旅行情報

あなたの旅行先の国名・都市名

タイ、バンコク

あなたが旅行に行った年月

2019年8月

あなたが旅行に行った回数

3回目

あなたの年齢、性別、職業

24歳、男、大学生

一緒に旅行に行った人の人数

1人

トラブル体験をした場所

バンコク市内の観光地近くの両替所

トラブル内容

大学時代の友人と2人で、初めてのタイ旅行に行ったときのことです。
到着して最初の数日は特に問題なく過ごし、街の屋台やマッサージなども楽しんでいました。
問題が起きたのは、バンコク中心部の観光地「ワット・ポー」を訪れた日の午後です。
観光を終えて帰る途中、「BEST RATE」と大きく書かれた黄色い看板の小さな両替所を見つけました。
店構えは少し古く、窓口の奥には年配の男性が座っていましたが、店の外に「No Commission(手数料なし)」と書いてあったので、安心して入ってしまいました。

その時、手元には1万円札しかなく、次の日の交通費と食事代のために少しだけ外貨両替しておこうと思い、1万円を渡しました。
男性は電卓を叩いてレートを示し、「今日のレートは良いよ」と言いながらバーツ札を数えて渡してきました。
私は「まあこんなものかな」と思い、細かく確認せずそのまま財布にしまってしまいました。
今思えば、これが最大のミスでした。

ホテルに戻り、冷房の効いた部屋で一息ついた後、ふと気になって紙幣を数えてみると、どう見ても金額が少ない。
レシートはもらっていませんでしたが、計算するとおよそ800バーツ(当時のレートで3,000円ほど)が足りない計算でした。
友人も同じ店で両替していたので確認してもらったところ、彼は問題なく正しい額を受け取っていました。
私だけがごまかされたようです。

すぐに戻って事情を説明しましたが、店員の男性は「ちゃんと渡した」「数え間違いだ」と繰り返すばかりで、全く取り合ってくれません。
英語もあまり通じず、こちらが声を荒げると逆に「警察を呼ぶぞ」と脅される始末。
結局、その場ではどうにもならず、悔しい気持ちを抱えたまま引き下がるしかありませんでした。

後で調べると、観光地付近の小規模な両替所では「レートが良い」と見せかけて観光客を狙う手口があると知りました。
中には紙幣をわざと数え間違える、古い札を混ぜる、レート表示を途中で変えるなど、さまざまなトラブルがあるようです。
私は「手数料なし」という文字に安心してしまい、店の信頼性を確かめることを怠っていました。
旅先では気が緩みがちで、特に現金のやり取りには注意が必要だと痛感しました。

旅行の楽しさに水を差された出来事でしたが、この経験があったおかげで、以降の海外旅行では慎重にお金の管理ができるようになりました。
短時間の油断が数千円の損失につながることもあると身をもって学びました。

トラブルに巻き込まれないためにするべきだった行動

両替をする際は、その場で金額を必ず数えて確認することが大切です。
また、多少レートが悪くても空港や大手の両替所など信頼できる場所を選ぶべきでした。
「レートがいい」という言葉に惑わされず、安全を優先して両替することが一番の防止策だと思います。