚きちんと有るかどうか紙幣枚数自動カウント機でチェックし、間違いないかどうかを両替商の人そして依頼者である私も確認します。以上の流れで問題なければ、その場ですぐに財布に入れてしまうのが従前からの私の習慣でした。

しかしながら今回両替トラブルに遭ってしまいました。中国深圳へ入境を無事に終え、ホテルの部屋に着き一息ついた処で、香港ドル用財布の中へ無造作に折り曲げて入れておいた人民元の札束を、人民元用財布に一枚一枚入れ替えていた時の事です、香港ドル2枚が人民元札束に混入していたことを知ったのです。普段、紙幣のデザインに関心を持たずに両紙幣を使用していたのですが、このトラブル発生直後に気付かされましたのは、100人民元札と100香港ドル札のサイズと全体的な色使いが似通っていたのです。言い訳と取られても致し方ありませんが、両替商が25枚の札束を手際よく私の前でカウントし、機械にかけ、そして手渡されても全くもって香港ドルが2枚も混入していたなどと思いもしないし、気付くこともありませんでした。

中国ではまだまだインターナショナル・クレジットカードの使用ができないお店が多いので、何をするにも現金を保有していることが大切です。20年ほど前であれば、人民元よりも香港ドルの価値が高かった為、深圳では香港ドルを受け入れてくれるお店は比較的多かったのです。昨今の事情はと言いますと、深圳では香港ドルは毛嫌いされており、例えば100人民元紙幣を使って買い物をしたい時、100人民元がなく100香港ドルしかないので、これで支払いを認めて欲しいと訴えても20年前ならともかく今日では受け入れません。また仮に香港ドル紙幣を数枚保有していて、120香港ドルで支払うので認めて欲しいという場合でも、支払いを受理してくれる可能性は50%です。このような事情を知っていただけに、200人民元が足りないことに至極ショックを受けました。また、所用を終え仮に100人民元を数枚残したまま香港に戻り、そして100人民元から香港ドルに外貨両替する場合は、更に損したことになるわけです。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

香港ドルと人民元紙幣はサイズや紙幣全体への色使いが似通っており、見間違え易いので、両替時の如何なるトラブル防止のためにも、香港ドルから人民元に外貨両替する際は、両替後直ちにその場で、一枚一枚の枚数カウントのみならず、依頼した人民元であるかどうかも確認すべきでした。